シンプルな料金体系を!Y!mobile (ワイモバイル)に望みたいこと

昨日はモバイル業界にとって、久々に大ニュースがあった。
かねてから合併がアナウンスされていた、イーアクセスとウィルコムの合併会社をYahoo! JAPANが買収し、「Y!mobile (ワイモバイル)」とになるというのだ。

ヤフーがイー・アクセスを傘下に、新社名は「ワイモバイル」 – ケータイ Watch


当初4月に予定されていた合併が延期された辺りから何かあると思っていたが、まさかこんな事になるとは。やっぱモバイル業界って面白いなぁと思った。

というわけで久々に登場する新キャリアY!mobileに望みたい事や、設立の裏事情などを妄想してみる。

シンプルな料金体系を実現して欲しい

代表取締役社長となる宮坂学氏は以下のように語ったそうだ。

インターネットカンパニーとして、ネットサービスが主力となり、サービスをゼロベースで見直し、サービス体系・料金体系を極力シンプルにする

この言葉には非常に期待したい。

というのも、現在の携帯電話料金はとにかく複雑過ぎる。それは、docomo・au・SoftBankはもちろん、合併前のイーモバイルやウィルコムも同様。だが、かつてとても分かり安くてシンプルな料金体系が存在した。SoftBankが提供していた、サービス開始当初の「ホワイトプラン」だ。

根拠があってないような割引や付帯条件だらけのゴールドプランという料金プランの失敗を経て産まれた、文字通り純白の「ホワイトプラン」は、個人的にはiPhoneを導入したことよりSoftBankの大きな功績だと思っている。ところが今や名前だけが残り、2年縛りなど条件が複雑化。もはや当初の思想はどこへ?という状態。

iPhone 5で苦しむSoftBank。シンプルだった原点を取り戻して欲しい


加えて今年になって発表された「VoLTE時代を先取りした革新的な料金プラン」。

よく見ないと分からない。音声通話とパケット通信をセットにしたSoftBank新プランの注意点


正直これを見て、SoftBankにはもうシンプルな料金体系を作る気はないのだなぁと思った。

Y!mobileにはかつてSoftBankが実現していたもの以上に、シンプルで分かり易い料金プランを実現して欲しい。

SoftBankグループという縛り

とはいえ、多くの人がご存じのようにYahoo! JAPANはSoftBankグループの企業。ネットワークも今までと同じように、SoftBankと相互利用をするようだし、大々的に発表しているがグループ企業内での統廃合に過ぎないという見方もある。

実際その根拠はいくつかあって、その中で一番大きいのは近々始まるといわれる、1.7GHz帯の追加割り当て。この帯域で現在サービスを提供しているキャリアは現イーアクセスとdocomo(東名阪限定)。これが喉から手が出るほど欲しいのは各社同じだが、特にイーアクセスは切望していた。

1.7GHz帯の追加割り当てに向け猛アピールするイー・アクセスの懸念材料とは 日経トレンディネット


SoftBankグループでなければ、おそらくイーアクセスで決まりだったと思う。ところがSoftBankグループになった事から、グループ全体で持っている帯域数の合計だけで言えば実はdocomoより多いという現実があり、不利になるとみられていた。

形の上ではSoftBank資本から外れるので、1.7GHz帯の割り当てを有利に進めるための施策という見方も実はある。まあ、実際無関係って事はないと思う。

終わりに

Y!mobileの注目ポイントは本店であるSoftBankから独立しつつ上手く利用して、オリジナルブランドに育て上げられるかにかかっていると思う。SoftBankのLCCという位置付けは1つあるとは思うが、それだけではやはり厳しい。

例えばMVNO並にパケット通信料を下げた料金プランを作り、SoftBankのiPhoneでも使えるようにSIMだけ提供するとか(現状端末はAndroid中心でiPhoneを提供する予定はないらしい)、音声通話もSoftBankと同等にした上で、Y!mobile版「誰とでも定額」を提供するとか。

両社が提供する端末のSIMロックに対する考え方の方針次第ともいえるが、SoftBankの顔を伺ってたら上記のようなプランは多分実現出来ないと思う。

料金プランなどの詳細は、新会社「ワイモバイル株式会社」が設立する6月2日までには発表されるだろうが、どんなものになるかは注目したい。

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2 件のコメント

  • 記事の内容、まさにその通りだと思います。

    今年は端末とSIMの分離が進む年だと改めて認識していますが、それを進めた欧州の状況を見ると少々複雑です。モバイル業界はインフラ投資にお金がかかります。そして原資が今の高い料金である事も認識しなければならない。結果欧州ではLTEなどの高速通信で他の国に遅れをとる形となっています。

    高い料金がいいとは言いませんが、安さを追求しすぎるのもよくありません。日本の携帯電話業界の唯一の売りは「どこでも繋がる」という点だと思います。日本は端末もサービスも他国にほぼ取られました。自業自得と言えばそれまでですが、シンプルな料金体系が適切にインフラ投資に向く事を期待したいです。それが次のモバイルの土台になると思いますので

    • 安かろう悪かろうでは困るのですが、その辺りのバランスは難しいところですね。
      高速大容量通信ができるにこしたことはないものの、万人に必要かと言われたら必要無いですし、、、