2018年9月に開始して9ヶ月程経過した、倉敷の観光メディア「倉敷とことこ(通称:くらとこ)」。
2019年6月12日発行の山陽新聞朝刊に紹介記事が掲載され、僕の予想よりは随分調子よく進んでいるように感じます。
ただ、実体としてはこのブログ「アナザーディメンション」で生まれた利益の大半を投入し、なんとか運営を継続している状況……。
2019年6月末時点の、「倉敷とことこ」運営状況を軽くつづってみます。
本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています。
2019年4月の「観光メディアっぽい」WEBデザインリニューアル
2019年9月開始時のデザインは、立ち上げを優先したので「暫定版デザイン」という位置付けでした。
とはいえ、基本的にはテキストコンテンツ中心の「ブログ形式」。
問題なければこのまま行くつもりだったので、決して手を抜いたわけではありません。
ただ、始めてみるとやっぱり思ってしまいます。
僕は「倉敷とことこ」を、「地域ブログ」とは最初から言ってません。
「地域メディア」と言っていて、「メディア」を名乗るからには、それなりの責任感を持って運営してます。
もちろん「地域ブログ」だから無責任という話ではないですが、覚悟と立ち位置を分ける意味でもそうしました。
- 継続性を担保する
- 記事は全て「取材」して書く
普通のブログ記事として書くのと比較すれば、最低でも3倍くらい時間がかかりますが、非効率でもここだけはこだわっています。
協力してくれているライターさんも、「熱い想い」を持って書いてくれているので、そのためには「目をひくデザイン」が必要と思ったんです。
観光で必要なのは「ワクワク感」
僕はそう思ったので、新デザインを導入する決意をしました。
2019年1月に顔合わせをして、以来デザイナーさん・僕を含むくらとこメンバー3名で3ヶ月ちょっと検討して、新しいデザインが完成!
ちなみに、デザインを請け負ってくれたのは、初期デザインと同じく「龍弥デザイン」です。
龍弥デザインの脇坂さんは、個人的な友達でして、それに甘えて色々無理難題言っちゃいました……(笑)
ですが、出来上がったものは、インパクトのあるものになったと思います。
GWという美観地区の繁忙期にどこまで戦えるか?
「倉敷とことこ」は観光メディアなので、アクセスが増えるのは観光シーズンです。
- 春のGW
- 秋
時候のよい時期に観光客が集中するわけで、この時期にアクセス数がどれだけ増えるかが「メディアの戦闘力」と言えます。
2019年4月末時点では、開始から7ヶ月経過してます、メンバーは「アクセス増えますかね?」なんて聞かれましたけど……。
季節要因よるアクセス増は、SEOアクセスが多いこと
逆に言えば、くらとこはまだまだSEOで戦えるレベルではないです。
ここに関しては「最低1年は我慢」と思っているので、別に焦るものではないんですが、若干増えたので逆に驚きました。
一応今まで封印していた「まとめ記事」を書いて、多少頑張った成果かもしれません。
その甲斐あって、くらとこのアクセス数は2019年5月実績で「1万PV」を超えたんです!
SNSはFacebookページの「海外特化」がかなりハマった
くらとこはSNSを3つ運用しています。
最初からわりと調子よく運用しているのがTwitterで、昔も今もアクセスの大半はTwitterです。
他のSNSについては正直僕自身あまり使っておらず、どうしていいか困っていました……
ただ、Facebookページは1つだけ参考にしたところがあります。
僕が大好きなアイドルグループ「わーすた」のFacebookページです。
わーすたFacebookページの特徴は「海外特化」
さらに言えば、「今は海外在住で、日本に関心のある外国人」です。
そう思って運営方針を一気に切り替えて、運営し始めたのが2019年3月頃ですが、Facebookページのいいね数(Like)が随分延びました。
2019年6月末時点で「757いいね」。
運営方針を変えただけで無く、メイン担当も完全に分けたので、お互い好き勝手できるようになった影響も大きいでしょうね。
結果として、TwitterとFacebookの運営はかなり軌道に乗って来たように思います。
あとは、一番苦手なInstagram……。
大原美術館など有名施設、思い入れのあるお店も紹介できた
くらとこのメインコンテンツはお店・文化施設の紹介です。
設立は「平成30年7月豪雨」がきっかけで、真備町の情報発信がメインですけど、僕自身が倉敷在住なので紹介したいお店はたくさんあります。
1つ目は、倉敷が誇る「大原美術館」です。
とはいえ、僕自身そんなに行ったことはないし、詳しいことは知りません。
取材できることになり、実際にお話を聞いたりして「ここは本当に凄いところだ」と知った感じですが、だからこそ地元の方にも読んで欲しいと思っています。
2つ目は、僕が大好きなお店の1つで、個人的にもお世話になっているお店を紹介できたことです。
岡山スマホユーザー会の会場としてお馴染みの、「くらしき茶房 桜花」。
自己満足といえばそれまでなんですけど、こういう形で「恩返し」ができるのはやってよかったなぁと心から思います。
古巣「ピープルソフトウェア株式会社」と組んで仕事ができた
もう1つ大きなトピックとしては、僕が2018年7月まで10年間働いていた、「ピープルソフトウェア株式会社」が主催するイベントを紹介しました。
「第2回高梁川流域周遊ラリー」というスタンプラリーのイベントなんですが、基本コンセプトは「復興支援」です。
くらとこでイベント紹介記事も書いたんですが、インタビューに対応してくれた方々は、ガチの元上司を含む、顔見知りの皆さま。
「熱い想い」を聞いて、古巣という思い入れはあるにせよ、少しでも発信のお手伝いができたらと思いました。
「第2回高梁川流域周遊ラリー」は、以下の地域を対象にしたイベントでした。
- 倉敷市真備町
- 矢掛町
- 総社市
くらとこは「倉敷」の観光メディアなので、矢掛と総社はエリア外です。
可能な範囲で、参加店舗の紹介記事を書かせてもらいましたが、「倉敷縛り」を外して、むしろ倉敷以外の記事を頑張りました。
実際足を運ぶと、僕が知らなかった事実も色々耳にしたんです。
こういう情報を少しでも発信できるのは、WEBメディアの役割なのかもしれない
地元紙「山陽新聞」で紹介してもらった
「第2回高梁川流域周遊ラリー」は期間が決まっているイベントなので、紹介記事はそれまでに公開する必要がありました。
しかし、くらとこは少ないリソースでまわしているので、記事の量産が難しい状況にあります。
そんな中で、精一杯頑張ったわけですが……
なので、元々6月から7月中旬はお休み期間にするつもりでした。
そんなことを思っていた時に、舞い込んできた新聞取材の話。
2018年8月に「岡山ブログカレッジ」の紹介記事を書いてくれた記者さんからでした。
取材は5月末に行い、6月12日の朝刊で掲載されたんですが、予想を超える大きな扱いにビックリ!
課題は「スピード感をあげること」
こんな感じで確実に認知度は上がってきたと思いますし、お金のことを除けば、僕が予想した以上に「順調」に立ち上がって来たと思います。
そろそろ「落とし穴」がありそうですが……。
ただ、課題も見えてきました。
現在、くらとこで記事を書いてくれているライターさんは、「岡山ブログカレッジ」で出会った方々。
つまり、ブロガーが多く、この人達は元々ある程度「書ける人」です。
なのでどうしても、文字数の多いボリューム感満点の記事になる傾向が強くなりました。
これはこれで大事なんですが、「倉敷の今を伝える」と言っているわりに、スピード感に欠けるという現実……。
特に、平成30年7月豪雨で被災した真備町は、様々な活動が行われています。
そう考えた時、ニュース的にコンパクトな記事も必要と考えるようになりました。
そのテンプレート的に書いたのが以下の記事です。
近いうちに「くらとこレポーター」として、レポート記事を担当するライターさんを募集しようかと思っています。
終わりに
「観光WEBメディア」は全く運営経験がない状態で始めました。
今も手探りの状態ですが、やり方は固まってきた気がします。
今の感じなら、「僕がメディアの力を、自分の力と過信する愚行」をやらない限り、ある程度のところまではいけるでしょう。
ただ、そろそろ最大の課題を解決する方法を考える時期が来ています。
運営資金をどう稼ぐか
冒頭で書いた通り、「9ヶ月で160万円」使いました。
ここにはWEBデザインの作成費用も含まれるため、今後の支出は減るでしょうが、僕のブログの利益を投入して運営する仕組みでは、長続きしません。
僕のブログの利益は「アフィリエイト」がほとんどで、これはGoogle検索アルゴリズムのアップデートで吹き飛ぶ可能性のある、極めて不安定なもの。
今はこのことを必死に考えています。
開始から1年経つ、2019年9月までに一定の方向性が出せたらよいなぁと思ってますが、これは本当に難しいです……。