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投入資金は9ヶ月で160万円。新聞で紹介されたり、地域メディア「倉敷とことこ」は順調だけど、課題も鮮明化した9ヶ月目

「倉敷の今」を伝えるWEBメディア

2018年9月に開始して9ヶ月程経過した、倉敷の観光メディア「倉敷とことこ(通称:くらとこ)」。

2019年6月12日発行の山陽新聞朝刊に紹介記事が掲載され、僕の予想よりは随分調子よく進んでいるように感じます。

ただ、実体としてはこのブログ「アナザーディメンション」で生まれた利益の大半を投入し、なんとか運営を継続している状況……。

チー
ちなみに、9ヶ月間で「160万円」くらい使ったよ(笑)

2019年6月末時点の、「倉敷とことこ」運営状況を軽くつづってみます。

この記事の掲載内容は、2021年1月3日時点の情報です。現在の情報とは異なる場合がございますので、あらかじめご了承ください。

本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています。

2019年4月の「観光メディアっぽい」WEBデザインリニューアル

倉敷とことこV2

2019年9月開始時のデザインは、立ち上げを優先したので「暫定版デザイン」という位置付けでした。

とはいえ、基本的にはテキストコンテンツ中心の「ブログ形式」。

問題なければこのまま行くつもりだったので、決して手を抜いたわけではありません

ただ、始めてみるとやっぱり思ってしまいます。

チー
観光メディアなのに、「ワクワク感」がない……。

僕は「倉敷とことこ」を、「地域ブログ」とは最初から言ってません

「地域メディア」と言っていて、「メディア」を名乗るからには、それなりの責任感を持って運営してます。

もちろん「地域ブログ」だから無責任という話ではないですが、覚悟と立ち位置を分ける意味でもそうしました。

  • 継続性を担保する
  • 記事は全て「取材」して書く

普通のブログ記事として書くのと比較すれば、最低でも3倍くらい時間がかかりますが、非効率でもここだけはこだわっています。

「倉敷の今」を伝えるWEBメディア

協力してくれているライターさんも、「熱い想い」を持って書いてくれているので、そのためには「目をひくデザイン」が必要と思ったんです。

観光で必要なのは「ワクワク感」

僕はそう思ったので、新デザインを導入する決意をしました。

2019年1月に顔合わせをして、以来デザイナーさん・僕を含むくらとこメンバー3名で3ヶ月ちょっと検討して、新しいデザインが完成!

ちなみに、デザインを請け負ってくれたのは、初期デザインと同じく「龍弥デザイン」です。

龍弥デザインの脇坂さんは、個人的な友達でして、それに甘えて色々無理難題言っちゃいました……(笑)

ですが、出来上がったものは、インパクトのあるものになったと思います。

チー
一番キレイなのは、パソコンからアクセスした時なので、よかったら一度みてみてください

GWという美観地区の繁忙期にどこまで戦えるか?

GWは繁忙期

倉敷とことこ」は観光メディアなので、アクセスが増えるのは観光シーズンです。

  • 春のGW

時候のよい時期に観光客が集中するわけで、この時期にアクセス数がどれだけ増えるかが「メディアの戦闘力」と言えます。

2019年4月末時点では、開始から7ヶ月経過してます、メンバーは「アクセス増えますかね?」なんて聞かれましたけど……。

チー
まあ、ほぼ「無風」だったよね(笑)

季節要因よるアクセス増は、SEOアクセスが多いこと

逆に言えば、くらとこはまだまだSEOで戦えるレベルではないです。

ここに関しては「最低1年は我慢」と思っているので、別に焦るものではないんですが、若干増えたので逆に驚きました

くらとこ初のまとめ記事

一応今まで封印していた「まとめ記事」を書いて、多少頑張った成果かもしれません。

その甲斐あって、くらとこのアクセス数は2019年5月実績で「1万PV」を超えたんです!

SNSはFacebookページの「海外特化」がかなりハマった

くらとこFBページ

くらとこはSNSを3つ運用しています。

最初からわりと調子よく運用しているのがTwitterで、昔も今もアクセスの大半はTwitterです。

他のSNSについては正直僕自身あまり使っておらず、どうしていいか困っていました……

ただ、Facebookページは1つだけ参考にしたところがあります。

僕が大好きなアイドルグループ「わーすた」のFacebookページです。

わーすたFacebookページの特徴は「海外特化」

チー
倉敷美観地区は外国人観光客が多いし、外国人向けに訴求するのは面白いかもしれない

さらに言えば、「今は海外在住で、日本に関心のある外国人」です。

そう思って運営方針を一気に切り替えて、運営し始めたのが2019年3月頃ですが、Facebookページのいいね数(Like)が随分延びました

2019年6月末時点で「757いいね」。

チー
まさかTwitterの数を超えるとは思ってなかったけど、あっさり超えてさらに突き放してしまった(笑)

運営方針を変えただけで無く、メイン担当も完全に分けたので、お互い好き勝手できるようになった影響も大きいでしょうね。

結果として、TwitterとFacebookの運営はかなり軌道に乗って来たように思います。

あとは、一番苦手なInstagram……。

大原美術館など有名施設、思い入れのあるお店も紹介できた

大原美術館

くらとこのメインコンテンツはお店・文化施設の紹介です。

設立は「平成30年7月豪雨」がきっかけで、真備町の情報発信がメインですけど、僕自身が倉敷在住なので紹介したいお店はたくさんあります

1つ目は、倉敷が誇る「大原美術館」です。

とはいえ、僕自身そんなに行ったことはないし、詳しいことは知りません。

取材できることになり、実際にお話を聞いたりして「ここは本当に凄いところだ」と知った感じですが、だからこそ地元の方にも読んで欲しいと思っています。

チー
色んな話を聞けば聞くほど、「大原家すげぇ……」ってなる
くらしき茶房桜花

2つ目は、僕が大好きなお店の1つで、個人的にもお世話になっているお店を紹介できたことです。

岡山スマホユーザー会の会場としてお馴染みの、「くらしき茶房 桜花」。

自己満足といえばそれまでなんですけど、こういう形で「恩返し」ができるのはやってよかったなぁと心から思います。

古巣「ピープルソフトウェア株式会社」と組んで仕事ができた

第2回高梁川流域周遊ラリー

もう1つ大きなトピックとしては、僕が2018年7月まで10年間働いていた、「ピープルソフトウェア株式会社」が主催するイベントを紹介しました。

ピープルソフトウェア株式会社

「第2回高梁川流域周遊ラリー」というスタンプラリーのイベントなんですが、基本コンセプトは「復興支援」です

くらとこでイベント紹介記事も書いたんですが、インタビューに対応してくれた方々は、ガチの元上司を含む、顔見知りの皆さま

「熱い想い」を聞いて、古巣という思い入れはあるにせよ、少しでも発信のお手伝いができたらと思いました。

「第2回高梁川流域周遊ラリー」は、以下の地域を対象にしたイベントでした。

  • 倉敷市真備町
  • 矢掛町
  • 総社市

くらとこは「倉敷」の観光メディアなので、矢掛と総社はエリア外です

チー
復興支援イベントの紹介で、エリア外なんて「縦割り」は不要

可能な範囲で、参加店舗の紹介記事を書かせてもらいましたが、「倉敷縛り」を外して、むしろ倉敷以外の記事を頑張りました

実際足を運ぶと、僕が知らなかった事実も色々耳にしたんです。

チー
正直「埋もれている」と思った

こういう情報を少しでも発信できるのは、WEBメディアの役割なのかもしれない

地元紙「山陽新聞」で紹介してもらった

2019年6月12日の山陽新聞朝刊

「第2回高梁川流域周遊ラリー」は期間が決まっているイベントなので、紹介記事はそれまでに公開する必要がありました。

しかし、くらとこは少ないリソースでまわしているので、記事の量産が難しい状況にあります。

そんな中で、精一杯頑張ったわけですが……

チー
正直ちょっと疲れた……

なので、元々6月から7月中旬はお休み期間にするつもりでした

そんなことを思っていた時に、舞い込んできた新聞取材の話。

2018年8月に「岡山ブログカレッジ」の紹介記事を書いてくれた記者さんからでした。

取材は5月末に行い、6月12日の朝刊で掲載されたんですが、予想を超える大きな扱いにビックリ!

チー
さすがに驚いたし、アクセス数もかなり増えました!

課題は「スピード感をあげること」

真備の情報をもっと発信したい

こんな感じで確実に認知度は上がってきたと思いますし、お金のことを除けば、僕が予想した以上に「順調」に立ち上がって来たと思います。

そろそろ「落とし穴」がありそうですが……。

ただ、課題も見えてきました。

現在、くらとこで記事を書いてくれているライターさんは、「岡山ブログカレッジ」で出会った方々。

つまり、ブロガーが多く、この人達は元々ある程度「書ける人」です。

なのでどうしても、文字数の多いボリューム感満点の記事になる傾向が強くなりました

これはこれで大事なんですが、「倉敷の今を伝える」と言っているわりに、スピード感に欠けるという現実……。

特に、平成30年7月豪雨で被災した真備町は、様々な活動が行われています。

チー
住民の声や、支援者の活動をもっと伝えたい

そう考えた時、ニュース的にコンパクトな記事も必要と考えるようになりました。

そのテンプレート的に書いたのが以下の記事です。

近いうちに「くらとこレポーター」として、レポート記事を担当するライターさんを募集しようかと思っています。

終わりに

「倉敷の今」を伝えるWEBメディア

「観光WEBメディア」は全く運営経験がない状態で始めました。

今も手探りの状態ですが、やり方は固まってきた気がします

今の感じなら、「僕がメディアの力を、自分の力と過信する愚行」をやらない限り、ある程度のところまではいけるでしょう。

WEBメディア運営の役得とアイドルオタクの経験

ただ、そろそろ最大の課題を解決する方法を考える時期が来ています。

運営資金をどう稼ぐか

冒頭で書いた通り、「9ヶ月で160万円」使いました。

ここにはWEBデザインの作成費用も含まれるため、今後の支出は減るでしょうが、僕のブログの利益を投入して運営する仕組みでは、長続きしません

僕のブログの利益は「アフィリエイト」がほとんどで、これはGoogle検索アルゴリズムのアップデートで吹き飛ぶ可能性のある、極めて不安定なもの。

チー
利益を出す必要はないけど、「くらとこ単体」で運営できる仕組みを作らないと、絶対続かなくなる

今はこのことを必死に考えています。

開始から1年経つ、2019年9月までに一定の方向性が出せたらよいなぁと思ってますが、これは本当に難しいです……。

閑散とした美観地区
「倉敷の今」を伝えるWEBメディア
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