WEBサイトそのものは、2018年9月下旬に公開していましたが、「倉敷の今」を伝えるWEBメディア「倉敷とことこ(愛称:くらとこ)」を正式オープンします。
まあ何が変わるわけでもなく、あまり積極的にアピールしなかったのを「やめる」だけですが(笑)
3ヶ月運営してきて、間違いなく言い切れることがあります。
正直に言えば、思った以上に負荷が高く、本当に続けていけるか自問自答していた面もあります。
とはいえ、「みんなで作り上げる感じ」はすごく楽しいですね。
2019年は「倉敷とことこ」発展のために、頑張りたい
そう思っているので、この記事では、
- 「倉敷とことこ」に込めた思い
- 3ヶ月運営した苦労話
- 楽しかったこと
を紹介しようと思います。
本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています。
「倉敷とことこ(くらとこ)」をはじめた理由
「倉敷とことこ(以降:くらとこ)」はいわゆる「地域ブログ」に分類される、WEBメディアです。
ですが、正直この手のメディアに全く興味が無かったです。
- 読むことが無い
- 読みたいとも思わない
- もちろん運営にも興味が無い
そもそも論として、地域ブログを作るほど「地域に対する熱い思いはなかった」ので、当たり前なんですけどね。
そんな僕ですが、平成30年7月豪雨があり、災害ボランティアに関わるなかで考えが変わりました。
真備町という地域は、2005年8月1日に倉敷市に編入合併しました。
倉敷市としての歴史は案外短いわけで、同列に扱うメディアはあまりありません。
これが「新規WEBメディア」を作った理由です。
「くらとこ」でこだわっていること
このような経緯ではじめたので、僕は地域ブログのノウハウがありません。
ですが、ブログの運営ノウハウはあります。
だったら敢えて、他の地域ブログは参考にしないし、横の繋がりも作らずにやっていこうと思いました。
僕が死んでも続くために「1人でやらない」
個人ブログとWEBメディアの大きな違いは、継続性をある程度保証する必要があることと思っています。
個人ブログは、個人の名前で運営するブログです。
このブログ「アナザーディメンション」は僕の個人ブログなので、究極的には僕が死ねば、このブログも死ぬ(=閉鎖する)でよいと思っています。
今やそこそこのアクセスがあり、ほっといても稼げるので、わざわざ閉鎖する必要もない気がしますが、それはまた別のはなし(笑)
ただ、地域ブログは個人の死・飽きたなどのモチベーションに左右されるべきじゃないと思っています。
地域は絶対に残り続けるので、始めるからには「ちゃんと続ける覚悟」が必要です。
「くらとこ」は僕が代表という位置付けですが、全てを1人ではやりません。
また、なるべくやったことをメンバーに共有するようにしています。記事作成などはマニュアルも用意しています。
未来のことは分かりませんが、僕がいなくなっても続く前提の運営です。
個人と法人の違いといってもよいかもしれませんね。
そういう意味で、個人運営ですが「くらとこ」は組織化しています。
メンバーはほとんど「岡ブロ」の関係者
組織化するためには、メンバー(仲間)が必要なんですが、普通はこれに一番苦労します。
しかし、さいわい僕には2017年4月から開始した「岡山ブログカレッジ」があり、ここで出会った人達が沢山います。
- 運営メンバーは「岡ブロ」で付き合いの長いメンバーで構成
- ライターも、岡ブロで出会った人にお願いする
つまり、面識のある人に仕事をお願いするので、ある程度の安心感があります。
組織化しているとは言え、会社ではないので、あまり堅いものにはしたくないわけです。
メンバー選定にあたっても「面談」とかはしたくないので、信用できる方にだけお願いすることにしています。
運営メンバー、協力してくれているライターさんは、以下の記事で紹介しています。
まあ、見事に岡ブロメンバーですよ(笑)
メディアとして「取材」して記事を書く
ブログとメディアの違いとは何か?
WEBも紙も関係なく、一番大きな違いは「取材」するかどうかと思っています。
例えば、飲食店の紹介をする場合、ブログでは以下の流れが多いです。
- お店に行く
- オーダーして、写真などを撮る
- お店の人にブログで紹介して良いか確認する
- OKなら記事を書く
- 記事を公開する
3番はやらない人も多いでしょうね。
基本的に「勝手に書く」スタンスです。
だからこそ、正直な感想が書けるわけで、ここに善悪はありません。
ただ、メディアの場合は以下の流れが多いです。
- 取材依頼をする
- 日程調整して、そのお店に行く
- オーダーして、写真などを撮る
- お店の人の話を聞く
- 記事を書く
- 記事を確認してもらう
- 確認OKなら記事を公開する
取材依頼をして、お店に記事も確認してもらうことが大きな違いでしょうか。
逆に言えば、取材依頼して了承がとれなかったら、記事も書けません。
そういう意味で「自由」はないですが、お店の人の話を聞いて書くので、1次情報で構成された正確な内容になります。
「くらとこ」は後者です。
全て取材依頼をして、記事を書いています。
正確な情報を書く
「くらとこ」は地域メディア、さらに言えば美観地区など「観光情報」が中心です。
観光情報として気になるのは、スポット情報だと思っています。
お店の紹介記事は沢山ありますが、
- クレジットカード、電子マネーは使えるのか?
- トイレはあるのか?
- 予約出来るのか?
あたりって気になりますよね。
客観的なデータを整理して掲載することに、「くらとこ」はこだわっています。
上記スクリーンショットは「データエリア」と呼んでますが、これを記事の前半と末尾に敢えて掲載しました。
ブックマーク的に使ってもらえたらな、と思っています。
「人」にフォーカスをあてる
取材依頼をするので、普通は「お店の紹介」が中心になります。
飲食店なら、
- お店の写真
- メニューの紹介
が中心になるんですが、せっかくお店の方にも時間をいただくので、「お店の人」を見せたいと思いました。
もちろん、「出たくない」という方もいるので、ケースバイケースですけどね。
なので、「くらとこ」の記事は基本的に2部構成としています。
- 前半は、お店の紹介など「客観的なデータ中心」
- 後半は、店主インタビューなど「主観的な話中心」
後半は、情報サイトとして見た場合、不要なコンテンツでしょう。
なので、実際そのお店に足を運んだ後、気になった人が読んでくれたらいいと考えています。
例えば、「すごくいいお店だった!」と感じた時、そのお店のことがもっと知りたくなると思います。
そんなニッチな需要に応えるための、コンテンツです。
コンテンツ量(紙面)の制限がない、WEBだからできることとも言えますね。
3ヶ月運営した苦労話
こんな感じで、3ヶ月程運営してきました。
当初の青写真はこんなものだったんです。
- 3ヶ月で30記事ほど書く
- 以降は量産体制に入る
- 1年くらいでほとんどのお店の記事を書き終える
しかし、記事がなかなか増えません(笑)
現実は、3ヶ月経った2018年12月末時点で「15記事」
予定の半分ですし、とても量産できる気がしません(笑)
取材して、確認など校正しながらだと、スピード感が出ません。
体感的には、普通のブログなら1日で書ける記事が、メディア形式だと最低3日かかります。
じっくり腰を据えて運営することになりそうです。
「個人運営」の地域メディアは怪しがられる
なかなか記事が作成できない理由の1つに、取材依頼が思うように通らないことが挙げられます。
こういうメディアは普通、法人が運営するんです。
ですが、「くらとこ」は個人です。
個人運営の地点で怪しがられます
面と向かってお願いしても、その傾向は強いですね。
個人と法人の違いもありますが、根底に以下の意識があるようです。
- 観光メディアなんて儲かるわけが無い
- なのに、この人は何故こんなことをしているのか
特に年配の方からは、怪しまれるか、
みたいに心配されるかの、どちらかが多いです(笑)
と言っても、今はフリーランスなので「信用力が落ちた」というのは実感しました。
ここで、「一応会社員もしてますので」と会社の名刺をチラ見せしたりすれば、かなり違うんでしょうけど。
ただ、「くらとこ」は僕が会社員をやめたからこそ出来ているので、そこのバランスは難しいですね。
私費で200万円投資するけど、回収は難しそう
とはいえ、やはりお金のことは大事です。
「くらとこ」には、2019年一杯までで、「私費を200万円投資する」と決めて始めています。
ここは、ライターさんにお支払いする原稿料なども含みます。
「くらとこ」で利益はでなくていいけど、理想は赤字ゼロ
と思っているので、200万円はどこかで回収したいわけです。
ですが、3ヶ月運用した結果として思うのは、難しそうだなってことでしょうか。
見れば分かるのですが、「くらとこ」にはAdSense広告すら入れていません。
広告収入はゼロ
PV(ページビュー)が増えたら、AdSenseだけである程度収益化出来そうですが、もし広告を入れるなら、出来れば地元企業の広告にしたいんですよね。
今の段階でスポンサー的に応援してくれる企業は皆無でしょうが、将来の夢です。
そのためにも、いい記事を積み重ねて行くしかないかなと思っています。
地域メディアを運営する楽しさは「人の繋がり」が増えること
苦労話が続きましたが、本当に大変なんです。
くらとこに投資する資金を稼がないといけない
そう考えると、わりと胃が痛いので(笑)
ですが、個人ブログにはない「楽しさ」があります。
それはやっぱり、色んな人と作り上げていくことです。
- お店の人
- 記事を書くライターさん
- モデル、カメラマンなど記事に彩りを添えてくれる人
- 応援してくれる人
たった3ヶ月でも、一体何人の人に会っただろうと、積み上がった名刺を見ながら思ってしまいます。
僕にとって倉敷は「地元」なので、今まで案外少なかった「地元の知り合い」がものすごく増えた感覚があります。
内部に目を向けても、今まで月1の「岡山ブログカレッジ」開催時くらいしかコミュニケーションが無かったのに、ほぼ毎日のように何らかの話していたりして、関係が深まりました。
人との繋がりが増えて、深くなった
これが個人ブログではなく、複数人で運営するWEBメディアを作る、一番の楽しさかもしれませんね。
フリーランスの仕事って孤独な面があります。
ですが、「くらとこ」を始めたお陰で、出かけたり・人に会う機会が増えたので、気分転換にもなってます。
アイドルを絡めてみたいという「夢」
あと、メディアの体裁になるとやってみたいことが出てきました。
先日、モデルさんを起用した取材に同行していて思ったんですけどね。
- 大好きなアイドル「わーすた」を呼んでみたい
- 岡山出身の友人がプロデューサーしている「煌めき☆アンフォレント」なら、何とかならないか
とか、夢は膨らみます(笑)
こういうのは、やはり個人ブログでは難しい部分なので、泊を付ける意味でも、「コラボ」みたいなものは是非やりたいなって思いますね。
終わりに
というわけで、長くなりましたが「くらとこ」のことを紹介してみました。
1年後(2019年末)に、「始めて良かった」と振り返られるように、2019年は注力しようと思います。
ここまでご覧いただいた方は、是非「くらとこ」ご覧になって欲しいですし、SNSなどもフォローいただけると嬉しいです。
応援よろしくお願いします。
「倉敷とことこ」SNSアカウント
この記事で紹介したWEBメディア以外に、SNSアカウントも運用しています。
SNSは、岡山の若きインフルエンサー「やぶなお&ゆりちぇる夫妻」に運用してもらっています。
Twitterは主に関連記事のシェア、Facebookページはこれに加えて、編集後記などの裏話を掲載しています。
さらに、Facebookページはマルチリンガル対応も行っています。
Instagramはファッション情報の発信を予定していますが、まだ動けておらず、アパレル情報の掲載に合わせて始動予定です。