煌めき☆アンフォレントのメンバーは『煌めけない』ならやめればいい
そんな中でもアイドルとして活動する子達のことを、精一杯考えているのだなと感じました。
ただ、それでもやっぱりメンバーはかなり変わりましたね。
前回のインタビュー時(2017年4月)からだと、4名が卒業してしまいました(1名は後に復帰)。
へなぎ
「煌めき☆アンフォレント」はメンバーがそれほど多くないので目立っちゃいますが、比較的少ない方だとは思ってますけどね。
ただ、「煌めき☆アンフォレント」に関して僕は、
入れ替わりなどの、新陳代謝は絶対に必要
と思っています。
やっぱり『煌めき』っていうくらいなので、少しドライな言い方になっちゃいますけど、
『煌めけない』ならやめればいい
とすら思いますね。
活動開始初期はともかく、2018年時点での「煌めき☆アンフォレント」は、アイドル界全体で見ても「特殊なグループ」だと思います。
具体的に言えば、
- 東京
- 名古屋
- 大阪
- 三重
で毎月定期ライブを開催したりして、拠点があってないようなグループです。
普通は東京だけ。あってももう1箇所じゃないですか。
なので、「日本一移動するアイドルグループ」と思いますよ。
- 東京で、「1,000人規模」のライブに出演し
- その翌日、三重に移動してテレビに出演し
- 夜は、三重で「100人規模」のライブに出演する
こんなに「振り幅が大きいアイドル」は他にいません。
その分、スキルだけでなく、体力的にもかなり高いレベルを要求することになってしまいました。
結果としてメンバーの卒業・加入が発生してしまいますが、新陳代謝があるから、続いていくんだと思います。
じゃないと、西ひよりが帰ってきたりしませんよ。
西ひより卒業・復帰の舞台裏
正直、2017年当時の印象で言えば「卒業は時間の問題」だとは思っていましたが。
前回お話を聞いた2017年4月頃には、その話は出ていたんですよね?
へなぎ
(2017年)9月で辞めたい
って話でしたね。
で、メジャーでシングル出すから(2017年12月発売の2ndシングル「=虹色=サンシャイン」)ってことで、12月まで延ばしてもらい、2018年1月で卒業になりました。
で、卒業して、5月にまさかの期間限定復帰になるわけですが。
ある意味「反則技」というか(笑)
へなぎ
まあ、「反則」ですよね。
へなぎ
お互いの希望
だと思います。
これは、本人から直接聞いたわけじゃないので推測ですが、キラフォレを辞めて、
「あっ、辞めちゃった」
ってなっただろうと思うんですよ。
その後他の事務所とかの話も聞いたんでしょうけど、相対的に見て、
「キラフォレってわりと恵まれていたのかも」
って思ったんじゃないでしょうか。
あと、僕も彼女に頼っていた面があり、メンタルとかにかなり負担をかけていましたが、他のメンバーも思った以上に頼っていたんです。
- 普段の練習
- MC
- 企画
できるかなって思ってましたが、残ったメンバーでは案外できなくて。
結局、「煌めき☆アンフォレント」は、僕がある程度「魔法」をかけた寄せ集め集団なので、「核になるメンバーの存在」が重要だったんです。
それが、「西ひより」だったんですよね。
「光彩⌘スターティングオーバー」と西ひより
へなぎ
そんなことを思っていた時期があって、同時に半年以上かけて一生懸命新曲を作ってたんです。
2018年5月15日に初披露した「光彩⌘スターティングオーバー」って曲なんですけどね。
これがとんでもない難産の曲で、
- 曲もTake30
- 作詞もやり直し
みたいな感じで、それでももう無理という状態になりました。
最後の最後で、作詞をNOBE先生に依頼したわけです。
Buono!の「初恋サイダー」とかの作詞もした、『天才』と言える方なんですが、
「光彩⌘スターティングオーバー」
ってタイトルで、歌詞が「再出発」がテーマになっていたんです。
いつか オーロラの向こう
いつか スピカの最果て
いつか シリウスの
アンドロメダの 遥か彼方
照らそう 太陽が消えても
歌おう 月が落っこちても生きよう わたしが
ただ わたしでいる為に『光彩⌘スターティングオーバー』
煌めき☆アンフォレントhttps://t.co/T5Qm7LdXVE— へなぎ@12/24(祝)ZeppNagoya (@hngjapan) 2018年6月7日
ベタと言えばベタなのかもしれませんが、僕は歌詞を見た時「これはいいな〜」と思って、同時に西ひよりさんが思い浮かびました
で、「戻ってきてほしいな」って思ったんで、LINEしたんです。
と。
そしたら、
って。
「前向きに考えるんだ」って驚きましたけどね(笑)
そこから話が始まって、夏の予定がポッカリ空いてるとか言うので、「とりあえず期間限定で、夏までやりませんか」と。
さらに、12月のZepp Nagoyaも決まっていたので、「よかったら、そこまではうちでやりましょうよ」と話して。
「それだったら」ってなったんですけど、
って言うから、「それはそう」と。
怒る気持ちも分かりますから。
ってことで、僕とは話がついて、次はメンバーに話しました。
これは、記事にもなってましたが、二條満月以外は全員賛成しました。
同じ初期メンバーとして、複雑なところはやはりあったんだと思います。
けど、今は平和にやってますよ。
西ひよりは「人の心を動かす文章」がかける
リーダーってこともあって、一番とはいいませんが注目してた子でした。
Twitterとかもそうですが、文章表現がすごく上手いなって思っていたんです。
へなぎ
めっちゃいい時ありますよね
あれは、文章が上手いとか下手ではなく、名文だと思うんですよ。
へなぎ
あれはなかなか書けないですよね。
人の心を動かす文章書いてた
と僕も思います。
- 気づいていれば、確証得られて嬉しい
- 気づいてなくても、こだわりを知られて嬉しい
すごくファンのことを考えた文章だなって思いました。
実際、特に西ひよりさんのファンで、「こんな記事書いてくれて嬉しい」って言ってる人を多く見ました。
なので、僕はあの記事を読んで、「すごい才能ある!」って思いましたね
へなぎ
そうなんですよね。
僕もあの記事を読んで、「そんなこと考えてたんだ」って思いましたし、
僕が思っていたより何倍も、西ひよりはこのグループを大事にしてくれていたんだな
って気づきました。
僕は気づけてなかったんです
へそ曲げて、お互い衝突してた部分もありましたし。
僕と彼女は似てる部分がありながらも、考えが逆だから、すれ違っていた部分があったんだと思います。
なので、復帰にあたってそのことは僕も謝りました。
そのせいか、今はわりと関係は良好ですよ(笑)
「復帰」という前例を作れたことが大事
こういうと恋人みたいな表現ですが、話を聞くとへなぎさんと西ひよりさんは、「ビジネスパートナー」なんだなって思います
へなぎ
そうですね。
お互い大人になったのかなって思います。
そして、5人以上のグループだと、やはり黄色がいると締まった感じがしますね。
西ひより卒業後、パートはほぼ新メンバーにあててたんですけど、復帰にあたり全部戻しちゃいました。
ただ、色々言われたのは事実ですが、このことで1つ前例を作れたことが大事だったかなと思ってます。
へなぎ
なんでもありのこの業界で、意外となかったんです。
それは、僕みたいなヲタク出身のプロデューサーと西ひよりだから、できたことだと思います。
「仕方ない」という納得感はありましたし。
煌めき☆アンフォレントでも、多分西ひよりだから許されたんじゃないでしょうか。
それくらい存在感のあるメンバーだったと思います。
卒業公演も「バイピヨフェス」と称してましたが、あれは本人が決めたんですよね?
卒業前後のセルフプロデュースが見事すぎて、不覚にもファンになっちゃいましたから(笑)
へなぎ
本人が決めましたね。
自由にさせるとセルフプロデュース能力があるので、上手くやることが確かにあるんです。
ただ、突拍子なさ過ぎて「それはダメよ」っていうことも大事で、それが僕の役割なのかもしれません。
期間限定なので、終わった後に、また他の事務所に行くのも自由です。
ただ、「あなたという人間を理解してもらうのは、時間かかるよ」とは伝えてます。
うちだから成立している部分はあるので。
「結局ずっといるけど、そういえば、期間限定じゃなかったんでしたっけ?」
って言われるようになると、嬉しいですね。