モバイルバッテリーといえば、Ankerやcheeroが有名だが、ここ数年で「RAVPower」も有名になってきた。
そんなRAVPowerが、今回発売したのが、円筒形の小型モバイルバッテリー「PB134」だ。
特徴は以下だろうか。
- 持ち運びしやすい小さなボディ
- iSmart 2.0によるスマートな充電
- スマホが十分フル充電できる5,000mAh
しかも、値段が1,599円と、かなり安い。
今回は、外出時に常備するにはちょうど良いPB134をレビューしていく。
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RAVPower モバイルバッテリー 5000mAh(PB134)のスペック
今回紹介する「RAVPower モバイルバッテリー 5000mAh(PB134)」のスペックを、簡単にまとめると以下の通り。
サイズ | 約10.7×3.3×3.4cm |
---|---|
重さ | 約132g |
入力 | 5V / 2A(最大) |
出力 | 5V / 2.4A |
容量 | 5,000mAh |
バッテリー | リチウムイオン |
カラー | ブラック |
モバイルバッテリーとしては標準的なスペックで、値段も1,599円とお手軽だ。
一番の特徴は、
スティック型(円柱タイプ)なので、ポケットやカバンにいれやすい
ということだろうか。
外出先でモバイルバッテリーを使い充電しながら移動する、みたいなシーンでは便利と思う。
開封レビュー
箱を開けると、更に2つ箱が入っている。
上がポーチとUSBケーブルで、下が本体だ。
それぞれの箱の中には
- 本体
- 充電用USB-A to micro-USBケーブル(60cm)
- 持ち運びポーチ
が入っている。
USBポートは上部にまとまってあり
- micro-USB(本体充電用)
- USB-A(端末への給電用)
の2つがある。
また、円筒形のデザインのため、転がっていきそうだが、ボタンやLEDの部分が出っ張っているため、転がりにくい。
ポーチ付きで本体とUSBケーブルをまとめられる
モバイルバッテリーとUSBケーブルは、セットで持ち運ぶ必要があるが、これらを収納できるポーチが付属している。
試しに、本体とLightningケーブルを入れてみたが、問題なく収まった。
USBケーブルであれば、2本くらいは入る。
荷物はなるべくまとめたいので、これは助かる。
4つのLEDでバッテリー残量がわかりやすい
ボタンの横にある4つのLEDで、バッテリー残量が4段階でわかるようになっている。
スマホなどと違い、バッテリー残量がわかりにくいので、この表示はありがたい。
スマホを1回フル充電可能なバッテリー容量
本体の容量は、5,000mAhとなっているが、実際どれくらい充電できるのか。
充電可能な回数を、iPhoneシリーズやPixelシリーズなどで、計算してみた。
バッテリー容量 | 充電可能回数 | |
---|---|---|
iPhone XS | 2,658mAh | 1.8回 |
iPhone XS Max | 3,174mAh | 1.5回 |
iPhone XR | 2,942mAh | 1.6回 |
iPad Pro 10.5インチ | 8,134mAh | 0.6回 |
Pixel 3 | 2,915mAh | 1.7回 |
Pixel 3 XL | 3,430mAh | 1.4回 |
その結果、スマホであれば、1回分は十分に充電できることがわかる。
さすがに、iPadなどタブレットは、フル充電は厳しそうだ。
スティック型(円柱タイプ)で、持ち運びも困らないコンパクトなボディ
PB134はコンパクトで、持ち運びも困らない。
実際の大きさを、「iPhone X」と並べて比較してみた。
円筒形のため、厚みはあるが、長さはiPhone Xよりも短い。
実際にジーンズのポケットに入れてみたが、問題なく収まる。
大きなモバイルバッテリーは、重くてかさばる。
このサイズであれば、持ち運びも困らない。
iSmart 2.0で端末に関係なく急速充電
RAVPowerの製品には、「iSmart 2.0」という、システムが採用されている。
これにより、端末に合わせて出力を自動的に調節してくれる。
安いモバイルバッテリーで充電すると、なかなか充電されないことがある。
これは、適切な出力で充電していないからだ。
iSmart 2.0は、この問題を解決するための、RAVPower独自の技術だ。
よく見ると、USB-Aの下に「iSmart」の文字が見える。
実際に電流と電圧を測定してみた
では、実際にどれくらいの出力で充電しているのか、テスターで計測してみた。
まずは、「iPhone X」を充電したところ。
6W〜7Wで安定した。
次に、「iPad Pro」を充電したところ。
8W〜9Wが計測された。
iPhone Xより、出力が上がっているのがわかる。
最後に、「Pixel 3」を充電したところ。
iPhone XとiPad Proの間くらいだ。
最後に、それぞれの値を表にまとめた。
端末名 | 電圧 | 電流 | ワット数 |
---|---|---|---|
iPhone X | 5.07V | 1.31A | 6.795W |
iPad Pro 10.5インチ | 5.01V | 1.68A | 8.671W |
Pixel 3 | 5.04V | 1.44A | 7.400W |
さすがに、USB-PDやQuickChargeほどの急速充電とまではいかないが、各端末ごとに、出力が’調節されていることがわかった。
また、Pixel 3では充電速度が「充電中」になっていた。
安価なモバイルバッテリーだと、「低速充電」になってしまうこともあるが、しっかり充電できている。
おわりに
緊急時に困らないように、外出時は常備しておきたいモバイルバッテリーだが、やはり大容量モデルは重くてかさばる。
しかし、このPB134は、非常にコンパクトでカバンの中でも邪魔にならない。
充電速度も申し分なく、安定している。
モバイルバッテリー選びで
- コンパクトである
- スマホを1回フル充電できれば良い
- 安いモバイルバッテリー
を求めるのであれば、値段が1,599円とお手軽なことも含め、使いやすい1台だ。
モバイルバッテリー買うならUSB PD対応製品がおすすめ
2019年以降、USB-Cを搭載した充電器が急速に増えてきました。充電規格の違いなどややこしい面がありますが、便利なのはもちろん、将来性があるので長く使えるので購入をおすすめします。
- USB-Cポートを最低1つ搭載していること
- 高速充電規格(USB PD・Quick Charge3.0)に対応していること
- 高出力の充電器なので、信頼できるメーカーと品質重視
▼バッテリー内蔵の充電器
USB-Cケーブルは高品質なものを選ぼう
「USB-PD」による急速充電は、本体・充電器・ケーブルがすべて対応して初めて動作します。「急速充電=高出力」なので発火などの危険もあります。安価な製品には注意しましょう。
自宅でお手軽充電ならワイヤレス充電器も便利
実は最新規格に対応していれば「最大15W」とかなり高出力!