MacBook Air・ProとiPhoneを、同時に急速充電できるモバイルバッテリーが欲しい!
2018年あたりから、ノートPC・スマホ・タブレットなど、バッテリーで動くあらゆる製品が、端子はUSB-C、急速充電規格は「USB-PD」に統合されてきている。
特にApple製品は、2024年現在販売されている製品のほぼ全てが、USB-PDによる急速充電に対応しているので、対応製品を複数持っていることも珍しく無い。
僕自身に関して言えば、対応製品として以下を持っている。
これらは全て1つのモバイルバッテリーから急速充電できるのだが、増えたことによる難点が生まれた……。
モバイルバッテリーの多くは、USB-CとUSB-Aを1基ずつ搭載しており、USB-C端子を2基搭載する製品は珍しい。
この記事で紹介する、「cheero Power Plus 5 Premium 20000mAh with Power Delivery 60W(CHE-109)」は、USB-C端子を2基搭載し、最大で同時に90Wまで出力できる、大容量・高出力モバイルバッテリー。
2024年11月時点としては、「最強のモバイルバッテリー」といえるだろう。
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「cheero Power Plus 5 Premium 20000mAh with Power Delivery 60W(CHE-109)」の概要
「cheero Power Plus 5 Premium 20000mAh with Power Delivery 60W(CHE-109)」の製品概要は以下の通り。
寸法 | 約153 × 68 × 25 mm |
---|---|
重量 | 約425g |
バッテリー容量 | 20000mAh |
入力ポート | USB-C (PD) : 5V/3A, 9V/3A, 12V/3A, 15V/3A, 20V/3A (60W max) |
出力ポート | USB-A × 1 USB-C(PD) × 2 |
出力 | USB-C 1(PD) : 5V/3A, 9V/2A, 12V/1.5A (18W max) USB-C 2(PD) : 5V/3A, 9V/3A, 12V/3A, 15V/3A, 20V/3A (60W max) USB-A : 5V/2.4A max. (Auto-IC機能搭載) 同時利用時は最大90W |
価格 | 6,480円 |
備考 | AUTO-IC機能により、接続された機器を自動的に検知し、最大2.4Aで最適な電流を流します |
特徴をピックアップすると、以下のあたりだろうか。
- 最大60WのUSB-PD急速充電に対応するので、13インチMacBook Pro・12インチMacBook・MacBook Airなどがフルスピード充電できる
- USB-PD対応のUSB-C端子を2基搭載し、同時に急速充電できる。
- デジタルインジケーター搭載
- PSEマークなど複数の認証を取得済
「Premium」の名の通り、全部入りバージョンといえ、20000mAhのバッテリーを搭載している。
しかし、弊害として大きく・重くなってしまう。
cheeroブランドのモバイルバッテリーとして、下記3製品と比較するとこれくらい大きさが違う。
- cheero Power Plus 5 Stick 5000mAh(CHE-108)
- cheero Power Plus 5 15000mAh with Power Delivery 45W(CHE-106)
- cheero Power Plus 5 Premium 20000mAh with Power Delivery 60W(CHE-109)
厚みは変わらないが、大きさが変わるので、スマホの充電に特化するのであれば「CHE-108」が一番使いやすいと思う。
そして、個人的に便利だと思うのが「デジタルインジケーター搭載」であること。
これも2019年から増えて来た見せ方だが、LEDインジケータよりは、数値で表示された方が圧倒的に分かりやすい。
価格はAmazonで「6,480円」。
急速充電規格の「USB-PD」に対応していることもあり、同容量の非対応製品と比較すればちょっとだけ高いが、今から買うならこのタイプを僕はおすすめする。
「cheero Power Plus 5 Premium 20000mAh with Power Delivery 60W(CHE-109)」の開封レポート
簡単な開封レポートを。
パッケージはとてもシンプル。
開封すると以下が入っていた。
- 本体
- USB-C充電ケーブル
- 取扱説明書(日本語対応)
このタイプの製品は最近海外メーカーも多く、パッケージなど「グローバル仕様」が多いのだが、cheeroブランドはパッケージ含めて「日本語対応している」というのが、嬉しいポイント。
製品の外観をチェック。
モバイルバッテリーの大きさ・重さは容量に比例する。
前述の通り、20000mAhなので結構大きいし、425gという重量は手にのせると「ずっしり重い」。
「iPhone 11 Pro」と比較するとこんな感じ。
それなりの大きさ・厚みはあることは知っておいて欲しい。
また、最大の特徴がバッテリー残量が分かる「デジタルインジケーター」。
なんでもない「液晶」だが、これがあるとないとでは大違い。
PSEマーク(電気用品安全法)など複数の認証を取得している
モバイルバッテリーは、リチウムイオンバッテリーを搭載した製品だが、近年多種多様な製品が販売されている。
数年前と比較すれば、劇的に価格が安くなっており、競争の激しい分野なので、粗悪品も増えた。
- 既定値通りの動作をしない
- 壊れた
- 炎上・爆発した
このような事故が後を絶たない状況なので、2018年2月1日以降に電気用品安全法の適用対象となり、1年間の猶予期間を経て、2019年2月1日以降「PSEマークがない製品は違法」となる。
「cheero Power Plus 5 Premium 20000mAh with Power Delivery 60W(CHE-109)」は、PSEマークはもちろん、複数の認証をしているので信頼性は非常に高い。
- PSE
- CE
- FCC
- RoHS
上記4種類を取得しているため安心して購入して欲しい。
充電性能をチェック
「cheero Power Plus 5 Premium 20000mAh with Power Delivery 60W(CHE-109)」は、USB-PDによる急速充電に対応している。
特にUSB-PDはパソコンでも主流になりつつある充電規格なので、充電性能をチェックしてみた。
MacBook AirをUSB-PDで充電
まずは、MacBook Airを充電してみた。
最大30Wでの充電が可能だが、「31W」で充電されており、定格ギリギリのフルスピードで動作していることが確認できた。
iPhone 11 ProをUSB-PDで充電
続いて、「iPhone 11 Pro」を充電してみた。
iPhoneは2017年に発売した、iPhone 8・iPhone X以降、充電端子はLightningのままだが、USB-PD方式による「最大18W」充電に対応している。
「6.4W」程度なので、通常(5W)よりは早く、急速充電が動作していることが確認できる。
iPad ProをUSB-PDで充電
さらに、iPad Proを充電してみる。
Lightning対応の、第2世代iPad Proなので「最大18W充電」に対応している。
「13W」程度なので、急速充電が動作していることが確認できる。
Pixel 3をUSB-PDで充電
最後にAndroidの「Pixel 3」でも試してみた。
- Quick Charge
- USB-PD
Androidについては、メーカーによって対応する充電規格が異なるのだが、Pixel 3はUSB-PDに対応している。
「12W」程度なので、Pixel 3も急速充電が動作していることが確認できる。
MacBook AirとPixel 3を同時に急速充電
最後がUSB-PD規格による「2台同時」の急速充電。
- 1つ目のUSB-Cは「最大18W」出力
- 2つ目のUSB-Cは「最大60W」出力
となっている。
18Wはスマホ、それ以外はパソコンの充電
という想定なのだが、「cheero Power Plus 5 Premium 20000mAh with Power Delivery 60W(CHE-109)」最大の特徴とも言えるので試してみたのだが……
- MacBook Airは「30W」
- Pixel 3は急速充電が動作している(測定器を1台しか持っておらず計測不能)
ということは確認できた。
「cheero Power Plus 5 Premium 20000mAh with Power Delivery 60W(CHE-109)」を使った感想
- USB-PDによる急速充電対応(60Wまで)
- USB-PD対応機器を2台同時充電できる
- 20000mAhのバッテリー内蔵
これだけのスペックを詰め込んでおり、デジタルインジケーター搭載という使い勝手の良さと、メーカーの信頼性含めて、2024年11月現在最強のモバイルバッテリーと言えるだろう。
少なくとも「スペック」だけで見れば、欠点は何もない。
あえて言えば、ここまでのスペックが必要なのかという疑問にどれだけ答えられるのかが、欠点と言える。
モバイルバッテリーは大容量・ハイスペックになると、大きく・重くなる
という宿命を抱えているからだ。
僕のように、常時PCやスマホを複数持ち歩いている人なら用途を見いだせるが、それでもここまでの容量となると、1泊2日程度で移動する時に限る。
普段あまり遠出しない人には、大きくて重いことが欠点になるし、逆に移動しながら仕事するような人には、これ以上ない「心強い相棒」になるだろう。
要するに、ハイスペック故に利用者を選ぶモバイルバッテリーといえる。
終わりに
近年のモバイルバッテリーは多種多様になったが、もっとも重要な機能は、
急速充電規格に対応していること
だと僕は思っている。
iPhoneですら、近い将来Lightningを廃止しUSB-Cに統合するのは確実で、今後USB-C端子とUSB−PDの急速充電に対応した機器が増えることはあっても、減ることはない。
例えば、USB充電器は2019年から新素材「GaN(窒化ガリウム)」を採用した製品が登場し、大幅に小型・軽量化された。
しかし、モバイルバッテリーは「バッテリー」の小型・軽量化が難しいため、数年で大きくかわる可能性は極めて低い。
であれば、長い目でみて「ハイスペックなモバイルバッテリー」を買っておくのは、ありだと思う。
大容量モバイルバッテリーを今使っていて、買い替えを検討しているなら、是非購入して欲しい製品だ。
モバイルバッテリー買うならUSB PD対応製品がおすすめ
2019年以降、USB-Cを搭載した充電器が急速に増えてきました。充電規格の違いなどややこしい面がありますが、便利なのはもちろん、将来性があるので長く使えるので購入をおすすめします。
- USB-Cポートを最低1つ搭載していること
- 高速充電規格(USB PD・Quick Charge3.0)に対応していること
- 高出力の充電器なので、信頼できるメーカーと品質重視
▼バッテリー内蔵の充電器
▼最新規格はいらない。とにかく安さ重視ならこれ(1,599円)!
USB-Cケーブルは高品質なものを選ぼう
「USB-PD」による急速充電は、本体・充電器・ケーブルがすべて対応して初めて動作します。「急速充電=高出力」なので発火などの危険もあります。安価な製品には注意しましょう。
自宅でお手軽充電ならワイヤレス充電器も便利
実は最新規格に対応していれば「最大15W」とかなり高出力!