2020年11月13日に、「iPhone 12 mini」および「iPhone 12 Pro Max」が発売された。
6.1インチモデルに遅れて発売された、サイズ違いのバリエーションモデルといえるが注目度はこちらの方が高かったように思う。
- miniは日本人には人気の高い「コンパクトモデル」
- Pro Maxはただデカいだけでなく、カメラがさらに高機能に
特にminiが気になる方は女性中心に多いように感じたので……。

というわけで、「iPhone 12 mini 64GB グリーン」を購入してみた。
iPhone 12シリーズ共通仕様も多いため、この記事では「mini感」を中心に、以下の内容を紹介しようと思う。
- 開封レポート
- グリーンの色合いとサイズ感
- 他モデルとの比較

久々に「これぞスマホ」と感じました!
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「iPhone 12 mini 64GB グリーン」開封レポート

今回僕はdocomo版を購入した。
定価だけでみればAppleのSIMフリー版が安かったのだが……。


64GB版の場合、割引後の価格は「65,912円」。
ただ、クーポンは誰にでも届いているわけではないので、一般的には3年以上利用するならAppleの方が安い。
以下は「iPhone SE(第2世代)」での販売価格の比較。
容量 | 価格 | ||
---|---|---|---|
Apple | docomo | ||
定価 | スマホおかえしプログラム 実質負担額 |
||
64GB | 49,800円 | 57,024円 | 38,016円 |
128GB | 55,800円 | 62,568円 | 41,712円 |
256GB | 販売終了 | 75,240円 | 50,160円 |
2年で機種変更するなら安いという感じで、ガジェットブロガーの端くれとして「モデル末期まで所有して検証したい」という考えもあり、一括購入とした。
というわけで、早速開封レポートを。


化粧箱はもはやお馴染みの佇まいだが、コンパクト化した。
Appleは初代iPhoneから、イヤホン・USB充電器・充電ケーブルを同梱していたので、化粧箱はわりと大きかったのだが、iPhone 12シリーズの発売に合わせて、イヤホン・USB充電器の同梱をやめたためだ。
miniのサイズ感含めて、「明らかに小さくなった」と感じる。
そして、iPhoneマニアとして、毎回テンションがあがるのは「外装フィルム」をはがすとき(笑)


剥がす!

「新型iPhone開封の儀」は何度やっても快感(笑)
箱を眺める。

裏面も見る。

意を決して、開封!
本体がドーンと登場するのは、iPhone 11シリーズと同様。

ここから先は、iPhone 11までと変わっている。
まず本体を動かすと「Designed by Apple in California」のフレーズとマニュアル、「USB-C Lightningケーブル」が登場。
同梱品は以下の通り。
- 本体
- USB-C – Lightningケーブル
- マニュアル

さらに、本体のディスプレイ側をみると、「白いフィルム」が貼られている。
従来は透明だったが、ここはかなり大きな違い。
各種ボタンの役割が記載されており、確かに長年iPhoneを使っていて「当たり前」だった。
しかし、初めて使う人には「電源ボタン」がどれかも迷うわけで、これはよいアップデートだと感じた。
iPhone 12 mini グリーンをチェック

いよいよiPhone 12 miniのフィルムを剥がす。



iPhone 12 miniにご対面
こんにちは!



上下左右から側面をチェック。
iPhone 11までと比較して、まず違うのが「角張ったフレーム」。
アルミニウムフレームなのは同様だが、デザインが全く違うので新鮮な感じ。
僕はグリーンを購入したが、「パステルグリーン」という感じで、淡い色合いがキレイだしかわいらしい。
充電端子は、従来通りのLightning。

iPhone 12 Proは「LiDARスキャナ」を搭載したため、ナイトモード・ポートレートモードの精度が向上したが、iPhone 12シリーズのカメラ機能はスペック的には「据え置き」。

右:iPhone 12 mini
背面デザインはiPhone 11とほぼ同じ。
- 中央に配置されたAppleロゴ
- ガラス素材で光沢感があり「ツルツル」
これらの特徴も同様。

今回僕は新色の「グリーン」を購入した。
iPhone 11から継続されたカラーで、人気の高さをうかがわせる。
iPhone 12 Proのステンレスフレームと比較すれば、「高級感」は劣るが安っぽさは全くない。
iPhone SE 第2世代よりも小さい、iPhone 12 miniの「コンパクトさ」に驚く

中央:iPhone 12 Pro
右:iPhone XS Max
iPhone 12 miniはiPhoneとしては初めて登場した「コンパクトモデル」。
長年標準サイズと大型モデルが続いていたが、標準サイズの大型化に伴い「mini」が登場したイメージとなる。
サイズ | モデル | ディスプレイサイズ |
---|---|---|
大型モデル | iPhone 12 Pro Maxなど ※Max・Plusシリーズ |
6.1インチ超え |
標準モデル | iPhone 12 Pro・iPhone 12 iPhone SE 第2世代 ※無印 |
5.5〜6.1インチ |
コンパクトモデル | iPhone 12 mini | 5.4インチ |
ここで気になるのが、4.7インチディスプレイの「iPhone SE(第2世代)」の位置付け。
全面ディスプレイ化する「iPhone X」以前の基準からいえば「標準モデル」だが、ディスプレイサイズは「4.7インチ」でiPhone 12 miniよりも小さい。

・iPhone SE 第2世代
・iPhone 12 mini
・iPhone 12 Pro
・iPhone XS Max

・iPhone SE 第2世代
・iPhone 12 mini
・iPhone 12 Pro
・iPhone XS Max
ただ、改めて比べてみると驚いた。

右:iPhone 12 mini

全面ディスプレイの恩恵が大きいことが、比べるとよく分かる。

軽くて画面表示領域が広い割に、男性にしては手が小さい僕でも「ガッチリホールドできる」。

iPhone 12 miniのファースト・インプレッション

3年振りにフルリニューアルしたiPhone。
特に「iPhoneとしては初登場のコンパクトモデル」のインパクトは大きかった。
もちろん、上位モデルと比較すればツッコミどころはあるだろうが、大多数の方がこう思うんじゃないだろうか。

手に持っても、ポケット・カバンに入れても収まりがよく、「ちょうどよい」というのが最大の魅力だろう。
カメラ機能などは後日じっくり検証するとして、この記事では「使い勝手」の部分に着目して紹介しようと思う。
「mini」だけど廉価版ではなくハイスペック

「iPhone 12 mini」がちょうどいいと感じる理由として、ディスプレイが小さい、カメラ機能が上位モデルに劣ることを除けば、ハイスペックモデルとほぼ同じで、操作上のストレスがないことがある。
Androidスマホの大部分がそうだが、ハイスペックモデルとスタンダードモデルの2種類があり、ディスプレイ・カメラに加えて、プロセッサのスペックも落ちることがほとんど。
つまり、「遅くなる」のだがiPhone 12 miniにはそれがない。

Appleはモデルによってプロセッサ(SoC)を変えるのではなく、その時の最新版を採用する方針を貫いている。
なので、コンパクトモデルにありがちな「廉価版」という雰囲気が全くないことは魅力といえる。
ホールド感が増して持ちやすくなった

繰り返しになるが、iPhone 12シリーズにおける最も大きな変化は「デザイン変更」。

iPhone 5sまでに回帰したかのような、角張ったデザインが特徴だ。
近年主流だった、ラウンドフォルムはiPhone 6以降導入されたのだが、当時からずっと「滑りやすい」と言われていた。
当時主流だったのはiPhone SE(第2世代)と同様の「4.7インチディスプレイ」。
どちらのデザインでも、ガッチリホールドできた。
しかし、今は6.1インチが主流。

かなり大きくなったので、どうしても不安定な持ち方になりがちで、落とすことも多かったのだが、角が引っかかる感じになったので持ちやすくなったと感じる。
という話をiPhone 12 Proを触った時に書いたのだが……。


本体重量がiPhone 12 Proと比較して、「約50グラム軽い」のでサイズ感含めてとにかく持ちやすい。
Proの優位点は主にカメラ機能。
ただ、カメラは常に使うわけじゃない。ディスプレイは確かに小さくなるが、iPhone 11 Proと比較すれば「0.4インチ
」小さいだけ。
「普段使いはminiで十分なんじゃ……」
そう思わずにはいられなかった。
コロナ禍において顔認証のみは不便

最後はイマイチだったこと。
「製品」としては特に不満はないが、2020年になって不便に感じるようになったことがある。
生体認証が顔認証「Face ID」のみ
マスクをつけていたら顔認証は動作しないので、指紋認証も欲しくなる。
2019年までマスクをつける機会は限定されていたが、コロナ禍の今は「マスク着用が義務化」している世界。

終わりに

iPhone 12シリーズは久しぶりにデザインが変わり、新鮮な気持ちで触ることができた。
iPhoneマニアとしてはそれだけでも楽しめたのだが、iPhone 12 miniの気持ちよさは久しく経験したことのないものだ。
- 高性能なカメラを搭載し、画質が向上する
- より大きなディスプレイを搭載する
「大は小を兼ねる」ので、どうせ買うならいいものをという考えを持ってしまう。
その代償として大きく重くなるのだが、それは仕方ないことと思っていた。
iPhone 12 miniのスペックは、iPhone 12 Pro Maxと比較すれば確かに劣るが、「ちょうどいい感じ」も重要な評価基準ではないかと思った。
スマホの大画面・重量アップに疑問を持っている方は、是非触ってみて欲しい。

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iPhone 12Proの考察記事
2011年発売のiPhone 4S以来、iPhoneを毎年購入している管理人が、これまで書いて来たiPhone関連レビューを、iPhoneカテゴリートップページでは整理して紹介しています。
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