2018年12月6日に、ソフトバンクで通信障害が発生した。
全国レベルで数時間に渡って発生した通信障害なので、実際に影響を受けた方も多いと思う。
この障害は、ソフトバンク回線に限定して発生した障害だ。
つまり、ドコモ・auユーザーでは発生しなかったわけで、今回関係なかった方も、
と思っただろう。
今や、通信回線はライフラインだ。電気・ガス・水道と同列と言って過言ではない。
だが、ある程度の対策が可能なことも事実だ。通信回線を「冗長化」すればいい。
つまり、
複数種類の回線を契約する
これで今回のようなケースは回避できるわけだ。
大手キャリアの回線を複数契約するのは金銭的負担が大きいが、今は「格安SIM」という選択肢もある。
この記事では、バックアップ回線(サブ回線)としておすすめの格安SIMを紹介しようと思う。
本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています。
僕のメイン回線は「NTTドコモ」です
まず、大前提だが僕のメイン回線は「NTTドコモ」だ。
このため、サブ回線の対象となるのは、
- au回線
- SoftBank回線
のいずれかとなる。
ご自身のメイン回線「以外」がサブ回線の対象になるので、au・SoftBankユーザーの方は気をつけて欲しい。
サブ回線は基本的に何を選んでも良いのだが、多くの場合「格安SIM」が候補になると思う。
しかし、格安SIMも忘れられがちだが、大手キャリアの回線を借りてサービスを提供している。
このため、例えば、
ドコモユーザーが、ドコモ回線でサービス提供する「OCN モバイル ONE」をサブ回線として契約する
というようなケースは、サブ回線としてはあまり意味が無い。
ドコモ回線で障害が発生すれば、それを利用する格安SIMも同様に障害が発生するからだ。
バックアップ回線(サブ回線)にはau系の「UQ mobile」を契約
ここまでの前提を踏まえて、僕はサブ回線として「UQ mobile」を契約している。
auのサブブランドとして有名で、ライバルとしてはSoftBank系の「Y!mobile」が有名だ。
回線としての品質は、どちらも大差ないと思う。
では、なぜY!mobileではなくUQ mobileを選んでいるのか?
理由はたった1つ。
月額980円で使える、安価なデータ通信専用プランがある
ということだ。
月額980円で使える、安価なデータ通信専用プランがある
僕はドコモ回線で月30GB通信できる「ウルトラシェアパック30」を契約している。
基本はこれがメインであり、サブ回線は「掛け捨ての保険」という位置付け。
- なるべく安価
- 契約縛りがない
- 回線品質が高い
これらの要件を満たす契約方法としては、データ通信専用回線を契約する必要がある。
電話ができる音声プランは、ほとんどの格安SIMでは「1年の契約縛りがある」ので、大手キャリアの2年よりは短いが、解約したい時に解約しづらいのは具合が悪い。
月1,000円程度のデータ通信専用は、格安SIMならどの会社も提供してる。
じゃあ、その中でも回線品質が高い(=安定して通信できる)のは、どこか?
と思っている。
「UQ mobile」は、auのサブブランドで他社と比較して、スピード・安定性申し分ない存在だ。
僕が契約しているのは、
月980円の「データ高速プラン」
ドコモ・SoftBankユーザーなら、サブ回線として一番におすすめできる。
auユーザーには「IIJmio タイプD」をおすすめ
では、auユーザーがサブ回線を契約するならどこがよいか。
「UQ mobile」はau系で同じなので、使えない。
ドコモ系の格安SIMが主な候補になると思うが、僕のおすすめは「IIJmio」だろうか。
「IIJmio」は、格安SIMサービスを初期から提供しており、今でも新OSが発表されたら、いち早く動作検証結果を発表するなど、技術面で業界をリードする格安SIMだ。
- DMM mobile
- BIC SIM
など、他の格安SIMに回線を提供もしており、決してスピードが一番早いわけではないが、安定していることが大きな魅力。
格安SIMに関しては、時期によって「〜が爆速」なんて話をよく聞く。
しかし、サブ回線として契約する場合は、そのようなトレンドよりも、安定していることの方が大事だと僕は思う。
普段はSIMカードケースに入れて持ち歩く
このような感じで、サブ回線を契約したら、SIMカードが届くことになる。
サブ回線なので、普段はメイン回線があるわけで、使うケースは少ない。
と、しないように気を付けて欲しい。
通信障害は、いつどこで起こるか分からない。
特に働いている方は、自宅以外で起こる可能性の方が高いだろう。
サブ回線のSIMカードはかならず持ち歩くこと
とはいえ、小さなカードだ。
紛失すると大変なので、ケースに入れておいた方が良いと思う。
僕は、SIMカードケースに入れて、SIMトレイを取り外すピンと一緒に常に持ち歩いている。
サブ回線を利用する場合はSIMロック解除を忘れずに
また、サブ回線を利用する際に注意して欲しいのは、今使っているスマホのSIMロックを解除しておくことだ。
格安SIMで販売しているスマホは、SIMフリーという、どのキャリアでも利用できる形になっているが、大手キャリアが販売するスマホは「SIMロック」と呼ばれる、制限がある。
2015年5月以降に発売したスマホは、全てSIMロック解除することで、SIMフリーになるのだが、SIMロック解除手続きが必要になるため忘れずにやっておこう。
手続きそのものは、インターネット経由なら無料で行えるが、いざ通信障害が発生したときに、そんなことをやる余裕はないはずだ。
契約しているキャリア、利用している端末(iPhone・Android)によって、若干手順は異なるが、忘れずに手続きしておいて欲しい。
キャリア別のSIMロック解除手続きは、以下の記事で詳しくまとめている。
記事を取得できませんでした。記事IDをご確認ください。
終わりに
近年、大規模な通信障害というのはほぼ発生しておらず、通信はいつでも出来るのが当たり前になっていた。
SoftBankの通信障害は、「大きな気づき」を与えてくれたと思う。
また、僕が住んでいる岡山県倉敷市は、2018年7月に豪雨により被災した。
あの時、被災地の真備町周辺は、水没により停電状態となり、ほぼ全キャリアの通信ができなくなる or 繋がりづらくなった。
この時も、「ドコモはダメだけど、auはいける」なんて話があったわけで、防災対策の1つとしても重要ではないかと思う。
もちろん絶対はないのだが、「月額1,000円の掛け捨て保険」と思えば、案外ありではないだろうか。
本記事で紹介した、サブ回線としておすすめの格安SIM
docomo・SoftBankユーザーは「UQ mobile」
auユーザーは「IIJmio プランD」
SIMロック解除まとめと確認方法
SIMロック解除方法は、キャリアや端末(iPhone・Android)によって違います。
その違いや、SIMロック解除後のSIMフリーになったかどうかの確認方法は以下の記事をご覧ください。
記事を取得できませんでした。記事IDをご確認ください。
月3,000円以下で早い格安SIMを選ぶなら、Y!mobileがおすすめ
格安SIMを契約するなら、Y!mobileがおすすめです。
Y!mobileのメリットは以下のようなものがあります。
- 格安SIMなのに、通信品質がソフトバンク回線と同等で混雑しない
- 家族割、おうち割で家族全員の通信費を削減できる
- PayPayが最大20%還元で利用できる
- オンラインストアのキャンペーンがかなりお得
2024年11月現在、オンラインストアはお得なキャンペーンが豊富なので、是非最新キャンペーン紹介記事も参考にしてくださいね!
通話をあまり使わないなら、UQ mobileも視野に入れてみよう
UQ mobileは以下のような人におすすめです。
- とにかくスマホ代を安くしたい人
- 通話をあまり利用しない人
- 余ったデータ容量を翌月に繰り越したい人
- 大手キャリア並みの通信速度でも、月3,000円以下で使える
- 最新キャンペーンをチェック
UQ mobileとY!mobileの違いを、通話料金・データ通信・キャンペーンの観点から徹底比較し、それぞれに向いている人について解説しているので、以下の記事も合わせてご覧ください。