AirPodsのバッテリーが消耗して、使い物にならなくなって以来、色々なワイヤレスイヤホンを試している。
メインのワイヤレスイヤホンは「SONY WF-SP700N」で決まりなのだが、致命的な欠点がある。
僕は自宅で作業することが多いので、実稼働2〜3時間ではさすがに厳しい。
今後AirPodsは車専用にしようと思ってるので、「WF-SP700N」の充電中に使う「繋ぎ」のイヤホンが欲しくなる。
この記事では、スマホ向け充電器やモバイルバッテリーメーカーとしてお馴染み、Ankerが販売する「Soundcore Liberty Air」を紹介しようと思う。
思った以上によい出来で、「AirPodsが高くて購入をためらっている方」に是非使って欲しいと思った。
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1万円以下の完全ワイヤレスイヤホンは、比較出来ないほど「たくさんある」
まず、今回「Soundcore Liberty Air」を選択した理由だが、わりと単純だ。
気になる方は、以下のボタンから「完全ワイヤレスイヤホン」をAmazonで検索した結果を見て欲しい。
- 検索結果は5000件以上
- 平均価格帯は5,000〜6,000円
- いわゆる「中華メーカー」の製品ばかり
モバイルバッテリーやマルチポート充電器が普及し始めた、2015年あたりを思い浮かべる状態だ。
ただ、検索結果一覧を見て思ったことが1つある。
これはまさに、完全ワイヤレスイヤホンは「過渡期」で、開発に苦戦していることを示している。
この中には、きっと「ハズレ」も多いと思われる。
そうなると、基本は避けた方が無難なのだが、敢えて選ぶなら、
メーカーの信頼度
がものをいう。
そう考えた僕が、検索キーワードに加えたのは「Anker」だ。
価格は少し上がり、7,000円くらいになるが、サポートが充実しており、かつ評価も高いことがわかる。
この価格差をどう捉えるかは人によるが、僕は「安かろう悪かろう」では困るので、信頼できるメーカーである「Anker」製品を購入することにした。
Anker「Soundcore Liberty Air」の概要
Anker「Soundcore Liberty Air」のスペック概要は以下の通り。
製品名 | Soundcore Liberty Air |
---|---|
再生可能時間 | 約5時間 付属の充電ケースを合わせて使えば、最大20時間 |
重量 | 約55g |
防水 | ○ IPX5 |
対応コーデック | AAC、SBC |
ノイズキャンセリング | △ パッシブノイズキャンセリング機能 |
価格 | 7,999円 |
保証期間 | 18ヶ月 |
特筆すべき点は、
- イヤホンだけで最大5時間使える
- AAC対応
というあたり。
パッと見て思うのは、「AirPodsに似ている」と多くの方が感じるだろうが、iPhoneでの利用を想定しているから「AAC」に対応しているという意図は強く感じる。
また、ノイズキャンセリング機能を一応搭載しているが、パッシブノイズキャンセリング機能という機能で、簡単に言うと、構造的に周囲音が入りにくいように設計されていること。
BOSEやSONYが採用するシステム的なものとは、全く異なるものだ。
なんて思わないようにしよう。
「Soundcore Liberty Air」のノイズキャンセリング機能は、無いよりマシ程度だ。
開封レポート
簡単な開封レポートを。
Anker製品としてはかなり高い「7,999円」という価格故か、高級感のあるパッケージ。
中身は以下の通り。
- Soundcore Liberty Air本体(イヤホン・充電ケース)
- イヤーチップ( XS / S / M / L )
- Micro USBケーブル
- 取扱説明書
- 安全マニュアル
Anker製品は、Amazon・楽天などの直営店で購入すると「18ヶ月のメーカー保証が自動付帯」する。
また、マニュアル類は多言語対応しており、日本語ももちろん対応している。
これが本体。AirPodsによく似ている。
3段階のLEDインジケーターがあり、バッテリー残量を通知してくれる。
そしてこれがイヤホン。
完全ワイヤレス、つまり左右独立型なので、紛失にはくれぐれも注意して欲しい。
装着するとこんな感じ。
カラーバリエーションは、ホワイトとブラックの2色構成なのだが、ホワイトを使うとAirPodsそのもの。
逆にブラックにすると、AirPodsでよく言われた「耳からうどんをぶら下げてる」と言われなくてすむと思う(笑)
Anker「Soundcore Liberty Air」を使った感想
「Soundcore Liberty Air」を使った感想だが、一言で言えば、
という感じだろうか。
オーディオメーカーではないので、音質に関してはそれなりだと思うが、操作性などはよく考えられていると感じた。
特に秀逸と感じたのは、タッチ操作。
タッチ操作の反応がよく便利
「SONY WF-SP700N」を使っていて、案外不便だなと感じたのが、
- 音楽の再生・停止
- 電話に出る
など、全ての操作がボタン押下になること。
イヤホンは耳についているので、ボタンは見えない。
手探りで探す必要があるわけだが、これが地味に不便。
その点、「Soundcore Liberty Air」はタップ・ダブルタップなどで操作できる。ここはやはりAirPodsを意識していると思われる。
「Soundcore Liberty Air」のタッチ操作をまとめると以下のような感じ。
分類 | 操作方法 | 動作 |
---|---|---|
音楽 | 右側のイヤホンを2回タップ | 音楽を再生/一時停止 |
右側のイヤホンを2秒間長押し | 曲送り | |
左側のイヤホンを2秒間長押し | 曲戻し | |
電話着信 | 右側のイヤホンを2回タップ | 電話に出る/終了 |
右側のイヤホンを2秒間長押し | 着信を拒否 | |
通話中 | 右側のイヤホンを2秒間長押し | イヤホンでの通話とスマートフォンでの通話を切り替える |
装着感がよい
「Soundcore Liberty Air」は、いわゆるカナル型イヤホンを採用している。
僕はこれが苦手だ……。
どうも、耳を圧迫された感じがするのと、周りの音が聞きづらくなることが理由だ。
パッシブノイズキャンセリング機能によって、周りの音は確かに減ったと感じた。だが、ソフトウェア制御のノイズキャンセリング機能ではないため、外音取り込みなどは出来ない。
この点は、やはりSONY製品の方が上だと思う。
しかし、装着感については特に不満が無く、思った以上に快適だった。
「Air」と名が付くように、とても軽く、装着感が薄いので、1日中つけていても苦にならない。
1万円以下の製品でこのクオリティには驚いた。
ペアリングが便利
完全ワイヤレスイヤホンのAirPodsを使った人が、最初に驚いたのは「ペアリングの簡単さ」だ。
ケースを開けると、iPhoneの画面にペアリング画面が表示され、接続するだけで完了する。
まさに魔法のような体験だったが、「Soundcore Liberty Air」でさすがにそこまでは出来ない。
しかし、
- ケースからイヤホンを外す
- 自動的にペアリングモードに入る
- Bluetooth接続画面から、「Soundcore Liberty Air」を選択する
- ペアリング完了
という流れは非常にスマートで、便利だった。
もちろん、iPhoneの画面上からバッテリー残量なども参照出来る。
1度ペアリング操作を完了すれば、以後はケースから外すと自動的に接続するので、AirPodsとほぼ同じ操作性だ。
終わりに
初めて購入した、1万円以下の安価な完全ワイヤレスイヤホンだったが、予想以上の完成度だった。
「Soundcore Liberty Air」は、完全ワイヤレスイヤホンを体験するには最適なのはもちろん、バッテリー駆動時間「5時間」あるなど、本格的な利用にも耐えられる。
「7,999円」という価格は、完全ワイヤレスイヤホンとしては安価な分類に入るが、それでも安い値段ではない。
完全ワイヤレスイヤホンの魅力は、使ってみないと分からない。
ケーブルが一切ない、ストレスフリーな世界
「Soundcore Liberty Air」で是非体験して欲しい。
万人におすすめ出来る、完全ワイヤレスイヤホンだと思う。
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