2019年が終わる。
2018年7月に会社員をやめ独立。100%フリーランスとして迎えた2019年は、色んな意味でチャレンジの1年だった。

僕は元々「年収400万円」あれば、妻の収入含めて何とかやっていけると考え会社をやめた。
結果として、第一目的である育児に多くの時間が使えるようになり、対外的には「主夫」と名乗りつつ、会社員時代より収入を増やすことに成功。
年始に掲げた目標は全て達成したし、「数字」だけみれば100点満点
と言っていいくらいだと思う。
とはいえ、表面的にはそうでも内部的にはそうならない現実はあるのだが、2019年最終更新として、簡単に振り返ってみようと思う。
本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています。
2019年の収入はほぼ「ブログアフィリエイト」

2018年まで僕の収入比率は、給与所得6割・ブログアフィリエイト4割という感じだった。
そして、2019年は以下のような比率となっている。
主な収入源 | 比率 |
---|---|
ブログアフィリエイト | 80% |
開発関係の仕事 | 10% |
講師・イベント関係の仕事 | 10% |
ブログアフィリエイトは2018年比で、2倍以上なので、失った給与所得をアフィリエイト収入がほぼ補ったようなイメージ。
アフィリエイト収入は、ある程度狙って増やせる面はあっても、完全なコントロールは不可能だし、Googleアップデートで激減するリスクを抱えている。
なので、これでもう大丈夫とはならないわけで、この数字を実現しても正直ちっとも安心できない。

350万円投資した、もう一つのビジネス「倉敷とことこ」は発展の兆しあり

好調だったアフィリエイト収入は、僕の懐にはなるべく入れず、2018年9月に開始した地域メディア「倉敷とことこ」へ投資した。
ページビュー(PV)はそれなりに延びてきているが、アフィリエイトを封印しているので、この記事を書いている、2019年末時点も収益はゼロ。
逆に、経費としては1年ちょっとで350万円くらい使った。

と言われたこともあるが、確かにその通りで、我ながらここまでやるとは夢にも思わなかった。
しかし、1年を経過したあたりから、取材依頼やWEB運営に関する相談に乗って欲しいなど、相談事が増えてくる。
つまり「ビジネス」になりつつあるわけで、2020年はこれらを少しでも形にするのが、最重要ミッションになるだろう。

前職「ピープルソフトウェア株式会社」と関わる機会が増えた

2019年で一番驚いたことは、僕の前職「ピープルソフトウェア株式会社」と関わる機会が増えたことだ。
元々2019年末ごろも「個人外注」として、社員時代の仕事を手伝うことはあった。
ただ、2019年に入ってからの関わりは、システムエンジニアとしてではなく、WEBメディア運営者として。
きっかけは、2019年3月〜5月に開催された「第2回高梁川流域周遊ラリー」だった。
このイベントを倉敷とことこで紹介し、参加店舗の取材をしたのだが、その後「ハレノミーノくらしき2019」を一緒に応援することに繋がった。
辞めた会社と一緒に仕事をする
これがいいのか悪いのか、正直よく分からない。
関わる機会が増えれば、社員時代のようにフランクに話してしまうが、今は違うわけでどこで線引きするべきか、そんなことをするべきではないのか……。
悩むことも多い。
ただ、このような取り組みになった理由として、「退職時にケンカ別れしなかった」ことは大きかったと思う。
この展開はさすがに予想していなかった。人生何がおこるか分からないものだ。

とはよく言ったもので、辞め方は大事だよなぁと実感した出来事
2019年4月に小学生になった長男との付き合い方に悩む

このような感じで「仕事」はわりと順調だったのだが、悩みが多かったのは「子育て」。
元々、会社をやめたのは子育てに時間を多く使うことが目的で、特に2019年4月から小学生になる長男の学校生活をサポートするためだった。
比較対象は5歳の妹くらいしかないが、長男は難しい子。
特に「変化」に弱く、単に学校へ行くだけでなく、勉強・交友関係など保育園からは激変するので、少なくとも1年生の間は手厚くサポートしたいと思っていた。
ただ、口で言うのは簡単だが、実際は思ったよりも大変だった。
一緒にいる時間が長くなれば、それだけ小言も増える。
学童保育には通ってもらっていたが、学校も含めて「外」では気をつかっているのかいい子だが、家に帰るとワガママになって手を焼いた。
一例を挙げれば、学童では宿題をちゃんとやって帰るが、学童へ行かず自宅に直接帰ると、宿題をやりたがらない、など……。
小1にもなれば頭ごなしに命令しても、言うことを聞くものじゃない。
「どうやったら、息子が気持ちよく生活できるか」
こればかり考えていた気がする。
この手の話に正解なんてない。しかし、
1学期、2学期は一度も休まず学校へ行き、「学校が楽しい」と言っている
これだけで多少は報われた気がしている。
手がかからない5歳の長女には、寂しい思いをさせてしまった

手がかかる長男に対して、2歳下の長女は本当に手がかからない。
何をするにも習得が早く、お兄ちゃんのようにへそを曲げたりすることも少ないので、相対的に放置傾向になることが多かった。
- お兄ちゃんにはよく構っている
- 私にはあまり構ってくれない
そんな風に感じることもあっただろうし、さらに「お母さんがいない」ということで寂しい思いをさせることに……。
僕がフリーランスになってから、妻はフルタイム勤務にもどった。
このため、子どものお迎えは基本的に僕が行く。平日の夕食は僕が作るし、妻が残業して、夕食を一緒に食べないことも多くなる。
どれも、1年前は全て「お母さん」がやっていたことだ。
親の視点では「役割分担」の話だが、
娘からみれば、お兄ちゃんの時はお母さんだったのに、私にはしてくれない
そのように思うこともあったのかもしれない。
僕がフリーランスになって1年経った、2019年8月頃からそんな雰囲気が強くなり、気をつかうようにはなったものの、無力感も感じている状況……。

母親との関係は「過去最低」の状態

そんな感じで、生活しているのだが、もう1つのトピックとして、僕の母親との関係は過去最悪の状態になった。
公務員として30年以上働いて来た人なので、仕事に対してはそれなりに理解がある。
しかし、少し乱暴に言えば、
安定した公務員しか知らない人に、フリーランスの働き方は理解できない
とも感じた。
本人にとってはなんでもない一言かもしれないが、イライラすることが増えた。
近くに住んでいるので、顔は合わせるし、子どもはおばあちゃんが大好きなので毎日遊びに行くが、会社を辞めて1年経って、ほとんど口もきかない関係になった。
良し悪しの話で言えば、よくないとは思う。
ただ、もうそれでいいと割り切っている。
- 生き方
- 考え方
- お金の使い方
あらゆる事象に対して180度考えが違うと言っても過言じゃないので、わかり合うのは無理だと思う。

ただ、一般人に理解される生活・働き方とは思っていないので、議論するのはやめました
原因不明の病で倒れる。「働き方」を見直す必要性に迫られる

僕は、2019年9月で40歳になった。
厄年の時期でもあるし、ここまで書いて来たように、順調なこと・悩んでいること含めて、突っ走って来たので疲労もたまっていたのかもしれない。
原因不明の病でいきなり倒れた
症状的には脳卒中が疑われたが、MRIなどの検査結果を経て「異常なし」ということで、結局原因は分からないが健康面には不安を抱えている。
会社員・フリーランス関係なく、基本的に仕事というのは作業時間を増やせば、成果(主に収入)が増える。
しかし、いざとなれば会社組織がある程度守ってくれる会社員と異なり、フリーランスにそんな後ろ盾はない。
何より、幼い子供達を残してまだ死ぬわけにはいかないので、子ども達が二十歳を迎える、2035年あたりまでは健康でいたいものだ。
それを考える時期に来ていると感じた。
「仕事が好き」・「倉敷が好き」と胸を張って言えるようになった

色々あるが、一番大事なことは、今が人生で一番「楽しい」と胸を張って言えること。
- 個人ブログの運営(記事作成を含む)
- 地域メディアの運営
- システムエンジニアの仕事
- PC講師などICT普及活動支援
- 岡山ブログカレッジなどのイベント運営
働き過ぎという話はあるが、会社員時代と異なり「やらされている感」は全くない。

仕事に使える時間が2倍に増えたら、2倍仕事をしてしまうだろうなと思うくらい、今の仕事は楽しいし充実している。
仕事が好きだから働いています
と言い切れるのは、幸せなことだろう。
そして、「倉敷とことこ」という地域密着型の仕事をすると、地元に対する愛着も生まれた。
僕は元々地域愛は薄いし、アイドルヲタクなので大都会に友達はいても、地元倉敷にはほとんどいなかった。
イベント運営を通じて増えたとはいっても知れていたが、この1年で地元の知りあいは激増。
結果、美観地区を歩いていたら誰か知りあいに会うし、店主が顔見知りの居酒屋も増えた。
色んな人はいるが、皆さん素敵な方ばかり。
そんな知りあいが増えると、その人達のためにもっと頑張ろうと思うし、何より倉敷に住んでいること、そこで仕事をしていることに誇りを持てるようになった。

終わりに

2019年は上半期は仕事や育児をがむしゃらに、下半期は働き方を考え直す1年だった。
来年はどんな1年になるんだろう?
と思いながら、1年を締めることが今までだったのだが、今年は違う。
2020年に何をするべきか、どうなりたいかは明確
なので、やるべきことをやっていこうと思う。
中核をなすのはやはりこのブログ「アナザーディメンション」。
仕事ばかりするとどうも「真面目に」になりすぎてしまうので、ここがあるから、バランスを保って頑張れる。

- 文章を書く楽しさ
- 失敗も含めて、新しいものを作る楽しさ
- 稼ぐ楽しさ
これらは個人ブログだからこそ気楽に味わえるもの。
正直、2019年は公(倉敷とことこの運営など)・私(アナザーディメンションの運営など)共に真面目過ぎたので、2020年は少し崩して行きながら、「ブログの楽しさ」にこだわっていこうと思う。
2020年も引き続きよろしくお願いします!