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SoftBank「VoLTE時代の革新的な新定額サービス」とは。注意点を紹介します

2014年1月24日SoftBankが音声通話とパケット通信をセットにした新プランを突然発表した。
Sパック、Mパック、Lパックというものでパケット定額と一定条件の音声通話が定額で利用できるというもの。2014年はVoLTEサービスが開始すると言われていて、LTEになってデータ通信は早くなったが電話代が高くなったという不満が解消されてくると思われるが、サービスインを見越して試験的に導入されるサービスの色が強そうだ。

というのも、よく見るとそれほど安くないし、特に定額枠を超えた時の料金が非常に高いのだ。条件にあえばお得なプランかもしれないが、利用にはかなり注意が必要と思う。

この記事の掲載内容は、2021年3月18日時点の情報です。現在の情報とは異なる場合がございますので、あらかじめご了承ください。

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SoftBank新プランの概要

詳しくはこちらのサイトを見るのが分かりやすいかと思う。

3プランの違いで一番大きいのは、データ通信量。
これはLTE時代になって7GBの通信制限が導入されたが、滅茶苦茶使う人とあまり使わない人若干不満があった事に対応したのだと思われる。2GB程しか使わない人は損した気分になるし、滅茶苦茶使う人は追加課金の金額が高いからだ。特にヘビーユーザーはこのプランで不満が解消するかもしれない(15GBで9,980円は今までの追加課金よりは安くつくはずなので)。

そして、今回目玉が音声通話の定額制。ただ、これは注意深く見ないと罠にはまる。

通話定額は時間制限付き

同じソフトバンクグループのウィルコムが提供している「だれとでも定額」、イーモバイルの「通話定額オプション」と基本同種のサービスと思えば良いが、一番違うのは定額になる通話時間だ。

通話時間 通話回数
Sプラン 3分以内 月50回
Mプラン/Lプラン 5分以内 月1000回
だれとでも定額 10分以内 月500回
通話定額オプション 10分以内 月300回

ポイントは回数よりもむしろ通話時間だ。誰とでも定額は10分だが、今回のS/M/Lプランは3分・5分と半分程度だ。これは正直使い勝手が悪い。

通話で10分を超える事はあまりないと思う。それを超えるのってかける側としても、ある程度長電話になると分かってて電話をしている事が多い。逆に3分・5分ってちょっと話してても超えてしまうレベルじゃないかと思う。例えば家族向けに「今から帰るけど、何か買って帰るものある?」って聞く程度の時間じゃないだろうか。

このプランだと通話定額枠を超えるシーンはかなり増えるんじゃないかと予想され、キャリアとしてもそこを狙っているのが分かる。その辺りが実は料金に現れてきている。

超過分の通話料金が高い

現在docomo・au・SoftBankの一般的なLTE契約における音声プラン通話料は、22円/30秒(税込)だ。高い高いと言われているが、SoftBankのS/M/Lプランはさらに高くなる。

その料金は33円/30秒。なんと通話定額プランにすると、超えた分の通話料はこのプランの方が高くなる。これはかなりの罠だと思う。通話定額プランを契約して安くなったと思いきや、制限時間を超過する通話が滅茶苦茶多いと、実は普通に契約している方が安くなったりする。

例えば定額通話だとコールセンターなんかも料金を気にせず携帯からかけられると思いきや、オペレーターに繋がるまでめっちゃ待たされて逆に料金が高くなるなんて事になりかねない。

キャリア内通話定額がなくなる

SoftBankのホワイトプランで目玉サービスだったのは、1時~21時までの時間帯制限付きながらキャリア内の通話定額が実現されていたことだ。これが学生など若い人中心にSoftBankユーザーが増えるきっかけになったわけだが、今回のプランではそれもなくなってしまう。

家族内通話定額は維持されるが、従来のホワイトプランと同じサービスは受けられない。平日のデイタイムとかはビジネス用途でもこのサービスは便利だったが、使えない。これは相当痛い。

基本使用料やISP使用料は別途かかる

宣伝文句として音声・データ通信の定額制と言われているので、この料金は全部込み込みと読みとる人もいるかもしれないが、これは現在のパケット定額サービスの拡張版に該当するものだ。つまり、

  • 基本使用料(SoftBankでいうホワイトプラン):1,078円(税込み)
  • IPS使用料(SoftBankで言うS!ベーシックパック):330円(税込み)

は別途かかる。よく見ればすぐ分かることではあるが、ここは注意が必要と思う。

終わりに

このプランを見てかつてSoftBankが携帯キャリアに参入した際に発表された「ゴールドプラン」を思い出した。

全部込み込みと思いきや、条件や例外規定が多く、それを破ると通常より高い料金がかかる。このサービスは音声通話も込みというのを目玉にしているが、それを目当てに契約したらとんでもない罠にかかる可能性があるように感じる。もちろん一定の注意を払い、上手く活用することもできるだろうが、その為には自分が音声通話をどのように使いたいかをきちんと把握しておく必要がある。

また、ネガティブな事ばかり書いているが、データ通信プランと考えたらそれほど悪いものではない。特に毎月のように2,000円程度のエクストラオプションで2GB追加課金していたような人には、Lプランを導入する事で倍以上の通信ができ、通話定額もついてくる。

要するにこのプランはライト層に訴求していると思いきや、実はヘビーユーザー向けのプランなのではないかと僕は感じた。

現在このプランに関して僕は魅力的とは思わないし、ネット上でもそういう声を多く見かける。だが、SoftBankってさすがだなぁと思うのは、こういうプランを「一番」に出してくる事なんですよね。そして、色んな声を踏まえて正式に始まるまでに、絶対変更してくると思う。そういうスピード感がSoftBankのすごいところだと思うので。

しかし、2013年末書いたこの記事の話が、こんなに早く形になってくるとは、、、

改めて、この業界は激しなぁと思う。

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