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MacのAppleCare(延長保証)は必要か?私が加入した理由は「電話サポート」

2017年1月に27インチのiMac 5K Retinaディスプレイモデルを購入した。

モニターアームに接続出来るVESAマウントモデル

以来、約4ヶ月ずっと悩んでいたことがある。それは、

AppleCare(延長保証サービス)に加入するべきか?

という悩み。
家電量販店で購入しても、MacはもちろんApple製品全般がいわゆる『5年保証』の対象にはならない。

なので、Apple製品の延長保証と言えばAppleCareしかないのだが、3年保証でiMacの場合22,880円(税込み)というのは決して安くない。基本的に掛け捨ての保険という位置付けなので。

だが、悩んだ結果、iMacくんは長いお付き合いになると思うので、AppleCareに加入する事にした。

契約した理由や、AppleCareのサービス内容などを紹介しようと思う。

この記事の掲載内容は、2021年3月18日時点の情報です。現在の情報とは異なる場合がございますので、あらかじめご了承ください。

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AppleCareとAppleCare+の違い

AppleCare for Mac
AppleCare for Mac

AppleCareと聞くと、今やiPhone・iPad向けの延長保証サービス、AppleCare+を想像する人の方が多いと思う。

サービス名としては+(プラス)が付くか、付かないかだけなのだが、実はサービス内容も異なっている。

大きな違いをピックアップして比較すると、以下のあたりだ。

サービス AppleCare AppleCare+
保証期間 購入から3年 購入から2年
故障交換 なし あり
周辺機器保証 あり なし(同梱品のみ)
加入可能期間 購入後1年以内 購入後30日以内

特に大きいのは、故障に伴う新品交換の有無。

iPhoneのAppleCare+といえば、特にAppleストアのない地方在住者でも利用しやすい、郵送での交換サービス(エクスプレス交換サービス)が無償で利用できるのが大きな魅力だ。

AppleCare+

このサービス僕もよく利用するが、調子が悪いときサクッと新品交換してくれる事が多く、しかも店頭まで行かなくて済むので重宝している(今はiPhoneユーザーが非常に多く、店頭の予約はすぐ取れないし、行っても待ち時間が長い)。

MacにAppleCareは必要かという悩み

Macに延長保証サービスは必要か?
Macに延長保証サービスは必要か?

ここで冒頭の話に戻るが、今回購入したiMacに関してAppleCareの延長保証に加入するべきか悩んでいたのは、

iMacがデスクトップパソコンである

ということが一番の理由だ。

iPhoneではほぼ悩まず加入するが、それは常に持ち歩くもので、落とすなど物理的に破損するリスクが高いと考えているから。

同じMacでもノートタイプのMacBookなどはこのリスクは高い。ただ、

  • iMacはデスクトップ
  • 27インチという巨大ディスプレイ
  • 10kg程度の重量

これを考えた時、動かす事はほぼあり得ない。まあ、引越か家の模様替えくらいだろう。

なので、非常に壊れにくい製品であることは疑いようがない。

2008年〜2011年までiMacを所有しており、この間岡山→神奈川・千葉の引越などもあったが、ノントラブルだった。

2013年〜2016年はMacBook Pro Retina13インチを使用していたが、これも初期不良的な不具合があり新品交換したが、それ以後はノントラブルだった。

つまり、

Macはそんなに壊れない

というのが僕の印象だ。
※あくまでも確率論です

そうなると、延長保証サービスは不要では無いかという気になってくる。掛け捨ての保険なのでコストがかかるので。

我が家の場合、4歳と2歳の子供がおり、今でもキーボードをガチャガチャして遊ぶことが多いため、子供が壊すリスクは高いかもしれない。とはいえこれは保証対象外だが。

AppleCareの費用

MacのAppleCareは製品毎に費用が異なっている

2017年5月時点での税込み価格をまとめると以下のような感じだ。

| 製品名 | 価格 |
| — | — |
| 12インチMacBook
MacBook Air
MacBook Pro 13インチ | 26,180円 |
| MacBook Pro 15インチ |36,080円 |
| Mac mini | 11,880円 |
| iMac | 22,880円 |
| Mac Pro | 26,180円 |

値付けの理由は不明だが、壊れるリスクの高いノートタイプの方が高く、さらに大型になると値段が上がる傾向にあるようだ。

AppleCareの主なサービス

AppleCareは家電製品でよくある、延長保証サービスだ。

任意加入のサービスで、メリットは延長保証サービスが受けられることだし、デメリットはお金がかかること。そこは利用者の判断となる。

サービス内容としては、

  • ハードウェア保証が3年になる
  • Appleのテクニカルサポートが受けられる

という内容となる。

ハードウェア保証が3年になる

延長保証サービス
延長保証サービス

これは延長保証サービスとして一番重要な部分だ。

自然故障について保証サービスが受けられるというもので、例えば、

  • MacBookにコップの水が倒れて水濡れした
  • 落としたり、ものが当たって液晶が割れた
  • 真夏に熱くなるため、保冷剤などで急速に冷やし結露した

なんてシーンは、いわゆる自爆系でありAppleCareの保証対象外となる。

iPhoneのAppleCare+は水没、落下によるガラス割れなど自爆系事故も、2年間で2回まで安価に修理してもらえるが、Macにそのサービスは無い。

なので、目玉サービスではあるが、案外使わない事も多い。特にパソコンの場合、不具合と思われるものがハードウェア起因ではなく、ソフトウェア起因ということもよくあるからだ。

Appleのテクニカルサポートが受けられる

テクニカルサポート
テクニカルサポート

AppleCareに加入するメリットは、テクニカルサポートが受けられる事が普段使いとしては一番大きいと思う。

故障が疑われる時、AppleCare未加入の場合、

  • AppleストアのGenius Barに持ち込む
  • Appleの正規サービスプロバイダーに持ち込む

の2種類しか診断してもらう術はない。

これらの店舗は特に週末はかなり混んでおり、時間がかかる。

AppleCareに加入済みの場合、これを電話で相談する事ができる

  • 故障が疑われる場合の相談
  • macOS、iCloud、Apple純正アプリの操作相談

など相談内容も多岐に渡っており、これらを無償で受けられる。

僕が購入したiMacは27インチと大型だ。
店舗に持参はできれば避けたく、修理が必要な場合もできれば宅配で対応して欲しい。AppleCareのページには、

  • デスクトップコンピュータの出張修理:ご要望により、Apple認定技術者を派遣します
  • ポータブルコンピュータのピックアップ&デリバリー修理:Apple指定の宅配業者がMacを
    引き取りにうかがいます

という記載があり、出張修理してくれるの?と読み取れるが、これはまだ利用したことがないため分からない。

修理の必要有無を判断する際に、Appleに直接相談できて、それが電話でできるというのは、特にデスクトップパソコンの場合大きなメリットだと思う。

AppleCareに加入することにした理由

僕の場合で言うと、iMacなので、

3年で22,880円(税込み)

という価格をどう見るか?という議論になる。

壊れる確率は前述の通り低い。つまり22,880円(税込み)は無駄になる可能性が高い。だが、僕は以下の理由で契約する事にした。

  • 最低3年、できれば5年は使い続けるつもりであること
  • 実際使ってもう手放せない端末であること
  • 壊れた時の手続きを楽にしたい

これは僕特有の事情だが、iMacはかなり高スペックな構成で購入した。

iMacのスペック
iMacのスペック

長い間使っても不満が出にくいスペックにすることが1つのコンセプトだったからだが、その結果としてやはり快適だと感じた。

もう、他の端末使う気が起きなくなるんですよねw

外出用のモバイルPCとして12インチMacBookを持っているが、「めっちゃ遅い」って感じるくらい快適さが違う。

なので、3年どころか5年くらい安心して使いたいが、やはり使ううちに不具合は出てくる。その時に、「あの時保証付けとけばよかった、、、」ってなるのが嫌だなと思った。

長く使うなら、それなりの保証は付けておいた方が、より安心して使えると思う。3年で2万円は決して安くないが、必要経費と割り切ることにした。

AppleCareの加入はWEBから簡単にできる

いざ加入しようと思うと、「どうやってやるの?」って思う方も多いと思う。AppleCareは購入後1年以内ならいつでも加入可能なので、

  • 製品購入時に加入する
  • 製品購入後1年以内に日を改めて加入する

のどちらかを選択可能だ(僕は後者のケース)。

そして、加入方法だが、

  • 店頭で販売されているAppleCareパッケージを購入し、手続きする
  • 電話で手続きする
  • WEBから購入する

の3種類があるが、製品もApple、保証サービスもAppleということで、WEBから手続きが一番楽かつ確実だと思う。

というのも、導線がmacOS上に既に用意されている。

『このMacについて』のサービスタブ
『このMacについて』のサービスタブ

左上のAppleマーク→このMacについてと進み、『サービス』タブを選択する。

シリアル番号は送信済
シリアル番号は送信済

そこからシリアル番号を入力すると、

AppleCare加入前のサービス状態
AppleCare加入前のサービス状態

現在のサービス状況が表示される。
この時はAppleCare未加入なので、1年のメーカー保証が付与されているだけの状態で、購入後90日を経過しているため、電話サポートも有償となっている。

AppleCareへの申込みがそのまま可能
AppleCareへの申込みがそのまま可能

ここから申込を行うと、

決済画面
決済画面

そのまま決済画面が表示され、支払手続きができる(クレジットカードのみ)。

決済完了
決済完了

そうすると、1時間もしないうちに手続きが完了し(決済は即時)、

AppleCareが適用された
AppleCareが適用された

WEB上で保証が適用された。

保証書
保証書

メールも発信され、これがいわゆる『保証書』の扱いとなる。

これはあくまでも控えの扱いで、実際は製品のシリアル番号でAppleCare加入済みであることがAppleで管理されているため、サポートを受ける際にプリントアウトするなど、紙書類の提示は不要となっている。
※これはiPhoneなどのAppleCare+と同様

ちなみに、AppleCareの権利は製品に紐付くため譲渡可能となっている。
今回の保証期限は2020年1月4日だが、僕が2019年1月4日に友人にこのiMacを譲渡すれば、使用者が僕でなくなっても、2020年1月4日まではAppleCareの権利はそのまま行使できる。

終わりに

僕の周りにはiPhoneユーザーもMacユーザーも比較的多いのだが、AppleCareを付けている人は非常に少ない。

日本人の感覚だと、

延長保証サービスは無償が当たり前

という感覚は間違いなくあり、ただでさえ高いiPhoneやMacに追加費用を払いたくないという心理が働いているのだと思う。

ただ、僕がAppleCareに入るメリットは、保証サービスよりもむしろ、故障なのかの判断、故障の場合はサービスを受ける手続きにかかる時間の短縮だと思っている。

特に首都圏在住の方は、AppleストアのGenius Barに溢れかえった人を見たことがあるのでは無いだろうか。

トラブルは今発生し、今相談したい事が多い

Genius Barは基本的に予約制だが、そういう問題じゃないことも多いんですよね。特に仕事で使っていたりすると、1分1秒でも早く解決したいものだ。

そういう意味で、Appleの電話サポートというのはとても優秀で、

  • 端末のログデータなどを送信することで、リモートでもかなり詳しく調べてくれる
  • 担当制で、1つの相談は基本的に同じ人が継続して対応してくれる(内容にもよる)
  • 専門家なので知識が豊富

という感じで、非常に心強い。

その為の費用と考えると、1度使うだけでも元は取れたといえるくらいだと僕は思っている。

AppleCareの必要有無に悩んでいる方の、参考になればと思う。

モニターアームに接続出来るVESAマウントモデル

延長保証サービス「AppleCare+」に関する記事

iPhone・iPad・Mac・Apple Watchの延長保証サービス「AppleCare+」は、「掛け捨ての保険」として利用スタイルによっては心強いサービスです。

僕はiPhone・Macでは必ず契約し、その他の製品は利用スタイルによって判断しています。

製品毎のサービス紹介
AppleCare+を解約して日割り計算で返金してもらった
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AppleCare+をチェック

iPhoneの最新モデルの「iPhone 13」と「iPhone 13 Pro」は、価格が高いです。

2019年モデルの「iPhone 11」は、2度目の値下げが実施され今が底値ですが、高コスパモデルとしては「iPhone 12」をオススメします。

iPhone 12は5G対応し、ディスプレイも有機ELになってキレイなので、長く使うならiPhone 11よりオススメです!
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一番大事なのは、オンラインショップで購入することです
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iPhone 12 Pro・12 mini長期利用レビュー
型落ち(旧モデル)iPhoneの狙い目を解説

デスクトップタイプのMacは、Appleストアや家電量販店で販売されています。

一般ユーザーでもカスタマイズできるのは、iMacのメモリ増設くらいなので、スペック選定は慎重に行ってください。

デスクトップタイプのMac
  • オールインワンの「iMac
  • ディスプレイなど全て別売りだがコンパクトな「Mac mini
チー
僕は2019年4月までiMacを使っていたけど、平成30年7月豪雨の体験を経て(被災はしてません)、コンパクトなMac miniに切り替えました
Mac miniを搭載したデスク(Thunderbolt 3のディスプレに接続)
Mac mini 2018パッケージ

Macはどこで買うのが安いのか?

パパンダ
Macは10万円以上する高い買い物だし、「少しでも安く」買いたい!
チー
それなら「ビックカメラ」か「Amazon」がおすすめかな。

特にM1プロセッサのMacはカスタマイズしなくても「爆速」なので!
2024年4月時点の「2020年モデルのM1 MacBook Air」販売価格です。カラーによる価格変動はありません。
店舗 タイプ 定価(税込) 値引き 実質価格
Apple Store 256GB 115,280円 - 115,280円
512GB 142,780円 - 142,780円
Amazon 256GB 115,280円 5,764ポイント 109,516円
512GB 142,780円 7,139ポイント 135,641円
ビックカメラ.com 256GB 115,280円 5,764ポイント 109,516円
512GB 142,780円 7,139ポイント 135,641円
チー
Macの場合、CTO(カスタマイズオーダー)したい人も多いと思うので、その場合Apple認定整備済製品を狙うのもあり!
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Macを買うならどこがお得なのかを考察

Macのメモリ増設について

MacはWindowsと異なり、メモリがあればあるだけ使うので、多いほど動作が速くなります。近年のMacはCPUを増強するより、メモリ増設の方がおすすめです。

チー
迷ったときは、「メモリを16GB」に増設しておくとかなり快適に使えます!

一緒に使いたいおすすめアクセサリ

チー
僕がデスクトップタイプのMacユーザーにおすすめしたい、アクセサリは以下です。

特にThunderbolt 3」対応製品はチェックしてみて欲しい!

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2007年以来のMacユーザーである管理人が、これまで書いて来たMac関連レビューを、Macカテゴリートップページでは整理して紹介しています。

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