Apple純正iPhoneケースを知っていますか?
「iPhone 5s」が発売した2013年から登場した、Apple純正iPhoneケースは群を抜いた品質の高さが魅力だ。
しかし、それゆえに欠点もある。
「コスパの高いケース」が増えたなかで、敢えて純正ケースを選ぶメリットは薄くなった。
しかし、僕自身としては久々に購入した、純正レザーケースを使って感じたことがある。
この記事では、「2024年現在でも、Apple純正iPhoneケースは魅力的なのか?」という観点で、
- Apple純正iPhoneケースの種類
- 購入時の注意点
- レザーとシリコンとクリアケースはどれが良いか
- 実際に使った感想と他社ケースとの比較
を紹介しようと思う。
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Apple純正iPhoneケースの種類
Apple純正のiPhoneケースは、2024年現在大きく分けると5種類ある。
種類 | 価格(税込) | 対応モデル |
---|---|---|
シリコーンケース | 4,180円〜 |
|
レザーケース | 6,380円〜 |
|
レザーフォリオ(手帳タイプ) | 11,880円〜 |
|
Smart Battery Case(バッテリー内蔵タイプ) | 16,280円〜 |
|
クリアケース | 4,950円 |
|
2013年にApple純正iPhoneケースが登場した当時は、シリコーンとレザーのみだったのだが徐々にラインアップを拡大し、2018年に「iPhone XR」用として、初めてクリアケースが登場。
「iPhone 11シリーズ」向けにも発売された。
手帳型ケースの「レザーフォリオ」とバッテリー内蔵タイプの「Smart Battery Case」は、1万円オーバーと高額なので、僕は使っている人を見たことが無い。
シリコーン・レザーケースもサードパーティーが販売する同種のケースと比較すれば高いのだが、純正ケースの中では安価なので、売れ筋のようだ。
Apple純正ケースの特徴は、以下の4点だろうか。
- 純正ケースにのみ許される「Appleロゴ」
- 寸分の違いもないくらい、ジャストフィットする
- 純正ケースらしい高品質さ
- 価格は高い
サードパーティー製のケースは、全面ディスプレイを採用した「iPhone X」の発売以来、画面割れなどを防ぐために、耐衝撃性能を高めた製品が多い。
しかし、Apple純正ケースは発売当時から、基本的な方針は変わっていない。
スリムで、iPhone本体の質感を損なわないケース
なので、ケースをつけて手にした時から、「他と違う」ということは実感出来ると思う。
購入時は「偽物」に注意。購入はAppleストアが無難
しかし、Apple純正ケースは品質の高さと、「Appleのブランド力」の影響で偽物が多い。
特に、モール型のオンラインショップで購入する場合は注意して欲しい。
基本的に、以下で購入することをおすすめする。
- オンラインのAppleストア
- 店舗のAppleストア
- ビックカメラなど、Appleの正規販売代理店
近年は季節毎に新色が発売されるので、送料無料で購入できる、オンラインのAppleストアが便利だと思う。
レザー・シリコンはどちらが良いか?それぞれの欠点は?
レザーとシリコンケースはApple純正ケースのなかでは売れ筋なのだが、どちらを購入しようか悩む方が多いと思う。
一番大きな違いは「手触り」だ。
僕の考えは以下のような感じ。
- 手に持った時の質感は、レザーケースが上
- しかし、耐久性と価格を含めた総合力は、シリコンが上
シリコンケースは、経年劣化によって素材が剥がれてきたりするのが欠点といえる(主に角)。
逆に、レザーケースは汚れが染みつきやすかったり、傷つきやすいのが欠点だ。特に、初代モデルと言える「iPhone 5s用レザーケース」はかなりひどかった。
とにかく汚れやすく、数ヶ月使っただけで、手垢にまみれて残念な見た目になってしまった。
逆にシリコンケースはそのような事象がほぼ発生しない。
このように一長一短なので、無難な選択は価格が安いシリコーンケースだと思っていたのだが、「iPhone XS」用レザーケースでは大きな違いが生まれていた。
レザーケースはボタンが金属加工されている
僕の記憶の範囲では、「iPhone 6s」の頃まではボタンもレザー素材だった。
- スリープボタン
- ボリュームボタン(大きく)
- ボリュームボタン(小さく)
この3つのボタンが金属になったことは、過去のレザーケースと比較した進化ポイントだ。
逆に、シリコンケースはあまり変わっていないので、レザーケースだけが進化したイメージとなる。
なので、2024年時点としては、予算が許すなら「レザーケースがおすすめ」と思っている。
クリアケースは買い?他社製ケースと比較して何が違う?
2018年に「iPhone XR」用として、初めてクリアケースが登場した。
その後、「iPhone 11シリーズ」向けにも発売されたのだが、税込4,950円のクリアケースは、Apple信者ですらビックリした。
スペック的な部分で、Apple純正ケースクリアケースの特徴は以下のようなものだ。
- ポリカーボネートと柔軟なTPU素材を組み合わせて設計
- 内側も外側も表面には傷に強いコーティング
- すべての素材とコーティングは、長期に渡って使用する際に黄ばみを防げるように考慮
- ワイヤレス充電対応
そして、これが実際に装着した状態。
見た目で大きな違いはないのだが、手触りなど使用感でも大きな違いはない。
確かに品質は高い。
しかし、価格ほどの価値は見いだせなかった
Apple純正ケースが全種類展開される、「iPhone 11 Pro」を例にすれば、価格は以下のような感じだ。
タイプ | 価格(税込) |
---|---|
クリアケース | 4,950円 |
シリコーンケース | 4,950円 |
レザーケース | 6,380円 |
レザーケースは少し高いが、クリアケースとシリコーンケースは同価格。
「iPhone 11用」としては、このクリアケースとシリコーンケースの構成なのだが、背面カラーをどうしても見せたいのでなければ、シリコーンケースの方が無難だと僕は思う。
欠点は装着方法・外し方が分かりづらいこと
質感の高いApple純正ケースだが、欠点もある。
特別な手順があるわけでは無く、
押し込むように装着し、剥がすように外す
というものだ。
最初「これでいいの?」と不安になると思うが、強引に行くしかない。
フィット感が抜群ゆえの欠点とも言える。
基本的に、頻繁につけ外しされることは想定されていないようで、頻繁に脱着すると壊れるリスクが高まるので注意して欲しい。
装着感と手に持った感覚が「極上」なのは使うメリット
レザーケースでもシリコーンケースでも、装着後iPhoneを手にしたら、きっと誰もが感じると思う。
「今までのケースと違う……。」と。
誤解のないように伝えておくと、機能的に優れているわけじゃない。
純正ケースらしく、「ケースを何も付けず、裸でiPhoneを持った感覚に近い」ということだ。
Apple純正iPhoneケースは、iPadと異なり発売と同時に登場したわけではない。
真相は不明だが、スティーブ・ジョブズがケースを好まなかったという噂があったくらいで、
AppleとしてはiPhoneケースの利用を推奨しているわけではない
という考えが根底にあるのだろう。
しかし、発売当初3.5インチだったディスプレイはドンドン拡大し、iPhoneそのものが大型化した。
形状も、角張ったものではなく、丸みを帯びたものに変わる中で、落としやすく、壊れやすくなったのでiPhoneに限らずスマホケース無しの利用は難しい。
なので、Appleが考えるiPhoneケースは、以下の3点をコンセプトにしていると思われる。
- 素材にこだわる
- 最低限の保護しかしない
- iPhone本体の質感を損なわない
Appleロゴなど信者向けアイテムの側面も。他社製品との「コスパ比較」は無意味
このようなコンセプトの製品なので、コスパで比較する意味が無い。
客観的に見れば、
と言われても仕方ない価格だと思う。
そして、実際「信者向け」と思えるポイントは何と言っても「Appleロゴ」の存在だ。
そんな風に思う人は、僕を含めてたくさんいるわけで、Appleのブランド力に頼り、価格もブランド力が反映されていることは間違いない。
終わりに
1,000円程度でも高品質なケースが購入できる2024年現在、5,000円程度のケースは正直に言って高いと思う。
しかし、値段なりの品質の高さがあり、
- Apple製品が好き
- iPhoneが好き
と言う方は是非一度使って欲しい、iPhoneケースだ。
iPhone本来の魅力を再認識できる
これが最大の魅力だと思う。
僕が把握している範囲で、Apple純正ケースに触れられるのは、Appleストアだけだ。
もし、足を運ぶ機会があれば触ってみて欲しい。
Apple純正iPhoneケースを購入する
Apple純正iPhoneケースのレビューを、初登場したiPhone 5sの頃から使用して、書き続けています。
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