手帳型ケースを使ったことがありますか?
スマホをカバンに入れて持ち歩くことが多い、女性が主に使っているイメージのある手帳型ケース。
iPhoneの場合、2015年に発売したiPhone 6sまでは、男女問わず利用者が多かった。
主な用途は、クレジットカードやSuica(ICカード乗車券)を入れて、財布代わりに使うことだったと思うが、iPhone 7以降のモデルはApple PayがFeliCa方式に対応し、利用者が減った印象がある。
僕は、iPhone 6sを使っていた2015年頃に、手帳型ケースを使い最終的に使うのはやめてしまったのだが、実際に使ってメリット・デメリットがよく分かった。
この記事では以下を紹介しようと思う。
- 手帳型・ウォレット型ケースのメリット
- 手帳型・ウォレット型ケースのデメリット
- どんな人におすすめか
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手帳型・ウォレット型iPhoneケースに対する期待
僕は、時期によって様々だが、大きく分けると以下のケースを使っている。
- Apple純正iPhoneケース
- Spigen社の耐衝撃ケース
これらのケースはフィット感や手触りが抜群で、お気に入りのケースだったのだが、問題点が2つあった。
- 画面保護のために、保護フィルム・ガラスを貼らざるを得ない
- Suicaなどをはさめる、カードスロットがない
これらを解決する手段が、手帳型・ウォレット型ケースを使うことだと思った。
手帳型・ウォレット型ケースを使った感想
その後、実際に手帳型ケースを使ってみた。
確かに、保護フィルム・ガラスは不要だし、カードをはさめるのでiPhone1つ持ち歩けば、ほぼ生活できるというのは便利だった。
しかし、不満も出てきた。
手帳型・ウォレット型ケースの良いところ
まずは良いところを紹介する。以下の3点。
- ケースが画面を保護するため、保護フィルム・ガラスは不要
- クレジットカード・Suicaなどを入れたら、財布がほぼいらない
- ビジネスの場で机の上に置きやすい
ケースが画面を保護するため、保護フィルム・ガラスは不要
ケースを装着するとこんな状態になる。
見ての通り、ディスプレイは見えない。
この状態でポケットやカバンに入れて、画面に傷が付くことはまず無いだろう。
仮に落としても運悪く開いた状態で落ちたらアウトだが、ガラス割れになどになる可能性は、一般的なケースよりは低いと思われる。
このため、液晶保護フィルム・ガラスはほぼ不要といえる。
クレジットカード・Suicaなどを入れたら、財布がほぼいらない
これも僕が期待していたこと。
僕はコンビニなど少額決済でもクレジットカードを使う。現金を使うことはかなり少ない。
なので、今まではクレジットカードが必要というだけの理由で、財布も一緒に持ち歩いていた。
しかし、それが不要となった。これは本当に嬉しい。
なにせちょっとした外出の時は、iPhoneだけ持って出れば、買い物も出来る。
おサイフケータイは2015年当時もAndroidで採用されていたが、普及は頭打ちだったので、クレジットカードの方が汎用性が高かった。
しかし、2016年に発売されたiPhone 7がFeliCa方式のApple Payに対応し、状況が一変。
多くの店舗で、FeliCaリーダーが採用され、再び脚光を浴びるようになる。
このため、カードスロットによるメリットは、使っているiPhoneのモデルによって異なる。
こんな感じだろう。
ビジネスの場で机の上に置きやすい
僕は仕事をしているので、お客さんと打合せをすることがある。
そういう時、当然iPhoneも持っていくのだが、時間やスケジュールのチェックのため、打合せ中もiPhoneは机の上に置いている。
だが、そういう時に限ってメール通知で画面が明るくなったりするわけだ。
気が散るし、会話中に他の事をするのはビジネスマナー的にもあまりよろしく無い。
その点、この手帳型だと画面が見えないので気が散ることはない。
さらに言えば、形状的にビジネス(打合せ)の場にある事に違和感がないため、机の上に置きやすい。
これは隠れたメリットだと思った。
手帳型・ウォレット型ケースのイマイチなところ
今度は逆に不便になったこと。これが案外多かった。
- カバーがかぶるためカメラが使いづらい
- 電話が使いづらい
- カード類を入れるとカバーが重くてバランスが悪い
カバーがかぶるためカメラが使いづらい
言われてみれば当たり前じゃんって思うのだが、手帳型ケースを付けてまず驚いたのがカメラが使いづらくなることだ。
何も考えずにカメラアプリを起動する。しかし、被写体が何も見えない。
スマホではよくある縦向きのスタイルで使う時は、カバーの位置を気にしないといけない。
ただ、縦向きはまだ良い。
横向きはさらに不便……。
僕が買ったケースは左開きだった。
iPhoneを使う人ならお分かりいただけると思うのだが、横向きで撮影する場合、ボリュームボタンでシャッターを切る人は結構多いと思う。
僕はまさにそれなのだが、カバーが邪魔で使いづらい……。
左開きの手帳型ケースでボリュームボタンでシャッターを切るのは、ほぼ不可能だと思った方が良さそうだ。
電話が使いづらい
今回手帳型ケースを選ぶにあたって、閉じたままでも電話が出来るよう、受話口に穴が空いているケースを選んだ。
ところが、使ってみて根本的なことに気がついた。
さらに言えば、電話を受けるには、どちらにせよ画面を操作する必要があるため、結局カバーを開けることになる。
これはかつて「フィーチャーフォン」で折りたたみ携帯が主流になった頃の、サブ液晶と同じ話だ。
なので、閉じたまま電話ができるなんてメリットはほとんど無かった(笑)
カード類を入れるとカバーが重くてバランスが悪い
手帳型ケースの場合、カバーを裏側に畳んで操作するか、
このようにブラーンとさせたまま操作することになる。
で、特に後者の場合に思ったが、カードが2枚入ると案外重量が増えて、カバー側が重くなった。
結果、バランスが悪くてちょっと持ちづらいなと感じるようになった。
閉じているときは良いのだが、実際操作する時はカバーの扱いに結構困ってしまうのだ。
手帳型ケースはスマホヘビーユーザーにはあまりおすすめしない
このような感じで、メリット・デメリットあるのだが、どうしてもスピード感が落ちてしまう印象がある。
それでも、カード類を収納できるメリットの方が勝っていた時期もあるが、iPhone 7以降はその強みも消失……。
このように考える人は、多いのかもしれない。
僕が手帳型ケースを使った2015年当時は、男女問わず利用者が多かったが、あれから5年近く経った2019年現在はあまり見かけない。
- カバンにスマホを入れて持ち歩く女性
- 動画視聴を重視し、スタンド機能が使いたい人
この2択かなと感じている。
終わりに
手帳型ケースを使って感じた注意点は、以下の2点だ。
- カバー(蓋)の操作感はチェックしておいた方がいい
- 左開けのケースは、特にカメラを横向きで撮影する人に非推奨
僕もそうだが男性はポケットに入れて機動力重視で使うことが多い。つまり、使いたい時にすぐ使えないと嫌だ。
逆に女性はカバンに入れて、比較的落ち着いた時に使う人が多い。
結局カバー(蓋)をどう捉えるかで、評価が分かれるのかなと思った。
僕は、どちらかと言えばウザイ・邪魔って思うことの方が多かった。
そういう意味で、僕は手帳型・ウォレット型ケースは向いてないなという結論になった。
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