「Activation Lock」とは。iPhoneセキュリティ問題とリセール市場との関係

WWDC2013で発表され、秋頃のリリースとされるiOS 7。
フラットデザインの採用など見た目の部分に目が行きがちで、賛否両論あるもののやはり気になって仕方ないのは事実だが、iOS 7では地味だけど革新的な「Activation Lock」という機能が搭載されるそうだ。

iPhoneなどiOS機器の問題点

日本ではすっかり一般的になり、まだまだ圧倒的な人気を誇るiPhoneだが海外に目を向けるとそうでもなくなってきている。だが、iPhoneのブランド力というのはやはり強いようでリセール市場では高値を付けるそうだ。また、日本では今や一番安いスマホはiPhoneという状態だが、海外ではその逆というのもあるのだと思う。

SoftBankが昨年iPhoneなどスマートフォンの下取りを開始し、auも最近始めたが目的は国内での中古販売では無く、海外向けとされていた。これは、海外(特に新興国)ではiPhoneは旧モデルでもまだまだ売れるということの裏返しでもある。

ただ、それ故に問題も起こっていた。盗難という問題だ。
昨年iPhone 5の発売直前に一部のキャリアショップに強盗が入ったなんてニュースがあったが、iPhone・iPadなどiOS機器の盗難はちょっとした問題となっている。理由は単純で盗んだiPhoneを初期化してしまえば、海外で販売できるからだ(日本国内向けのiPhoneはSIMロックがかかっているが、まあプロにかかれば簡単にアンロックされるだろうし)。

僕自身にそういう経験は無いが、知り合いで何人かそういう経験のある人はいるし、特に海外では危ないらしい。その問題に一石を投じるかもしれないのが「Activation Lock」という機能。

「Activation Lock」とは

iPhoneなどのスマートフォンに限らず携帯電話の盗難問題というのは今に始まった問題では無い。この目的としては、中に入っている個人情報を狙った場合と、電話機そのものを狙う場合の大きく2パターンに分かれる。今まではどちらかと言えば、前者の問題がクローズアップされていた。

ところが最近は後者が問題となっている。「Activation Lock」という機能はこれに対応する機能で、ブランド価値の高いiPhoneならではの機能とも言える。

「Activation Lock」という機能は実は詳しい事はそれほど公開されていない。ざっくりした仕様は、

  • 1度盗難の登録があったiPhoneは2度と動かないようにする
  • 認証は端末所有者のApple IDとパスワードを使用して行う
  • 仮に盗難して初期化しても、所有者のApple IDとパスワードが分からなければその端末は使用できなくなる

という感じのようだ。
できればあまりお世話になりたくないが、正規ルートを通じて自分自身が売却する時の価値はそのままで、盗難された場合は価値がゼロになるという画期的な機能だ。

スマートフォンには実に多くの情報が入っている。そのリスクを軽減できるというだけでもiPhoneを選択するという理由の1つになるかもしれない。

iPhoneに望む端末セキュリティ機能の強化

欲を言えば、僕は前々から不満なのだがパスコードロック以外で、もう少しセキュリティ強度が高く、使いやすい端末セキュリティを導入して欲しい。毎回次期iPhoneの発売が近づくと、ホームボタンで認証可能な指紋認証が搭載されるなんて噂が出てくるが、こういう機能は本当に心待ちにしている。

富士通製のガラケーを使っていた人なら分かってくれると思うのだが、携帯と指紋認証って相性がいいと思うのだ。なぜかと言えば、必ず手で触るものだから。

正直スマートフォンにおいてもCPUスペックとかはどうでも良くなって来ているので、次期iPhoneでは「Activation Lock」と合わせて、革新的な端末セキュリティ機能の搭載を期待したい!

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