特にWindowsからの移行ユーザーがMacを使い始めて、気になるのは「キーボードのCommandキー」だと思う。
2024年現在は、iMacなどのデスクトップ、MacBook Proなどノートタイプも、Magic Keyboardというタイプが採用されているが、配列は昔から変わっていない。
Windows(DOS/Vキーボード)だと「Altキー(オルトキー)」と同じような位置になるので、利用頻度の低いキーと思われがちだが、「Macでは一番良く使うキー」。
この記事では、Macの「Commandキー(コマンドキー)」について紹介しようと思う。
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MacのCommandキー(コマンドキー)は、ショートカットキー制御の「起点」
MacのCommandキーは、Windowsでいう「Ctrlキー(コントロールキー)」に相当する。
利用頻度は人によるだろうが、WindowsのCtrlキーは「ショートカットキーの起点」になるもので、頻繁に使うキーの1つ。
例えば、コピー＆ペースト(コピペ)を行う場合の、ショートカットキーを比較すると以下のような感じだ。
| 制御 | Mac | Windows |
|---|---|---|
| コピー | Command + C | Ctrl + C |
| ペースト | Command + V | Ctrl + V |
CtrlキーとCommandキーの位置が違う
目的はほぼ同じなのだが、キーボード上の位置は異なっている。
- Windowsの「Ctrlキー」は左下と右下
- Macの「Commandキー」は真ん中あたり
このため、WindowsからMac、MacからWindowsへスイッチした時、大多数の方が戸惑うのは「ショートカットキー操作」となる。
特にWindowsのCtrlキーに該当する位置は、MacのJIS配列だと「Caps Lockキー」なので使いづらい。
というのはよくある事例で、僕もよくハマった(笑)
Windowsライクの操作性を求めるなら、Caps LockにCommandを割り当てる
僕は元々WindowsユーザーでMacに乗り換えたし、会社はWindows、自宅はMacという時代が長かったため(2024年現在は独立)、Windowsと併用しても違和感のない使い方を重視していた。
具体的には、
Macの「Caps Lockキー」に「Commandキー」を割り当てる
というカスタマイズ。
これで、ショートカットキーを起動する場合、「左手小指で左下のキーを押さえる」という動作が統一される。
設定手順としては簡単で、システム環境設定から「キーボード」を選択し、
キーボードタブの「修飾キー」ボタンを押し、
「Caps Lock」キーの動作を「Command」に変更する。
- 意図せず「Caps Lock」状態にならない
- Windowsの「Ctrlキー」と同じ操作制になる
このカスタマイズには、このようなメリットもある。
という意見はあるだろうし、Mac歴10年を超えた今となってはよく分かる。
ただ、それは「Macしか使わない人」の話で、Windowsと併用するならこのカスタマイズは行った方がよいと思う。
Macの「controlキー」はあまり使わない
ちなみに、Macでもコントロールキーはある。
「control」と印字されており、Windowsの「Caps Lockキー」に該当する位置にある。
このことから読みとれるかもしれないが、利用頻度は低いキー。
ただ、MacにおいてはCommandキーと組み合わせて使うことが多いので、Windowsよりは利用頻度が高いと思うし、使いこなせば効率的にmacOSが操作できると思う。
終わりに
iPhoneなどスマートフォンが普及し、以前ほどパソコンを使う機会は減った方が多いだろう。
スマホでできることが増えたからこそ、パソコンで効率的に作業するために、使いやすいキーボード・マウスを利用するのは重要。
Commandキーの配置については、カスタマイズすることでWindowsユーザーも使いやすくなるので、是非活用して欲しい。
Macを快適に使うためのカスタマイズ
Macは特別なカスタマイズを行わなくても快適に使えるOSですが、特にWindowsを併用している方は、少し設定を変えると快適になります。
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