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iPhone 7発表!防水・FeliCa(おサイフケータイ)ガラパゴス機能が世界標準に

iPhone 7はブラックが基調カラー
iPhone 7はブラックが基調カラー

現地時間2016年9月7日午前10時(日本時間9月8日午前2時)に、Appleがスペシャルイベントを開催し、注目の新製品が発表された。

今回発表されたのは、

  • iPhone 7、iPhone 7 Plus
  • Apple Watch Series 2

の2種類。

だが、注目は当然iPhone 7・iPhone 7 Plusと思うので、こちらに絞って気になるトピックを紹介しようと思う。

iPhoneが日本に上陸した2008年来、iPhoneの欠点とずっと言われ続けていた、

  • 防水機能
  • おサイフケータイ(FeliCa)

日本向け機能(=ガラパゴス機能)がほぼ全て搭載されてしまったことが最大のトピックだと思う。

この記事の掲載内容は、2020年12月30日時点の情報です。現在の情報とは異なる場合がございますので、あらかじめご了承ください。

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iPhone 7・iPhone 7 Plusの新機能

今回は「ブラック」が基調カラー
今回は「ブラック」が基調カラー

基本的にiPhone 7・iPhone 7 Plusは共通仕様で、違いはサイズとカメラのみという感じなので、まずは共通の新機能を簡単に。

  • マット仕上げの美しいブラックと、高光沢で深みのあるジェットブラックのブラック系新色登場(従来のスペースグレイは廃止)
  • IP67等級の防水性能を搭載
  • ホームボタンが感圧式に
  • イヤホンジャック廃止
  • スピーカーがステレオに(従来はモノラル)
  • ストレージ構成が32GB、128GB、256GBに
  • Apple PayがFeliCaに対応し、日本のおサイフケータイが実現
  • カメラがより明るく進化
  • 日本向けモデルは日本ローカルバンド11・バンド21に対応し、docomo・auのLTEがより高速に

この辺りが大きなトピックだろうか。

ブラックとジェットブラックの新色登場

新色はブラック系の「ブラック」と「ジェットブラック」
新色はブラック系の「ブラック」と「ジェットブラック」

iPhone 7では、

  • マット仕上げの美しいブラック
  • 高光沢で深みのあるジェットブラック

のブラック系の新色が登場する(従来のスペースグレイは廃止)。ホワイト系カラーの、

  • シルバー
  • ゴールド
  • ローズゴールド

は従来通り。
iPhone登場以来初めての、ブラック系新色とも言えるのだが、これはほぼ噂通りのものだった。

個人的にはジェットブラックが気になりますね。

IP67等級の防水性能を搭載

iPhone 7は防水対応
iPhone 7は防水対応

iPhoneの故障事例として水没というのは非常に多い。

この為、主に日本メーカーが作るAndroidスマートフォンと比較して、iPhoneの欠点と言われ、さらに言えばガラケー時代からの流れで、かつてはiPhoneが売れない理由ともいわれた、防水機能がついに搭載された。

個人的にこれは非常に大きい。
何せiPhoneは24時間とは言わないが、18時間365日くらいは触ると言っても過言ではない。

つまり、手垢・指紋・皮脂でかなり汚れるわけで、お世辞にも清潔とは言えなかった。

そんな時に今後は洗えばよいという状態になるので、これが一番嬉しい。

ホームボタンが感圧式に

ホームボタンは感圧式に
ホームボタンは感圧式に

おそらく防水機能を実現するための1つの要素だったのが、ホームボタンが感圧式(静電容量方式)に変わった事だろう。

iPhone 6sの3Dタッチディスプレイ以来搭載されている、Taptic Engineというものを利用し、擬似的にクリック感などを再現する技術だ。

つまり、iPhone 7のホームボタンは機械式ではなくソフトウェア式となる。

物理的なスイッチではないため、壊れにくいし、穴が塞ぎやすいというメリットがある。

この感圧式ってどうなんだろうと思う人も多いと思うが、既にMacBookのトラックパッドでは採用されており、僕も使用しているが全くとはいわないが、ほぼ違和感はない

イヤホンジャック廃止

ワイヤレスイヤホン「AirPods」
ワイヤレスホン「AirPods」

もう1つがイヤホンジャック廃止。

これは前モデルとなるiPhone 6sの発売直後から、次期モデルでそうなると言われていたものだが、ついに実現した。

この事でiPhoneに同梱される、イヤホン(EarPods)は、EarPods with Lightning Connectorとなり、Lightningコネクタに直接接続するタイプとなる。

さらに、ワイヤレスイヤホン「AirPods」も発売される。

AirPodsはかなり革新的な製品で、今まで有りそうで無かった「完全ワイヤレスイヤホン」といえるものだ。

また、「Lightning – 3.5 mmヘッドフォンジャックアダプタ」も同梱される。

だが、恐らくこれは一時的なもので将来的にアダプタは廃止され、iPhoneにおいてイヤホンジャックは徐々に収束していく可能性が高いと思う。

スピーカーがステレオに

ステレオスピーカー搭載
ステレオスピーカー搭載

イヤホンャックがなくなることによる、副次的なメリットがスピーカーがステレオ対応したことだ。

従来、本体下部左下に配置されていたイヤホンジャックがなくなったため、そこにスピーカーを配置することで、モノラル→ステレオとスピーカーが進化した。

iPhoneのスピーカーで音楽や動画を再生することって、案外よくあるので音質向上は嬉しいところだ。

ストレージ構成が32GB、128GB、256GBに

iPhone 7ではストレージ構成も大きく変わる。iPhone 6sでは、

  • 16GB
  • 64GB
  • 128GB

という構成だったがこれが、

  • 32GB
  • 128GB
  • 256GB

という構成になる。
最大のトピックは、最小容量が32GBになったということ。

今のiPhoneはOSのストレージ使用量が多くなり、もはや16GBでは全く話にならない。

ユーザーが使える領域が少なすぎることで、逆にクレームにも繋がっていたのだが、これで一気に解消する方向になりそうだ。

Apple PayがFeliCaに対応し、日本のおサイフケータイが実現

Apple PayがFeliCaに対応!
Apple PayがFeliCaに対応!

iPhone 7最大のトピックと言えるのが、Apple PayがFeliCaに対応(従来はNFC TypeA/Bのみ)したことだと思う。

日本ではお馴染みのおサイフケータイが実現され、もちろんJR東日本が提供するSuicaにも対応する(2016年10月以降順次)。

さすがに日本向けモデルだけのスペシャル使用のようだが(海外モデルは従来通りNFC TypeA/B)、この意味は大きく日本のおサイフケータイがついに世界に羽ばたくことになる。

少し気が早いが2020年の東京オリンピックに向けても、よい話に繋がると思う。

カメラがより明るく進化

カメラも進化
カメラも進化

カメラについてもかなり進化する。

共通仕様としての進化は、ƒ/1.8と明るくなること(従来はƒ/2.2)で、iPhone 7の場合は光学式手ぶれ補正に対応することも大きなトピックだ。

従来Plusにのみ搭載されていた光学式手ぶれ補正が無印にも搭載された事で、メリットがなくなったように思えるが、iPhone 7 Plusのカメラは更に凄い。

iPhone 7 Plusのカメラは『光学2倍ズーム』搭載

iPhone 7 Plusは光学ズーム搭載
iPhone 7 Plusは光学ズーム搭載

iPhone 7 Plusのカメラはデュアルカメラとなる。

  • 広角:ƒ/1.8の開口部
  • 望遠:ƒ/2.8の開口部

という構成らしいのだが、この事で画質向上はもちろんだが、『光学2倍ズーム』を実現した。

スマートフォンのカメラで光学ズームを搭載するモデルはほとんどない。これがiPhoneに搭載されるというのはものすごいことだ。

ちなみに、デジタルズームも10倍(iPhone 7は5倍)なので、ズーム性能はかなり高い。

カメラはiPhoneのみって人には、かなり大きな進化になると思う。

そして、最近の僕の関心事項から言えば、スマートフォンでのみ撮影OKなアイドル「わーすた」に夢中なので、「光学ズーム付きのスマホ」は正直めっちゃ欲しいw

日本向けモデルは日本ローカルバンド11・バンド21に対応

日本向けモデルはローカルバンド11と21に対応
日本向けモデルはローカルバンド11と21に対応

最後にこれは日本向けモデルとなる、A1779(iPhone 7)とA1785(iPhone 7 Plus)のみのトピックだが、

  • バンド11(au)
  • バンド21(docomo)

に対応する。
1.5GHz帯のLTEバンドで、この帯域は日本でしか使われないローカルバンドなので、グローバルモデルのiPhoneでは無理と言われていたがついに実現した。

恐らくdocomo・auの強い要望で実現したのだろうが、この事で2016年現在日本で使用されているLTEバンドはほぼ全て対応してしまった。

結果、キャリアアグリゲーションもほぼ全対応となり、日本では最大450Mbpsという高速モバイルデータ通信が提供される。

ちなみに上記以外の対応バンドは以下となる。

  • 1 (2100 MHz)
  • 2 (1900 MHz)
  • 3 (1800 MHz)
  • 4 (AWS)
  • 5 (850 MHz)
  • 7 (2600 MHz)
  • 8 (900 MHz)
  • 12 (700 MHz)
  • 13 (700c MHz)
  • 17 (700b MHz)
  • 18 (800 MHz)
  • 19 (800 MHz)
  • 20 (800 DD)
  • 25 (1900 MHz)
  • 26 (800 MHz)
  • 27 (800 MHz)
  • 28 (700 APT MHz)
  • 29 (700 de MHz)
  • 30 (2300 MHz)
  • 38 (TD 2600)
  • 39 (TD 1900)
  • 40 (TD 2300)
  • 41 (TD 2500)

最強のグローバル端末という位置付けはiPhone 7になっても変わらない。
これをたった3モデルで実現するのだから驚きだ。

気になる価格は

ストレージとカラーバリエーション
ストレージとカラーバリエーション

そして、気になる価格だが以下のような感じだ。

ストレージ iPhone 7 iPhone 7 Plus
32GB 72,800円 85,800円
128GB 83,800円 96,800円
256GB 94,800円 107,800円

ここ数年iPhoneは発売する度に値上がりを続けていたが、初めて値下がりした。

これは円髙という外的要因もあるだろうが、それ以外にも全体的にiPhoneの売上げが落ちていることも起因していると思う。

終わりに

iPhone 7は過去最大レベルで、日本向けモデルという印象の強いものになった。

  • FeliCa対応
  • 防水対応
  • 日本ローカルのLTEバンド対応

などは、あるに越した事はないが、要望するのはほぼ日本ユーザーくらいだろう。

同時に、ガラパゴス機能と揶揄されていたものがiPhoneに搭載されグローバル仕様となったことで、ガラケー時代の文化は早すぎただけで、間違ってはいなかった事を結果的に証明したと思う。

ガラパゴスが「世界標準」になった日

ともいえるわけで、これはちょっと感慨深い。
世界で一番iPhoneが売れて、普及している、iPhone大好きな日本人にとっては、注目の製品になると思う。

(今回も)僕は購入するので、また購入したら紹介しようと思う。

iPhone 7のまとめ記事

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iPhone 7を機種変更

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