iPadをキーボードでモバイルPC化できるか?MacBookに出会うまでの全記録

モバイルPCといえば、2017年現在主に2つのスタイルがある。

  • 薄型軽量の「ノートパソコン」
  • iPadなどの「タブレットをパソコンのように使う」

特にタブレットについては登場時にポストPCなどと言われ、その流れに乗ってPCのように使う人は多かった。

僕もそう思った。
そして、実際それを試してみたのだが、結果としては挫折した

行きついたのは、

12インチMacBook(モバイルパソコン)最高!!!

というオチなのだが、これもタブレットPCスタイルを色々試した結論として落ち着いたものだろうなと思っている。

最初から12インチMacBookを買ったとしても、今ほど絶賛していなかっただろう。

そもそも、タブレットをPCとして使う事そのものが間違っているという意見もあると思う。だが、

ハイブリッド形式でデバイス使うとかカッコイイ!

やりたかったんですよねw
この記事では、一見に無駄に思えるかもしれないが、iPadを購入し、タブレットPCスタイルを模索し、結果12インチMacBookに至るまでの経緯を紹介しようと思う。

iPad(タブレット)に興味を持ったきっかけと購入歴

iPad

iPad

タブレットというデバイスの歴史は、2010年のiPad発売から始まったと思う。

以来僕はタブレットに関しては、

  1. iPad 2
  2. iPad(第3世代)→義父母用
  3. iPad(第4世代)→家を新築した時にもらった
  4. iPad mini(第1世代)→母親用
  5. Nexus 7(2013年モデル)
  6. iPad Air 2

と自分用かどうかはともかく、かなりの数を購入し触ってきた。

最初の頃は、単にタブレットという端末が珍しいので買っていた。

2010年頃と言えばスマホの画面サイズも4インチまでがほとんどで、10インチ程度の画面となるiPadと比較すれば、圧倒的な広さが魅力となっていた。

ただ、実際使ってみるとそれ以外の不満点が目立った。

タブレットは案外『重い』

多くの人が実感したのではないかと思うが、タブレットは案外重い

恐らくiPadとして最も売れて2017年現在でもまだ多くのユーザーがいる、iPad 2の重量は『600 g(Wi-Fi版)』

ほとんどの場合、これにケースやカバーをつける為、重量は100〜200g程度増えて、合計の重量は約800g

PCスタイルで使う為にキーボード付きのケースを使うと1kgを超えることも珍しく無かった。

ここまで来ると1kg弱のモバイルPCとそれほど重量的な差異がなくなってくる。
結果としてポケットに収まるスマホの方が利用頻度が高いという理由で、使わなくなる人が多かった。

または、自宅用のデバイスとなっていった。

僕の場合、第4世代iPadまでがこのパターンだった。

7インチ程度の小型iPadはビューアーとしては便利

2013年に購入したNexus 7

2013年に購入したNexus 7

重量に不満を持つユーザーは結構多かったのだろう。

2012年あたりからAndroidを中心に小型のタブレットデバイスが増えて来た。

  • 画面サイズは7インチ程度
  • 重量は300g程度

という特徴をもつデバイスで、代表格はGoogleがAndroidのリファレンスモデルとして販売した、Nexus 7だと思う。

この端末非常に使い勝手が良くて、僕も実際購入したし、結構使っていた。

来たぞNexus 7(2013)!開封レポート&ファーストインプレッション

2013.08.30

そして、この分野の目玉として登場したのが2012年に登場したiPad mini。

この頃僕の家では母親がiPad 2を使っていたのだが、重くて持ち歩きにくいという不満を持っていた。なので、母親が使うのにちょうどいいと思い購入した。

高齢者(シニア)用iPadにはCellular版をお勧めする理由と比較ポイント

2013.04.02

この端末はその後2年間使ったのだが、適度に大きな画面と持ち歩きやすいサイズ感は今でも不満はない。

高齢者に多い、ガラケーのらくらくフォンとセットで使う、スマートデバイスとしてiPad miniは最適だと思う。

ただ、これは、

  • ネットを見る
  • メールを見る
  • 動画を見る

など、タブレットをビューアーとして使う場合の話だ。

このサイズのタブレットでは、PC的にガシガシ使うにはやはり物足りなかった。

10インチタブレットが薄型軽量化しPCスタイルで使いやすくなる

2014年に購入したiPad Air 2(SIMフリー)

2014年に購入したiPad Air 2(SIMフリー)

登場から既に3年以上経過していた、10インチ程度のタブレットデバイスは、そろそろ変化が求められていた。

そんな流れで登場したのが2013年に発売したiPad Air。
Airの名の通り、薄型軽量化が目玉のタブレットデバイスで、従来モデルから100g以上の軽量化を果たし、ついに500gを切ったのは話題になった(Wi-Fiモデルが469g)。

こうなると、どうしても重くなりがちなキーボード内蔵ケースを使っても、合計重量は800gを切ることも難しくなく、モバイルPCよりも軽いPCの出来上がりだった。

僕はタブレットをビューアーとして使う場合、雑誌など大きな本を見る場合を除き、スマホに勝てる分野はもうないと思っていた。

なので、タブレットには見切りをつけていたのだが、これにはかなりの可能性を感じた。

この分野で先行していたのはMicrosoftのSurfaceシリーズだったが、僕は2014年10月に発売したばかりのiPad Air 2(SIMフリー版)を購入し、

これでダメならもうタブレットは買わない

という思いのもとで、iPad Air 2をとことん使うことにした。

iPad Air 2(SIMフリー)開封レポート。タブレットで軽くて薄いのは最大のメリットと実感

2014.10.30

iPad Air 2を使いこなすためにやったこと

一番使いやすかったのはMagic Keyboardとの組み合わせ

一番使いやすかったのはMagic Keyboardとの組み合わせ

まず、タブレットをとことん使うための前提条件として以下を行った。

  • いつでも使えるように常に持ち歩く
  • SIMを常にさして、通信可能な状態にする

特にWi-Fi版にありがちな、『使おうと思ったら使えないのでスマホ使った』では意味がなかったので、ここは重視した。

当時はMVNO(格安SIM)も増えて来た時期なので、色々試しやすい時代になっていた。

それに加えて、使うアクセサリも利便性と重量を重視した。セットで使った端末は、

キーボードはその後AppleのMagic Keyboardに変わったが、とにかく使いやすさを重視した。

iPadでMagic Keyboardは使える?お勧めはJIS配列とiOS 9以上での利用

2015.10.20

これは、思った以上に便利だった。
恐らくほとんどの人には不満のない使い勝手だったんじゃないかと思う

ただ、僕はプライベートでPCを使う場合、主な利用用途は『ブログ記事の執筆(文字入力)』

この分野に限ると不満がたまっていった。

【まとめ】iPad Air 2を使いこなす為に購入したおすすめアクセサリ5選

2015.02.01

iPadをPCスタイルで使って感じた3つの不満

Commnd+Tabのアプリ切替など、PCに近い操作ができる

Commnd+Tabのアプリ切替など、PCに近い操作ができる

その不満は主に3つある。

  • iOSの文字入力そのものに対する不満
  • 画面とキーボードが『分離』することの不満
  • 12インチMacBookなど従来モデル以上の薄型軽量モバイルPCの登場で中途半端なった

僕が使ったのはiPadなので、iOSそのものの不満が一番大きい。

実はWindows 10やAndroidの場合発生しない不満でもあるので、この辺りは合わせて紹介する。

iOSの文字入力そのものに対する不満

フリック入力 キーボードが大きい

iPadの文字入力はタッチデバイスとしても、キーボード接続しても使いづらかった。

iPhoneでは主流のフリック入力は微妙なUIで、キーボードは画面の割合からすると大きすぎた。

Appleは公式に発表していないが、OSの役割分担をかなり意識したデバイス設計をしている。

  • macOSはPCとして使う
  • iOSはタッチデバイスとして使う

これが大前提として存在していると僕は思う。

この為、iOS端末であるiPadをPCのように使おうとするとどうしても無理が出てくる。

  • キーボードで出来る事
  • タッチ操作でしか出来ない事

が明確に分かれているため、とても使いづらい。

例えば、アプリを起動する場合アプリアイコンをタップするが、これはタッチ操作でしかできない。何故かと言えば、マウスやトラックパッドなどがiPadには存在しないからだ。

メッセージアプリでもメッセージはキーボードで打てるが、送信実行は画面上をタップするなど一貫性がなくお世辞にも使いやすいとは言えない。

文字の変換が使いづらい

文字の変換が使いづらい

また、文字を打っている時も、変換候補が横に並んだりする
PCだと通常は縦に並ぶ。こんなあたりも違和感を覚えるし、何より一番の不満は、

Bluetoothなど外付けキーボード経由では、ATOKなどサードパーティーの文字入力ソフト(IME)が使えない

に尽きる。

これはある程度時間が解決する問題かもしれないが、2016年現在も解消されていない。

iPad+キーボードでの日本語入力(IME)と操作性に対する不満から感じる、iOSの改善ポイント

2015.08.15

画面とキーボードが『分離』することの不満

画面とキーボードが分割すると意外と使いづらい

画面とキーボードが分割すると意外と使いづらい

iPadでキーボードを使用する場合、Bluetoothキーボードを使う事がほとんどだと思う。

2016年現在はiPad Pro用としてSmart Keyboardという製品をAppleが発売しており、これはSmart Connetという独自技術を使って、有線接続のような仕組みを実現している。

ただ、どちらにせよ膝の上に載せて使いづらいという欠点がある。

移動中に作業をする場合、必ずしも広い机があるとは限らない。
在来線ではほぼ100%そんなものはないし、新幹線では用意されても広くはない。

そう言う時、膝の上に載せて使うというのがわりとよくあるシーンなのだが、iPad+キーボードスタイルはこれが非常にやりづらい。

何故なら、

  • 画面(iPad)とキーボードが分離していることが多く
  • 一体型でも安定感が悪い

からだ。色々頑張ってみたがまあ使い物にならなかった。

折角のモバイル環境なのだが、案外場所を選ぶというのは盲点だった。

膝上に乗せても熱くないノートPCは12インチMacBook?ファンレスPCの魅力

2015.12.06

12インチMacBookなど従来モデル以上の薄型軽量モバイルPCの登場

12インチMacBookの衝撃

12インチMacBookの衝撃

そして、2015年に従来Ultra Bookなんて呼ばれていた分野のPCに、12インチMacBookが登場した。

12インチMacBookは、

  • キーストロークは浅いがフルサイズのバタフライ構造キーボードを採用
  • 1kgを割る薄型軽量(0.92g)
  • 公称値10時間程度のバッテリー駆動時間

を特徴とするモバイルPCだった。

僕はMacユーザーなのでこのPCはかなり気になった。
ここまで紹介したような不満を抱えていたし、何より、

iPadを使いこなそうとあれこれ悩むくらいなら、軽いMacを持てば全て解決じゃないか

って思ってしまった。

iPadで色々頑張ろうとしていること、特に文字入力周りの努力は、PCであるMacを使えばほぼ解決する問題だった。

それでもMacを使わない理由は、大きくて重いことが主な理由だったが、12インチMacBookの登場はそのデメリットを消し去ってしまった。

iPadのメリット

とはいえ、iPadにもメリットはあった。

一番大きいのは、モバイルネットワークに即繋がる事(=SIMトレイを内蔵している)で、MacBookとiPhoneの組み合わせならInstant Hotspot(インスタントホットスポット)という機能があるにせよ、やはりネット接続には手間がかかる。

iPad Air/iPad miniの意外な活用術。おすすめする使い方は「モバイルルーター」

2015.08.10

もう1つが、バッテリーが圧倒的に持つということ。
iPadはかなり使いまくっても、1日でバッテリーが切れることがまずない。これは特にモバイルで使うには大きなメリットだった。

そんなモヤモヤ感を抱えつつ、12インチMacBookの登場以来1年ほど悩んでいたが、2016年4月に12インチMacBook(2016 Early)を購入した。

かっこいいぞ!MacBook 12インチ(Early 2016)スペースグレイ開封フォトレポート

2016.04.26

終わりに

子供の動画視聴マシンとなったiPad Air 2(SIMフリー)

子供の動画視聴マシンとなったiPad Air 2(SIMフリー)

12インチMacBookの購入をきっかけに、iPad Air 2はほぼ使わなくなった

同時期にSIMフリー版のiPhone 6s Plusを購入していたこともあり、Wi-Fiルーター的な使い方はほぼそちらに移管してしまったこともあり、一気に立場を奪われてしまった。

現在の用途は、

  • たまに自宅で雑誌を読む
  • ほとんどは子供が動画を見る

という用途に落ち着いている。
128GBのストレージをもつSIMフリー版がなんとも勿体ない使い方だ、、、

結論から言えば、iPad+キーボードで色々頑張りながら使い続けていた部分は、12インチMacBookはほぼ解消してしまった。

使いにくいと批判されることもあるバタフライ構造キーボードも慣れが解消するし、iPadと組み合わせて我慢していた部分に比べたら、快適そのものだ。

動作速度も決して早いとは言えないが、それでもブログ記事の執筆で使う文字入力やちょっとした写真加工には十分過ぎる性能。

それよりは、使いたい時、ちゃんと使えるということの方が大きく、もはや相棒と言っても過言ではない。

ただ、この結論に至ったのはiPad+キーボードスタイルを色々試したお陰とも言える。要は合う合わないの話ではあるが、試していなかったら今の環境に自信を持つこともできなかったと思う。

  • PCをiPadとキーボードで代替するか
  • PCを買うか

で悩んでいる方の参考になればと思う。

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2016.12.28

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Macのまとめページ

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