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Xperia Z4は買いか?購入をお勧めする人と、認識しておくべき注意点とは

Xperia アンバサダープログラムのモニター企画で試用した「Xperia Z4」。

ここまで、外観や操作性の部分をチェックしてきたが、

最終的に「Xperia Z4は買いか?」って観点で、僕の感想を紹介しようと思う。

この記事の掲載内容は、2020年12月27日時点の情報です。現在の情報とは異なる場合がございますので、あらかじめご了承ください。

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基本的に無理して購入しない方が無難

「Xperia Z4」はグローバルモデルでは「Xperia Z3+」として販売されている。つまり、Z3のバージョンアップ版という位置付けだ。

なので、少なくともZ3ユーザーは無理して購入する必要はないと思う。実際僕はXperia Z3 Compactユーザーだが、これを買おうとは正直思わなかった。

microUSBがキャップレスになりセンターボトムに配置されるなど、細かい使い勝手が向上している面はあるが、それだけの為に買い替える程の進化は感じない。

ただ、Z3を半年程前に購入して、Z4の購入を検討する人は極少数だろう。機種変更などで買換を検討するのは、購入から1年以上経過するであろうXperia Z2以前のユーザーなんじゃないかと思う。

じゃあこの人達にとって購入するメリットがあるかと言えば、これはかなりあると思う。

Xperia Z2以前のユーザーは購入を検討する価値がある

何故かと言えば、CPUや通信速度など内部面の進化はもちろん、手に持った時の感覚など、Z4の薄型軽量化の恩恵をかなり実感出来ると思うからだ。

一例として、重量とサイズを比較してみるとこんな感じ。

製品名 重量 サイズ ディスプレイ
Xperia Z 146g 139×71×7.9 5インチ
Xperia Z1 171g 144×74×8.5 5インチ
Xperia Z2 163g 147×73×8.3 5.2インチ
Xperia Z3 152g 146×72×7.3 5.2インチ
Xperia Z4 144g 146×72×6.9 5.2インチ

Z1以前はディスプレイが5インチなので、見た目の部分の変化も大きいが、Z2以降はディスプレイサイズは同じ。だがZ2から重量は19g、厚みは1.4mm薄くなっており、ここはかなり大きな変化。

これだけ違うと、はっきり「薄く、軽くなった」と実感出来ると思う。Z1ユーザーもディスプレイが大きくなったのに、サイズがほとんど変わらずしかも軽いと感じられるだろう。

熱問題はかなり深刻。設定をチューニング出来るヘビーユーザーの利用を推奨

Xperia Z4が採用するCPUは「Snapdragon 810」というもの。

クアッドコアなどかなり高性能なCPUなのだが、その代償として熱問題を抱えている。実際、僕が使っていても「かなり熱い」と感じたし、

  • 気がついたら端末が再起動している
  • ムービー撮影など負荷のかかる処理を行うと、終了してしまう

なんて現象は目にした。
今は夏なので熱問題は、全ての電子機器が抱えている。だが、そういう事情はあるにせよ、かなり深刻であると感じる。

実際、ネットで検索したりしても熱問題を指摘している人はかなり多かった。

これは推察だが、キャリア向けのAndroid端末(今回はau版だった)はキャリアオリジナルのサービスなどが組み込まれている事が多く、ただでさえ重くなりがち。

なので、不要なサービスやアプリを削除したり、SONYオリジナル機能も一部停止したりすれば、かなり変わるんじゃないかと思う。

ただ、仮にこの推察が正しかったとして、こういう事が出来るのはかなりAndroidに詳しい人だ(僕はあまり自信が無い)。なので、ヘビーユーザーという自覚がある人なら良いが、基本的にデフォルトのままで使うって人にはあまり向かないかもしれない(僕は今回敢えて、あまりカスタマイズを行わず使用した)。

終わりに

モニター品としてお借りしておきながら辛口評価になるのは心苦しいが、Xperia Z4は「暴れ馬」という印象。

これを制御できる人には良い端末だと思うが、それ以外の人にとってはデメリットの方が強く出てくるかもしれない。とはいえ、着実に進化はしているし、敢えて旧モデルを買うような理由もない。

急いで買い替えたい人で無ければ、次期モデル(Xperia Z5?)を待つのもありかと思う。ただ、敢えて言うならロゴなどキャリア向けカスタマイズがほぼ入っておらず、グローバルモデルに近いSoftBank版が気になる。これはわりと安定して使えるような気もするのだが、どうなんだろうか、、、

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しかし近年は、中国メーカーの進出が増え、安くて高性能な高コスパモデルが増えたので勢力図が変わりつつあります

チー
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