虹彩認証「Iris Passport」のメリットとは。docomo2015年夏モデルの地味な注目端末「ARROWS NX F-04G」

先日発表されたdocomoの2015年夏モデル。

ツートップ戦略後の機種変更需要を狙って、SONYとSamsungが気を吐いているし、ガラホと呼ばれるAndroidガラケーの登場が大きなトピック。だが、スマホのラインアップとして数はかなり揃えたと思うが、それほど真新しさは感じない。

そんな中、1つ地味だが注目の端末がある。富士通が販売する「ARROWS NX F-04G」だ。

「ARROWS NX F-04G」の注目ポイント

スマートフォン・タブレット・携帯電話(ARROWS_NX_F-04G)_製品情報(Iris_Passport)_-_FMWORLD_NET(個人)___富士通
注目なのはディスプレイや、CPUとかでは無い。
世界初と言われる虹彩(こうさい)認証「Iris Passport(アイリスパスポート)」を搭載している事だ。

スマートフォンには今や様々な個人情報が格納され、さらに業務データすらも格納される事がある。そうなるとどうしても気になるのはセキュリティ。

セキュリティと言えばまずはパスコードが思い浮かぶが、これは「同じもの」・「簡易なもの」が使われる傾向が強く、正直セキュリティは弱い。それに代わって生体認証が生まれて、今はiPhone・iPadが「Tocuh ID」という名前でも採用している、指紋認証が最近は増えているが、実はこれも万全なものではない。

使った事がある人は分かるだろうが、認識されないことが結構あるのだ。

指紋認証のデメリットと虹彩認証のメリット

指紋認証は文字通り指にある「指紋」で認証するわけだが、実は肌の状態によって上手く認識しないことがある。で、肌の状態なんて健康状態や生活環境で結構変わってしまう。
具体的には、

  • 手を洗った直後、汗ばんでいる時など、手が湿っている時
  • 手荒れや乾燥で、手が「ガサガサ」の状態になった時
  • 体質的に乾燥肌の人

手が湿っている時というのは、手を拭けばすぐに解決するのだが、「ガサガサ」というのはすぐには解決しない。
特に子育てする女性・専業主婦は水仕事をする事が多いため、手が荒れている人は結構多い。嫁も昔はそんなことは無かったのだが、子供が生まれてから手はいつも荒れていて、ゴム手袋したり、ハンドクリームをマメに塗っても追いつかない状態だ。なので、嫁も以前はTouch IDを使用していたが、今はやめてしまった。

逆に虹彩認証は目の虹彩を使用するため、目の病気とかにならない限り状態が変わることは少ない。

しかも、虹彩を取得するのはスマートフォンのインカメラを使用するため、ソフトウェアの開発は必要だが、ハードウェア的に新しいものはほとんど必要無い。「自撮り(セルフィー)」という文化がある今、スマートフォンのカメラはアウトカメラじゃ無くてインカメラも重要なので、これが無くなる事は当面考えられない。

もちろん、例えば眼鏡やサングラスを着けていた場合は上手く認証しないとか、指紋認証ならポケットにスマホが入っている状態でも解除できるが、虹彩認証は毎回スマホを「見る」必要があるなど、デメリットもありそうだ。

ただ、そういう問題は分かった上で、富士通は面白いところに目を付けたなぁと思う。

セキュリティ、浮気ケータイの富士通

富士通はフィーチャーフォンの時代から、端末のセキュリティに長く取り組んできた。
今やかなり普及した指紋認証も、10年以上前から採用してきた(当時は富士通しか無かった)。当時のセキュリティは「見られたくないパーソナルデータを隠す」という考えが主流だったので、その隠す機能が異常に優れていた。

  • シークレットモードを指紋認証でのみON/OFF出来る
  • シークレットモードでのみ表示される、連絡先やメールが設定出来る
  • シークレットの連絡先から来た電話・メールは、通常時は通知しない(通知があったら特定のアイコンが表示されるとかの制御もできる)

まだまだあるが、代表的な機能はこんなものだったと思う。
なので、当時一部の人からは「浮気ケータイ」なんて言われていた。

今のセキュリティは隠すのでは無く「アクセス制限」が主流になったと思うが、やはり今でも「セキュリティ」と言えば富士通端末と僕は思ってしまう。「セキュリティ」のノウハウって一朝一夕では貯まらないと思うからだ。セキュリティはキツすぎたら使われないし、緩すぎたら意味が無い。そのさじ加減が富士通は上手いと思う。

そして、指紋認証は前述のようなデメリットに加えて、実は寝ている時に認証されたら勝手に触られるというリスクがあるわけだが、色彩認証だとそれは非常に難しい。「浮気ケータイ」ならぬ「浮気スマホ」の富士通の真骨頂と言う感じもする。

色彩認証の認識精度(どれくらい厳密かというより、どの程度緩いか)はかなり気になりますね。

終わりに

富士通はフィーチャーフォン時代から、主にdocomo向けとして毎年ほぼ2回端末をリリースしている。
ただ、現在のdocomoはiPhoneとXperiaを中心に売っている印象があり、富士通のARROWSは正直存在感は薄い。この状況はFOMA初期の富士通ケータイの状況に似ている気がするが、フィーチャーフォンの時代は最終的に富士通とシャープが覇権を取ったと僕は思っている。

そういう意味で富士通も我慢して開発を続けていれば、徐々にシェアは増えるんじゃないかと思うが、当時にはない潮流が今はある。

それは「SIMフリー」という潮流。富士通はキャリアに卸すだけじゃ無くて、特にdocomoで販売しているフラグシップ端末をメーカー直販でSIMフリー機として販売した方が売れるんじゃないかと僕は思う。

僕は国内メーカーなら富士通ファンなので、そうなれば買おうかなぁなんて思うわけだが、難しいんですかねぇ、、、。富士通さん頑張って欲しいのだが、、、

ちなみに、余談だが「ARROWS NX F-04G」はアップアップガールズ(仮)と組んで、キャンペーンを行うようだ。

ARROWS_×_アップアップガールズ_矢__CALL_アプガCALL__キャンペーン

そういう意味でも、この端末はちょっと注目だし応援したいですねw

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4 件のコメント

  • どこのキャリア、どこのメーカーだろうと今夏のAndroidキャリア端末は買ってはいけない。 より:

    はじめまして。
    どこのキャリア、どこのメーカーだろうと今夏のAndroidキャリア端末は買ってはいけない。
    これは確定事項です。

    なぜならばどこのキャリア、どこのメーカーもAndoroidのバージョンが”5.0″だからです。
    5.0にはOS自体にメモリリークの不具合があり、一定時間でフリーズします。Googleも認めています。

    この不具合の解消は5.1である程度、5.1.1でさらに解消(でもすべて解消されていない)になり、
    5.0でのパッチは見送られています。

    なので、5.0を搭載している時点でアウトです。今年の夏端末は買ってはいけません

    • 情報ありがとうございます。
      確かにそうですね。今回買う気はないですが、なんでこのバージョンにしたんでしょうねぇ

      • どこのキャリア、どこのメーカーだろうと今夏のAndroidキャリア端末は買ってはいけない。 より:

        なんででしょうね。LGだけ5.1載せてるようですが。。。なぜ日本メーカーは5.0なのか。

        一部のニュースサイトでは
        「メモリリークに関しては独自カスタマイズで解消」なんて書いてるとこもありますが、
        これもあり得ませんよね。

        Googleは4.2よりライセンスを変更し「断片化につながる独自カスタマイズを禁止」してますから。
        もし、独自カスタマイズで解消したら、GoogleAppsのライセンスが起きずGooglePlayが載せられない事になりかねない。
        また、それができるならGoogleへのフィードバックでもっと早く解決なり、5.0.3がリリースされるはずで。

        なぜ不具合バージョンを使うのかとんと理解できません。
        出荷の始まる6月中旬以降キャリアサポートは悲鳴を上げるでしょうね。

        • ですねぇ。
          既存端末のバージョンアップもdocomoでは5.0が対象になってますし。5.0にするくらいなら、やらない方がいい気がしますが、、、