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富士通「arrows 5G F-51A」レビュー。本気の5G対応。2年半振りに登場した、富士通ハイスペックスマホの実力は?

富士通「arrows 5G F-51A」レビュー

日本メーカーのハイスペックスマホが欲しい

ガラケー全盛期の2010年頃まで、NEC・富士通・Panasonic・シャープ・SONYあたりがしのぎを削っていたが、スマホの普及で大多数のメーカーが撤退し、選択肢はほぼなくなった。

2024年現在残っているのは、シャープとSONYくらいで、他メーカーは完全撤退か分野を限定して細々続けている状況。

富士通はかつてハイスペックモデルを販売していたが低迷し、ここ数年「arrows Be4」など安価なモデルを中心に発売していた。

ハイスペックモデルは、サムスンのGalaxy、HUAWEIが強かったのだが、「5G元年」といえる2020年に、富士通が満を持して、ハイスペックスマホを再投入

この記事では、「arrows 5G F-51A」に関して、使い勝手に焦点をあてて紹介しようと思う

5G対応モデルですが、僕が住んでいる岡山県倉敷市は5G対応エリアがほぼないため未検証です

この記事の掲載内容は、2021年1月18日時点の情報です。現在の情報とは異なる場合がございますので、あらかじめご了承ください。

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富士通「arrows 5G F-51A」の概要

arrows 5Gの概要

富士通「arrows 5G F-51A」は、2020年7月30日に2020年夏モデルとして発売された。

ドコモにおける富士通製品といえば、かつては「ハイエンドモデル」と「らくらくホン」が中心だったのだが、ハイエンドモデルとしては2017年12月発売の「arrows NX F-01K」以来、約2年半振りのリリースだった

その間、ミドルクラスとなる「arrows Beシリーズ」はリリースしていたが、ハイエンドモデルはしばらく封印されていた。

富士通「arrows Be4 F-41A」レビュー

販売は「ドコモ限定」

ガラケー時代から富士通は基地局側の開発を担うなど、docomoとの関係が深く、docomo限定というスタンスはスマホになっても変わらない。

スペック概要としては以下の通り。

ディスプレイ 約6.7インチ(有機EL)
バッテリー容量 4070mAh
プロセッサ Snapdragon 865
内蔵メモリ(RAM) 8GB
内蔵メモリ(ROM) 128GB
アウトカメラ 広角:4800万画素
超広角:1630万画素
望遠:800万画素
インカメラ 3200万画素
テレビ機能 ×
おサイフケータイ
急速充電 ×
ワイヤレス充電 ×
サイズ 164(高さ) × 76(幅) × 約7.7(厚み) mm
重量 171g
通信速度(受信時最大) 5G:4.1Gbps
4G(LTE):1.7Gbps
通信速度(送信時最大) 5G:480Mbps
4G(LTE):131.3Mbps

販売価格は「112,508円」。

ハイエンドモデルなのでいいお値段だが、「スマホおかえしプログラム」の適用対象となっており、2年で機種変更すれば実質「75,008円」となる。

チー
他の5Gモデルと比較して、特別高くも安くもないけど、5G機能を重視するなら数少ない選択肢!
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5Gの高周波数帯「ミリ波」対応について

5Gミリ波に対応した数少ないモデル

「arrows 5G」の目玉機能と言えるのは、5G通信で「ミリ波」にも対応していること。

2020年3月から大手3キャリアで始まった「5G」サービスは、大きく分けて2種類の周波数を利用する。

名称 周波数帯 用途
Sub6 6GHz未満 比較的エリアが広い。4G LTEの延長線上で利用する
ミリ波 30GHz〜300GHz帯 障害物に弱いいためエリアは狭いが、スポット的にカバーする用途に使える。日本では「28GHz帯」もミリ波として使われている

arrows 5Gは「28GHzのミリ波」に対応しているため、5Gの最大通信速度が上がっている

日本国内において「ミリ波対応のスマホ」はまだまだ少ないので、貴重な存在とはいえるのだが、5Gエリア自体が狭すぎてメリットを感じられるのはまだまだ先になると思う

チー
岡山県倉敷市在住の僕は、未だに5Gのピクトを見たことがありません(笑)
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外観をチェック

arrows 5G F-51A本体前面 arrows 5G F-51A本体背面

製品の外観をチェック。

10万円オーバーのスマホということもあり、狭額縁で画面が広く、金属の高級感がある。

四方からチェック。

上部

上部は何もなし。

下部
充電端子は「USB-Type C(USB-C)」を採用している。

近年のAndroidスマホの定番だが、USB Power Delivery(USB-PD)による、急速充電にも対応

以下の記事は「iPhone 8」での検証事例だが、USB-PDによる充電は圧倒的に早いので、是非利用して欲しい。

USB-C Lightningケーブルで充電中

また、下部にはSIMカードスロットがある。micro-SDカードスロットと共有。

左側面 右側面

右側面に、ボタン類が配備されている。

「3.5mmイヤホンジャック」は搭載していない。このため、音楽などを聴く場合「完全ワイヤレスイヤホン」の利用が推奨される。

カメラはトリプルカメラ

スマホのメイン機能とも言えるカメラはトリプルカメラ。

指紋認証センサーは、ディスプレイに内蔵されている。

画面サイズのわりに軽くて薄い

「arrows 5G」は薄さを売りにしているが、手に持つと「大きさの割に軽い」と驚く。

重量は「171g」です
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「arrows 5G F-51A」のここが凄い!

富士通「arrows 5G F-51A」レビュー

以降は僕の感想を中心に紹介しようと思う。

僕が触ってみて「arrows 5G」の良いなと思ったポイントは、以下の2点だ。

arrows 5Gのよいところ
  • 今や数少ない日本製のスマホ
  • 大画面だが、薄くて軽い

今や数少ない日本製のスマホ

Made in Japanのハイスペックスマホ

冒頭でも紹介したが「arrows 5G」は、今や数少ない日本メーカーのスマホ。

さらに、製造も「日本国内の工場」で行っているのが特徴で、2020年はコロナ禍で「国内回帰」がトレンドとはいえ、ここまで徹底しているのは珍しい。

つまり「Made in Japan」。

「だから何?」と思う方もいるだろうが、特に高齢者は「日本製」にこだわる方も多いし、日本製だから買う、応援するという方もコロナ禍の今は増えているので、アピールポイントといえる

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大画面だが、薄くて軽い

7.7mmの薄型

最近のハイスペックモデルは重い。

他社のハイスペックモデルの重さが200グラム近い中、6.7インチの大画面で「171g」という軽量化を実現したのは素晴らしい

ケース・保護ガラス込みのiPhone 11 Pro重量

上記画像は、Apple純正ケース保護ガラスを装着した「iPhone 11 Pro」。

200グラムをゆうに超えており、実際手に持つと「ずっしり重い」と感じる

画面サイズのわりに軽くて薄い

iPhone 11 Proは5.8インチだが、arrows 5Gは6.7インチなので、大画面の割に圧倒的に薄くて軽い

高機能と軽量化は相反するものなので、うまい作りになっていると感じる。

チー
iPhone 11 Proと比較すると、画面が広いのに、軽いから違和感を覚えるくらい(笑)
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「arrows 5G F-51A」のここがイマイチ

富士通「arrows 5G F-51A」レビュー

arrows 5G」を使って、イマイチと感じた点ももちろんある。

感じたことをまとめると、以下のような感じだ。

arrows 5Gのイマイチなところ
  • 「Photoshop Expressモード」は使いづらい
  • 顔認証に非対応
  • ワンセグ・フルセグ、ワイヤレス充電に非対応

「Photoshop Expressモード」は使いづらい

「Photoshop Expressモード」
  • プロセッサ、RAM、ROMの早さと多さ
  • ディスプレイの大きさ
  • カメラ機能

ハイスペックモデルの優れている点は、近年この3点で特にカメラ機能が差別化ポイントとして分かりやすい。

廉価版といえる「arrows Be4」と比較して、最も違うと感じるのもカメラ機能だ。

ただ、このアプローチがちょっとずれているなと感じたのも事実。

AIによる被写体分析、マルチカメラまでは分かるとして、arrorws 5Gが高機能カメラの柱にすえたのが「Adobe Photoshop Express」を使った編集機能

「Photoshop Expressモード」で撮影 編集

カメラの撮影、編集を一体化させた「Photoshop Expressモード」と呼ばれる機能だが、簡単にいえばレタッチを楽にする機能

確かにより美しい写真を「作る」なら、レタッチが必須というのはわかる。

しかし、スマホカメラのトレンドは「自動化」だ。ポートレートモードナイトモードなど近年増えた機能も、モードを選べば後はスマホが「自動的にいい感じに補正してくれる」というのが便利だった

自分で調整するというアプローチは、スマホカメラの進化としてちょっとずれている感じがする。

adobe IDでのログインが必要

あと、この機能を使うためには「Adobe ID」の作成とログインが必須で、理由は理解するが正直ちょっと使いづらかった。

顔認証に非対応

ディスプレイ内蔵の指紋認証
arrowsの「伝統」といえるのが、背面に配備した指紋認証センサー

「arrows 5G」においては、ディスプレイ内蔵の指紋認証センサーを搭載しているが、生体認証は指紋認証のみ

スマホ生体認証トレンドは、指紋認証からiPhoneの「Face ID」相当となる顔認証に変わっているのに、顔認証非対応は残念だった

かつて、指紋認証を他社に先駆けて搭載し、虹彩認証なども導入していた、生体認証に強いメーカーなのでここは頑張って欲しかった。

たしかに、2020年のコロナ禍においては、マスクをつけると顔認証が使いづらいので、指紋認証の価値は見直されたと思う。

ただ、自宅内でマスクをつける人は少ないし、ディスプレイ内蔵の指紋認証センサーは使いづらい……。

チー
物理的なセンサーは「手触り」で探せるけど、ディスプレイ内蔵センサーは「目視」での位置合わせが必須で地味に使いづらい……。

ワンセグ・フルセグ、ワイヤレス充電に非対応

下部

最後が、ワンセグ・フルセグ、およびワイヤレス充電に非対応という点

どれも別になくても困らない機能。

しかし、「日本製」をアピールし販売も国内に限定しているなら、ワンセグ・フルセグは対応して欲しかったというのが正直な気持ちだ。

なお、充電機能に関してUSB-PDによる急速充電には対応しているので、ここは安心して欲しい。

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終わりに

富士通「arrows 5G F-51A」レビュー
「日本製」というのが、スマホにおいてアピールポイントになる未来が来ることは、想像もしなかった。

しかし、日本市場においては、行政が介入する形で「値引きは22,000円まで」という特殊な構造となり、日本市場に最適化されたハイエンドモデルは減ってきている

さらにいえば、スマホの売上げそのものも落ちているわけで、メーカーには逆風でしかない。

そんな状況で「ハイエンドモデルを復活させた富士通」は、相当な使命感を持って開発したのだろうと想像する。

通信メーカーとして「5Gスマホ」は、作らねばならない

そんな使命感があったのかもしれない。

ガラケー時代の富士通ケータイファンとしては、なんとか応援したい。

海外メーカーと比較しても遜色ないモデルなだけに、頑張って欲しいと心から思った。

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Androidは様々なメーカーが販売していますが、日本で人気が高いのは長らくSONY「Xperia」・シャープ「AQUOS」・サムスン「Galaxy」の3本柱でした。

しかし近年は、中国メーカーの進出が増え、安くて高性能な高コスパモデルが増えたので勢力図が変わりつつあります

チー
当ブログではドコモ版の最新モデルを中心に、数多くの機種をレビューしているので、参考にしてみてください!
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チー
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