カーナビ替わりでスマホを使ってますか?
スマホの普及から随分時間が経過するため、お古のスマホを車載して、カーナビ・カーオーディオ替わりに使っている方が増えて来た。
その場合、問題になるのが通信回線。
Wi-Fiルーターやテザリングもよいが、接続操作が面倒だし利便性に欠ける。
かといって、車載通信機器に高いお金を払う気もないという場合、格安SIMの利用があたまに浮かぶ。
僕もそのタイプなのだが、車載用スマホとして重要なのは「コスパ」。
この記事では、以下を紹介しようと思う。
- 車載スマホ用の通信回線選定基準
- おすすめは「nuroモバイル」
- 「nuro」モバイルを使った感想
本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています。
カーナビとして車載するスマホの通信回線はどれがいい?
カーナビ・カーオーディオとして車載するスマホは、色々あると思うが、多くの場合「お古のスマホ」だと思う。
その場合、ドコモなど大手キャリアの通信回線じゃ贅沢で、とりあえず繋がる回線であることが重要だ。
ここでポイントになるのは「繋がる」こと。
つまり、エリアが重要になる。
当たり前だが車は移動しながら通信する。
- ド田舎
- トンネル
- 高速道路
など電波がよいところばかりとは限らず、100%繋がるは無理でも、なるべく繋がることが重要だ。
このため、例えばWimaxのような高速だがエリアが狭い回線は向いていないし、ドコモ・au・SoftBankの3キャリアで言えば、ドコモ・au回線が無難だと思う。
そう考えた時、格安SIMが有力候補に挙がってくるが、選定ポイントは以下ではないかと思う。
- 安く使えること
- 様々な通信キャリアに対応していること
通信キャリアの対応は、使うスマホも関係する。SIMロック解除すればどのキャリアでも使えるのだが、手続きが必要なためか思ったほど普及していない。
スマホを購入したキャリアに合わせた、回線を選択する
これが基本になるので、大手3キャリアに対応する格安SIMがおすすめだと思う。
nuroモバイルを契約した理由は安さとマルチキャリア対応
僕が今回契約したのは「nuroモバイル」。
「nuroモバイル」はso-net系、さらに言えばソニー系の格安SIMだ。
正直、電話も含むメイン回線として使う場合はおすすめしない。
メイン回線として使う格安SIMなら、僕は以下がおすすめだ。
ポイントは安定性で、いつでもそれなりの速度で通信できるのが魅力だが、「nuroモバイル」と比較すればちょっと高い。
しかし、今回の用途は車載用通信環境(カーナビ用)としての格安SIMだ。正直それほどスピードは求めていない。
- エリアが広い
- 最低価格が安い
- 通信容量の繰り越しなど柔軟性の高いプラン
が条件だった。
その結果悩んだのはDMMモバイルとnuroモバイルだったのだが、nuroモバイルを選択した決め手は、
値段の安さ
だった。
容量としては1GBは流石に心許ないが、3GBはなくてもいいって感じなので、2GBプランが基本となるnuroを選択した感じだ。
そして、もう1つ大きな理由が「マルチキャリア対応」。
僕の場合はドコモのiPhone 6 Plusを使っているのだが、例えばSoftBankのiPhone 7を使いたいみたいなケースでは、2種類の対応が考えられる。
- SIMロック解除して、好きな回線を選ぶ
- よくわからないから、SoftBank回線を選ぶ
どちらでもよいのだが、選択の自由があるのがポイントだと思っている。
DMMモバイルとnuroモバイルの料金比較
DMMモバイルとnuroモバイルの、1GB〜3GB低容量プランを比較すると以下のようになる。
プラン | DMMモバイル | nuroモバイル | ||
---|---|---|---|---|
docomo | au | SoftBank | ||
0.2GB | – | 300円 | 500円 | 500円 |
1GB | 480円 | – | – | – |
2GB | 770円 | 700円 | 780円 | 980円 |
SMSオプション | 150円 | 150円 | 150円 | – |
カーナビ用スマホをどれくらい使うのかにもよるのだが、僕は2GBもあれば十分と思っているので、2GBプランが安いかどうかが選定ポイント。
このため、
ポイントは、コスパの高いnuroモバイル(docomo)の2GBプランを選択した。
データ通信専用プランなのでいわゆる契約縛りは存在しないが、音声プランを選択する場合1年の契約縛りがあることは注意して欲しい。
SMSオプションを契約する
安さ重視に少し矛盾するが、1つだけオプションサービスを契約した。それは、
SMSオプション
という意見はあると思うのだが、実はLTE網に安定して接続するためにはあった方がよいと思っている。
VoLTEが主流になり以前程問題は発生しなくなったと言われているが、今回はカーナビとして車で使うので、例えば高速道路走行中など圏外と圏内が繰り返されるシーンは考えられる。
そんな時に、いちいち再接続に時間がかかっていたらストレスなので、契約することにした。
オプション料金は150円で、これはどの格安SIMでも大体同じ価格だ。
契約の必要性は自身で判断いただく必要があるが、特にメイン回線として使用するなら付けた方がよいかと思う。
nuroモバイルのSIMが到着
今回はWEBで申込み手続きを行った。
nuroモバイルのWEBサイト上には、
「nuroモバイル」では、午後3時までに「nuro」モバイル公式サイトで申込み手続きが完了した場合、SIMパッケージを最短で当日中に発送いたします。
お客さまのお手元には、最短でお申込み完了翌日に届きます。
の記載があるのだが、確かに到着が早く申込みの翌日にはSIMカードが到着した。
まあそこまで急いではいなかったがw
パッケージはよくある形で、紙の外装はサービス名や注意点がプリントされている。
そして、中身は「真っ白なSIM」。
今回はドコモ回線を利用する格安SIMで、2015年頃まではドコモのSIMが送付されていた。
だが、
- 紛らわしい
- サポートをドコモに求めるユーザーが多数現れる
など問題も発生し、MVNO専用SIMが登場した。それがこの真っ白なSIMというわけだ。
nuroモバイルの通信速度は「それなり」
では、気になる「nuroモバイル」の通信速度はどうなのか。
はっきり言っておくと、通信スピードは基本的に遅い
ダウンロードスピードで言うと、時期や地域によって差異はあるが、
時間帯 | 速度 | 備考 |
---|---|---|
通常 | 3〜5Mpbs | 日中 |
空いている時間帯 | 20Mbps | 早朝など |
ピークタイム | 1Mbps以下 | 平日ランチタイム・通勤時間・夜間 |
という感じだ。
逆に、アップロードは概ね5Mbps程度と比較的安定した速度となっている。
ただ、大手キャリア(docomo・au・SoftBank)のいつでも高速通信できるのが当たり前な人にとっては、ストレスを感じる速度ではないかと思う。
MNOは大体安定して20Mbps程度の速度が出るので、使えないとまでは思わないが「遅い」というのは体感的にもわかる。
正直、メイン回線として使うのは厳しいとは思った。
「速度は遅い」を前提に車載回線として使った感想
ただ、「速度が遅い」というのは最初から分かっていた話だ。
月920円でMNOと同じ品質を求めるなんて虫がよすぎる。冒頭にも記載したが、今回僕は車載スマホに利用する回線として契約している。
ちなみに、普段はこんな感じで配置することが多く、
大体の場合は、音楽かYouTubeを再生し、Lightning経由でカーオーディオへ出力可能な車載ケーブル「Logitec LHC-ACI02」経由でカーステに流している。
- SNS(TwitterやFacebook)を見たり投稿する
- メールを送受信する
なんて用途には全く使わない。それはメインのスマホがあるので。
- 音楽を再生する(Apple Musicなど配信型含む)
- 動画を再生する
- 地図を見る(ナビ)
が9割以上の用途で、この程度ならそれほどストレスなく使える。
だが、一番象徴的だったのが、
YouTubeを再生すると常に低画質モードになった
ということで、高画質な動画再生は難しいことは申し添えておく。
運転中に動画を真剣に見るわけではないので、低画質でもそれほど気にならないとは思うが。
nuroモバイルの料金はどのくらいか?
今回契約したのはデータ通信専用2GBプラン。
契約初月の明細はこんな感じ。
データ通信料などは無料だが、
- 登録事務手数料
- SIMカード準備料
という手数料が発生する。
2ヶ月目以降は、
- データ通信料
- SMSオプション利用料
の通常料金となる。
920円はかなり安いと感じる。
終わりに
カーナビを買ったら、最低でも5万円はかかる。
お古のスマホなら、実質無料だし、ナビも音楽も今やスマホから再生した方が楽と感じる。
ただ、スマホを使う場合通信回線なしはとても不便。
音楽とかはあらかじめWi-Fi環境でダウンロードしておけばよいが、今やそれが面倒。いちいちテザリング接続させるのも面倒。
格安SIMでとりあえず繋がる状態にする
っていうのもありだなと思った。
今回の契約で発生する費用は月額920円(税込)。
通信量は翌月まで繰り越す事もできるし、容量オーバーしても200Kbpsで通信できるので、恐らく音楽再生くらいならこと足りるだろう。
限定的な用途ではあるが、格安SIMの選定ポイントは用途によって割り切る事でもあると思うので、
安定的な高速回線が不要で安さ(コスパ)重視
という人にはnuroモバイルの2GBプランはおすすめだ。
月3,000円以下で早い格安SIMを選ぶなら、Y!mobileがおすすめ
格安SIMを契約するなら、Y!mobileがおすすめです。
Y!mobileのメリットは以下のようなものがあります。
- 格安SIMなのに、通信品質がソフトバンク回線と同等で混雑しない
- 家族割、おうち割で家族全員の通信費を削減できる
- PayPayが最大20%還元で利用できる
- オンラインストアのキャンペーンがかなりお得
2024年12月現在、オンラインストアはお得なキャンペーンが豊富なので、是非最新キャンペーン紹介記事も参考にしてくださいね!
通話をあまり使わないなら、UQ mobileも視野に入れてみよう
UQ mobileは以下のような人におすすめです。
- とにかくスマホ代を安くしたい人
- 通話をあまり利用しない人
- 余ったデータ容量を翌月に繰り越したい人
- 大手キャリア並みの通信速度でも、月3,000円以下で使える
- 最新キャンペーンをチェック
UQ mobileとY!mobileの違いを、通話料金・データ通信・キャンペーンの観点から徹底比較し、それぞれに向いている人について解説しているので、以下の記事も合わせてご覧ください。
初心者向け「格安SIM」への乗り換えガイド
通信料の節約を目的に、大手キャリアから格安SIMへの乗り換える方が増えてきましたが、安いなら安いなりの理由があります。
ガイド記事では、スマホ初心者だったパパンダさんが、実際に体験したことを詳しく解説しています。
▼ガイドページは以下の画像をクリック!