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Android 6.0 Marshmallowアップデートにみる、キャリアとメーカーの温度差と今後のお勧め機種とは

2015年末頃から、Android 6.0 Marshmallow(マシュマロ)をプリインストールした、Androidスマホが増えて来ている。

メモリリークが多いなど問題点が多く指摘されていた、Android 5.0(Lollipop)はアップデートを控えている人も多かったし、ユーザーもあまり増えなかった。

そういう意味でも期待度の高いOSなんだが、一番の注目は既存端末に対してどこまでアップデートで対応するか

AndroidとiPhoneの端末ベースでみたシェアではもはやAndroidが圧倒的だが、長く使うと考えた時一番大事なことは、最新OSへアップデートでどこまで対応してくれるか

iOSはここが強く、Androidは弱いわけだが、SIMロック解除の対応、スマホの販売に対する総務省の介入など、スマホを巡る動きは大きく変わってきている。

そんな中で、大手キャリアが販売した端末に対するAndroid 6.0へのアップデート対応が、ほぼ出揃ったのでその内容をまとめて紹介しようと思う。

これがもうビックリするくらい温度差が違うのだ。

この記事の掲載内容は、2020年12月29日時点の情報です。現在の情報とは異なる場合がございますので、あらかじめご了承ください。

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Android 6.0 Marshmallowの概要

まず、Android 6.0 Marshmallowの概要を紹介しようと思う。

といっても僕はメインで使っている端末はiPhone 6sなので、そこまで詳しいわけではない。

概要レベルで紹介すると、

  • 「Now on Tap」と呼ばれる、起動中のアプリで表示されている内容から詳細情報を表示する、予測によるレコメンド機能
  • バッテリー消費のさらなる低減と最適化
  • アプリに渡す情報を必要とするときに個別に確認する(今まではインストール時に一括確認)

といった辺りで、マテリアルデザインの採用など見た目の変化も大きかったAndroid 5.0と比べて、新機能は少なくブラッシュアップの印象が僕は強い。

目玉は指紋認証への正式対応

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さらに言うと、ようやくとも言える指紋認証へOSレベルでの正式対応
これまでは富士通など一部のメーカーが独自の実装で対応していたが、ようやくOSレベルで対応され対応メーカーが飛躍的に増えるだろう。

iOSにおいては2013年に発売したiPhone 5sとiOS 7で対応していたが、Androidは3年遅れてようやく対応となった形になる。

これを受けてXperiaシリーズでも最新モデルZ5から指紋認証に対応した。

大手キャリアが販売するスマホのAndroid 6.0への対応の違い

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大手キャリアが販売するAndroidスマホに対する、Android 6.0へのアップデート対応は、分かりやす過ぎるくらいはっきり違いが出た

さらに言えば、メーカーによってもはっきり違う。
僕は総務省の介入の介入で、国内のスマホメーカーは壊滅すると感じている。

結果、得するのはキャリアと総務省自身だと思っているわけだが、

これをみて改めて、SONY以外の国内スマホメーカーは死んだと改めて思った。
もはやSONY以外の国内メーカーは、もの好きと、頻繁に端末を買い替える人にしかお勧めできない。

docomoのAndroid 6.0アップデート対象機種

アップデート対象機種は以下。

  • AQUOS ZETA SH-03G
  • AQUOS ZETA SH-01H
  • AQUOS Compact SH-02H
  • ARROWS NX F-04G
  • arrows Fit F-01H
  • arrows NX F-02H
  • GALAXY S5 SC-04F
  • GALAXY Note Edge SC-01G
  • GALAXY S5 ACTIVE SC-02G
  • GALAXY Tab S 8.4 SC-03G
  • Galaxy S6 edge SC-04G
  • Galaxy S6 SC-05G
  • Xperia Z3 SO-01G
  • Xperia Z3 Compact SO-02G
  • Xperia Z4 SO-03G
  • Xperia A4 SO-04G
  • Xperia Z4 Tablet SO-05G
  • Xperia Z5 SO-01H
  • Xperia Z5 Compact SO-02H
  • Xperia Z5 Premium SO-03H

docomoはiPhoneの発売が2013年からと遅く、国内キャリアでは長年Androidに最も力を入れてきたキャリアなので、Android端末も多く発売している。

この為アップデート対象機種も20種類と他のキャリアと比べて断トツに多い。だが、よく見ると傾向がはっきり見えると思う。

SamsungのGalaxyシリーズとSONYのXperiaシリーズがほとんどということだ。
メーカー毎に一番古いアップデート対象機種をまとめると、

メーカー名 機種名 発売時期
富士通 ARROWS NX F-04G 2015年5月
シャープ AQUOS ZETA SH-03G 2015年5月
Samsung GALAXY S5 SC-04F 2014年5月
SONY Xperia Z3 2014年10月

という感じで、SamsungとSONYは他のメーカーより1年くらい古いモデルでもアップデート対象となっている。

逆に国内メーカーの大手とも言える、富士通とシャープは2015年5月以降に発売した機種しかアップデート出来ない

auのAndroid 6.0アップデート対象機種

続いて、auのAndroid 6.0アップデート対象機種は以下。

  • AQUOS SERIE SHV32
  • HTC J butterfly HTV31
  • isai vivid LGV32
  • Galaxy S5 SCL23
  • Galaxy Note Edge SCL24
  • Galaxy S6 edge SCV31
  • Galaxy A8 SCV32
  • TORQUE G02
  • Xperia Z4 SOV31
  • Xperia Z5 SOV32
  • Galaxy Tab S SCT21
  • Xperia Z4 Tablet SOT31

LGエレクトロニクス(isai vivid LGV32)・京セラ(TORQUE G02)・HTCなど、docomoにはみられない機種が含まれているが、傾向としてははっきりしている。

2015年5月以降に発売した夏モデルがアップデート対象という事だ。
例外はdocomoでも同じくアップデート対象となっている、Galaxy S5 SCL23のみ。

SoftBankのAndroid 6.0アップデート対象機種

最後に、SoftBankのAndroid 6.0アップデート対象機種は以下。

  • Xperia Z5
  • Xperia Z4
  • Galaxy S6 edge

これは驚きの内容だった。
SoftBankは長年シャープ製のスマートフォンを多く扱っている。SONYのXperiaは2013年11月に発売したXperia Z3と遅いのだが、ここにシャープ製のスマートフォンが含まれない。

2016年3月時点で最新モデルの、2015年冬モデルにシャープ製スマホは当然含まれている。それすらもアップデート対象にならないという不思議。

SoftBankはiPhoneに力を入れているキャリアだが、Androidはやる気が無いとみられても仕方ないと思う。

アップデート対象機種にみるキャリアとメーカーの温度差

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以上の事から、2つの傾向がはっきり読み取れる。

Androidのアップデートに対する対応の手厚さは、

docomo>>>>au>SoftBank

とdocomoが圧倒的に手厚くなっており、更にメーカー単位でみると

SONY・Samsung>>>海外メーカー>>国内メーカー

という感じになるかと思う。
一番分かりやすいのは、大手キャリア3社が揃って販売し、ある意味iPhoneと同じ条件となったXperia Z3以降のXperiaシリーズ

機種名 docomo au SoftBank
Xperia Z3 × ×
Xperia Z4
Xperia Z5

Z3をアップデート対象に含めているのはdocomoだけ。
僕が持っているXperia Z3 Compactも対象機種となる。これは地味に嬉しい。

Android 4.4のままにしていたが、このお陰でAndroid 5.0にアップデートした。

同じXperiaといっても、キャリア毎に作り込まれており、それはdocomoの方が多いと思う。逆に、SoftBank版は海外で販売するグローバル版とほぼ同じと言われているが、それでもアップデート対象とならない(グローバル版はアップデート対象)。

終わりに

総務省の介入0円スマホの終了で、携帯販売は2016年以降大きく変わる。

最終的に元の木阿弥になるのかはまだ分からないが、この取り組みが続いたとして発生する事は、

  • スマホ価格の高騰
  • 買い替え(機種変更)サイクルの長期化

と思っているわけで、その時に重要なのはOSをいつまで最新版に保つことが出来るか。最新機能は不要でも、セキュリティ対応などアップデートがきちんと提供されるかの違いは大きい。

そう考えた場合、僕はやはりiPhoneをお勧めしたくなってしまう
何故かと言えば、少なくとも3年くらいはアップデートが保証されているからだ。逆にAndroidだとXperiaしかもうお勧めできないと感じた。

この傾向は今後変って行くとは思うが、

Androidスマホを大手キャリアで買うならXperia

これが鉄則なんじゃ無いかと思う。

あと、Nexusも恐らくお勧めできると思うが、全キャリアでは販売されていない上、特にdocomoについては「Nexus 5X」で初めてNexusを取り扱っているため、アップデートの事例がない。この為お勧め対象からは外しているが、Google純正とも言える端末なので、一番安心して使える端末だと思う。

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