2015年末頃から、Android 6.0 Marshmallow(マシュマロ)をプリインストールした、Androidスマホが増えて来ている。
メモリリークが多いなど問題点が多く指摘されていた、Android 5.0(Lollipop)はアップデートを控えている人も多かったし、ユーザーもあまり増えなかった。
そういう意味でも期待度の高いOSなんだが、一番の注目は既存端末に対してどこまでアップデートで対応するか。
AndroidとiPhoneの端末ベースでみたシェアではもはやAndroidが圧倒的だが、長く使うと考えた時一番大事なことは、最新OSへアップデートでどこまで対応してくれるか。
iOSはここが強く、Androidは弱いわけだが、SIMロック解除の対応、スマホの販売に対する総務省の介入など、スマホを巡る動きは大きく変わってきている。
そんな中で、大手キャリアが販売した端末に対するAndroid 6.0へのアップデート対応が、ほぼ出揃ったのでその内容をまとめて紹介しようと思う。
これがもうビックリするくらい温度差が違うのだ。
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Android 6.0 Marshmallowの概要
まず、Android 6.0 Marshmallowの概要を紹介しようと思う。
といっても僕はメインで使っている端末はiPhone 6sなので、そこまで詳しいわけではない。
概要レベルで紹介すると、
- 「Now on Tap」と呼ばれる、起動中のアプリで表示されている内容から詳細情報を表示する、予測によるレコメンド機能
- バッテリー消費のさらなる低減と最適化
- アプリに渡す情報を必要とするときに個別に確認する(今まではインストール時に一括確認)
といった辺りで、マテリアルデザインの採用など見た目の変化も大きかったAndroid 5.0と比べて、新機能は少なくブラッシュアップの印象が僕は強い。
目玉は指紋認証への正式対応
さらに言うと、ようやくとも言える指紋認証へOSレベルでの正式対応。
これまでは富士通など一部のメーカーが独自の実装で対応していたが、ようやくOSレベルで対応され対応メーカーが飛躍的に増えるだろう。
iOSにおいては2013年に発売したiPhone 5sとiOS 7で対応していたが、Androidは3年遅れてようやく対応となった形になる。
これを受けてXperiaシリーズでも最新モデルZ5から指紋認証に対応した。
大手キャリアが販売するスマホのAndroid 6.0への対応の違い
大手キャリアが販売するAndroidスマホに対する、Android 6.0へのアップデート対応は、分かりやす過ぎるくらいはっきり違いが出た。
さらに言えば、メーカーによってもはっきり違う。
僕は総務省の介入の介入で、国内のスマホメーカーは壊滅すると感じている。
結果、得するのはキャリアと総務省自身だと思っているわけだが、
これをみて改めて、SONY以外の国内スマホメーカーは死んだと改めて思った。
もはやSONY以外の国内メーカーは、もの好きと、頻繁に端末を買い替える人にしかお勧めできない。
docomoのAndroid 6.0アップデート対象機種
アップデート対象機種は以下。
- AQUOS ZETA SH-03G
- AQUOS ZETA SH-01H
- AQUOS Compact SH-02H
- ARROWS NX F-04G
- arrows Fit F-01H
- arrows NX F-02H
- GALAXY S5 SC-04F
- GALAXY Note Edge SC-01G
- GALAXY S5 ACTIVE SC-02G
- GALAXY Tab S 8.4 SC-03G
- Galaxy S6 edge SC-04G
- Galaxy S6 SC-05G
- Xperia Z3 SO-01G
- Xperia Z3 Compact SO-02G
- Xperia Z4 SO-03G
- Xperia A4 SO-04G
- Xperia Z4 Tablet SO-05G
- Xperia Z5 SO-01H
- Xperia Z5 Compact SO-02H
- Xperia Z5 Premium SO-03H
docomoはiPhoneの発売が2013年からと遅く、国内キャリアでは長年Androidに最も力を入れてきたキャリアなので、Android端末も多く発売している。
この為アップデート対象機種も20種類と他のキャリアと比べて断トツに多い。だが、よく見ると傾向がはっきり見えると思う。
SamsungのGalaxyシリーズとSONYのXperiaシリーズがほとんどということだ。
メーカー毎に一番古いアップデート対象機種をまとめると、
メーカー名 | 機種名 | 発売時期 |
---|---|---|
富士通 | ARROWS NX F-04G | 2015年5月 |
シャープ | AQUOS ZETA SH-03G | 2015年5月 |
Samsung | GALAXY S5 SC-04F | 2014年5月 |
SONY | Xperia Z3 | 2014年10月 |
という感じで、SamsungとSONYは他のメーカーより1年くらい古いモデルでもアップデート対象となっている。
逆に国内メーカーの大手とも言える、富士通とシャープは2015年5月以降に発売した機種しかアップデート出来ない。
auのAndroid 6.0アップデート対象機種
続いて、auのAndroid 6.0アップデート対象機種は以下。
- AQUOS SERIE SHV32
- HTC J butterfly HTV31
- isai vivid LGV32
- Galaxy S5 SCL23
- Galaxy Note Edge SCL24
- Galaxy S6 edge SCV31
- Galaxy A8 SCV32
- TORQUE G02
- Xperia Z4 SOV31
- Xperia Z5 SOV32
- Galaxy Tab S SCT21
- Xperia Z4 Tablet SOT31
LGエレクトロニクス(isai vivid LGV32)・京セラ(TORQUE G02)・HTCなど、docomoにはみられない機種が含まれているが、傾向としてははっきりしている。
2015年5月以降に発売した夏モデルがアップデート対象という事だ。
例外はdocomoでも同じくアップデート対象となっている、Galaxy S5 SCL23のみ。
SoftBankのAndroid 6.0アップデート対象機種
最後に、SoftBankのAndroid 6.0アップデート対象機種は以下。
- Xperia Z5
- Xperia Z4
- Galaxy S6 edge
これは驚きの内容だった。
SoftBankは長年シャープ製のスマートフォンを多く扱っている。SONYのXperiaは2013年11月に発売したXperia Z3と遅いのだが、ここにシャープ製のスマートフォンが含まれない。
2016年3月時点で最新モデルの、2015年冬モデルにシャープ製スマホは当然含まれている。それすらもアップデート対象にならないという不思議。
SoftBankはiPhoneに力を入れているキャリアだが、Androidはやる気が無いとみられても仕方ないと思う。
アップデート対象機種にみるキャリアとメーカーの温度差
以上の事から、2つの傾向がはっきり読み取れる。
Androidのアップデートに対する対応の手厚さは、
docomo>>>>au>SoftBank
とdocomoが圧倒的に手厚くなっており、更にメーカー単位でみると
SONY・Samsung>>>海外メーカー>>国内メーカー
という感じになるかと思う。
一番分かりやすいのは、大手キャリア3社が揃って販売し、ある意味iPhoneと同じ条件となったXperia Z3以降のXperiaシリーズ。
機種名 | docomo | au | SoftBank |
---|---|---|---|
Xperia Z3 | ○ | × | × |
Xperia Z4 | ○ | ○ | ○ |
Xperia Z5 | ○ | ○ | ○ |
Z3をアップデート対象に含めているのはdocomoだけ。
僕が持っているXperia Z3 Compactも対象機種となる。これは地味に嬉しい。
Android 4.4のままにしていたが、このお陰でAndroid 5.0にアップデートした。
同じXperiaといっても、キャリア毎に作り込まれており、それはdocomoの方が多いと思う。逆に、SoftBank版は海外で販売するグローバル版とほぼ同じと言われているが、それでもアップデート対象とならない(グローバル版はアップデート対象)。
終わりに
総務省の介入、0円スマホの終了で、携帯販売は2016年以降大きく変わる。
最終的に元の木阿弥になるのかはまだ分からないが、この取り組みが続いたとして発生する事は、
- スマホ価格の高騰
- 買い替え(機種変更)サイクルの長期化
と思っているわけで、その時に重要なのはOSをいつまで最新版に保つことが出来るか。最新機能は不要でも、セキュリティ対応などアップデートがきちんと提供されるかの違いは大きい。
そう考えた場合、僕はやはりiPhoneをお勧めしたくなってしまう。
何故かと言えば、少なくとも3年くらいはアップデートが保証されているからだ。逆にAndroidだとXperiaしかもうお勧めできないと感じた。
この傾向は今後変って行くとは思うが、
Androidスマホを大手キャリアで買うならXperia
これが鉄則なんじゃ無いかと思う。
あと、Nexusも恐らくお勧めできると思うが、全キャリアでは販売されていない上、特にdocomoについては「Nexus 5X」で初めてNexusを取り扱っているため、アップデートの事例がない。この為お勧め対象からは外しているが、Google純正とも言える端末なので、一番安心して使える端末だと思う。
Androidのレビュー記事
Android端末は、格安スマホから、フラグシップのGalaxy・Xperiaまで多種多様な端末が販売されています。
2019年時点では、値段ならHUAWEI端末、品質ならGoogleのPixel 3をおすすめします。
Androidのおすすめアプリ
Androidのおすすめモデル
Androidは様々なメーカーが販売していますが、日本で人気が高いのは長らくSONY「Xperia」・シャープ「AQUOS」・サムスン「Galaxy」の3本柱でした。
しかし近年は、中国メーカーの進出が増え、安くて高性能な高コスパモデルが増えたので勢力図が変わりつつあります。

ハイスペックスマホのレビュー
モデル名 | 販売価格 | ||||
---|---|---|---|---|---|
docomo | au | SoftBank | 格安SIM | SIMフリー | |
Xperia 5 III![]() レビュー記事 |
113,256円 | 137,520円 | - | - | |
Xperia 1 III![]() レビュー記事 |
154,440円 | 188,640円 | - | 159,500円 | |
AQUOS R6![]() レビュー記事 |
115,632円 | - | 133,920円 | - | - |
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99,792円 | - | - | - | |
Galaxy S21 Ultra 5G![]() レビュー記事 |
151,272円 | - | - | - | - |
ミドルクラススマホのレビュー
モデル名 | 販売価格 | ||||
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docomo | au | SoftBank | 楽天/格安SIM | SIMフリー | |
AQUOS sense6![]() |
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