GoogleのAIを活用した機能に、Googleレンズというものがある。
これは、スマホのカメラを使うことで、様々な情報を検索できる機能だ。
Googleレンズを使えば、以下のようなことが簡単にできる。
- 印刷されたテキストを読み取って、URLにアクセスしたり、文字をコピー&ペーストする
- QRコードやバーコードの読み取り(複数読み取り対応)
- カメラで撮影して、写ったモノ・場所などを検索
元々、Pixelシリーズでしか利用できなかったが、徐々に対応機種も増えてきている。
今回は、そんなGoogleレンズで、何が出来るのか、どれくらいの精度なのか、実際に試してみた。
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日本語のiPhone・iPad(iOS)でGoogleレンズは使えない
まず、残念な報告になるが、Googleレンズは2019年3月現在、日本語のiPhone・iPad(iOS)で使用することはできない。
手元の「iPhone X」では、まだ使えなかった。
対応言語は以下。
- 英語
- フランス語
- ドイツ語
- イタリア語
- 韓国語
- ポルトガル語
- スペイン語
2019年3月時点では日本語未対応だが、近い将来対応すると思われる。
また、裏技的に使おうと思ったら、以下のような手順なら使用できる。
- iPhoneで写真を撮影する
- Googleフォトにアップロードする
- AndroidのGoogleフォトアプリから、iPhoneで撮影した写真を表示する
- Googleレンズを適用する
回りくどい方法なので、実際使う方は少ないと思うが、参考程度に……。
GoogleレンズはAndroidで利用できる対応アプリ・機種に違いがある
つまり、2019年3月時点としては、Androidでしか使えない機能ということになる。
さらに、Googleレンズを利用するには、
- Googleフォト
- Googleアシスタント
- Googleカメラ
の、いずれかのアプリが必要だが、OSや機種によって、利用できるアプリに違いがある。
Android(Nexus/Pixel) | 左記以外のAndroid | |
---|---|---|
Googleフォト | ○ | ○ |
Googleアシスタント | ○ | ○ |
Googleカメラ | ○ | × |
余談だが、iOSが対応した場合、Googleフォトのみ利用可能になると予想される。
Androidでは、Googleフォト以外にも、GoogleアシスタントやGoogleカメラで利用できるのだが、Googleカメラは「Nexus/Pixelシリーズ」でしか利用できない。
Googleレンズの機能的には、GoogleアシスタントとGoogleカメラは同じなので、AndroidでGoogleアシスタントを利用するのがおすすめだ。
Googleフォトでの使い方
GoogleフォトでGoogleレンズを使う場合、Googleフォトで写真を一枚開く。
すると、画面下部にGoogleレンズのアイコンがあるので、これをタップする。
すると、画像の解析が始まり、完了すると結果が表示される。
手順をまとめると、このようになる。
- Googleフォトを開く
- 写真を1枚選んで表示する
- Googleレンズのアイコンをタップする
既に撮った写真で、Googleレンズを使いたいときは、この手順で可能だ。
Googleアシスタントでの使い方
Googleレンズは、Googleアシスタントからも利用できる。
Googleアシスタントを起動したら、画面下にカラフルなドットが表示される。
これをタップすると、3つアイコンが表示され、その中にGoogleレンズのアイコンもある。
Googleレンズのアイコンをタップすると、カメラが起動する。
あとは、調べたいものに、カメラを向けるだけだ。
もし上手く認識してくれない場合、調べたいものをタップするとよい。
手順をまとめると、このようになる。
- Googleアシスタントを開く
- 4つのドットをタップする
- Googleレンズのアイコンをタップする
- 調べたいものにカメラを向ける
Googleフォトと違い、こちらでは事前に写真を撮る必要がない。
目の前にあるものを調べたいときは、こちらを使うと良い。
Googleカメラでの使い方(Nexus/Pixelシリーズのみ)
Googleカメラが使えるNexus/Pixelシリーズであれば、Googleカメラからも利用できる。
2019年3月現在、日本で真っ当に購入できるのは「Pixel 3」のみなので、Pixel 3で試してみた。
カメラの「その他」を見ると、「レンズ」という名前のアイコンがある。
これをタップすると、Googleレンズを利用できる。
あとは、Googleアシスタントから使うときと同じだ。
手順をまとめると、このようになる。
- Googleカメラを開く
- その他>レンズをタップする
- 調べたいものにカメラを向ける
ただ、Googleアシスタントから起動したほうが手間が少ないので、正直この手順で使うことは少ない。
Googleレンズで出来ること
Googleレンズは、カメラや写真に写ったものをAIで解析し、ユーザーに情報を提供する機能だ。
そこから得られる情報には、いろいろなものがある。
どんな情報を得られるのか、まとめてみた。
- 印刷されたテキストを読み取って、URLにアクセスしたり、文字をコピー&ペーストする
- QRコードやバーコードの読み取り(複数読み取り対応)
- カメラで撮影して、写ったモノ・場所などを検索
印刷されたテキストを読み取って、URLにアクセスしたり、文字をコピー&ペーストする
Googleレンズを使えば、カメラで写したテキストを抽出し、利用することが出来る。
これにより、
- 電話番号から発信
- 住所から経路検索
- 英文を翻訳
- URLからサイトにアクセス
なんてことが出来る。
何のアプリで開くかは、Googleレンズが自動で判断するため、次のアクションがスムーズだ。
例えば、住所からGoogleマップを開いたり、電話番号から発信できる。
また、抽出したテキストは、そのままコピーも出来る。
例えば、Wi-Fiのパスワードが紙に書かれていても、簡単にコピペで入力可能だ。
QRコードやバーコードの読み取り(複数読み取り対応)
Googleアシスタントには、QRコードリーダーも内蔵されている。
QRコードにカメラを向ければ、読み取り可能だ。
また、商品パッケージなどのバーコードも読み取り可能で、その商品を検索できる。
また、複数QRコードがあっても、その中から1つを選択することが出来る。
たまに、ポスターなどにQRコードが、並んで印刷されている事がある。
これで、片方を手で隠したりしなくても良い。
QRコードリーダーはたくさんあるが、QRコードが複数あると何を読み込むかわからないので、これは便利だ。
カメラで撮影して、写ったモノ・場所などを検索
ここまでテキストなどの読み込みがメインだったが、Googleレンズは写ったものが何なのか、検索することが出来る。
例えば、
- 犬など動物の種類
- 料理名
- 商品のブランド名やメーカー名
- 類似する商品
などを、カメラで写すだけで検索可能だ。
試しに、靴の写真でGoogleレンズを使ってみたが、しっかりブランドを特定してくれた。
建物などでも、有名なものであればヒットする。
日常生活の中で「あの犬はなんていう犬なんだろう?」とか、「あの服が欲しいけどブランドがわからない」なんてことはあると思う。
そういったときに、Googleレンズを使えば、カメラを向けるだけで検索できる。
Googleレンズの精度はそこそこ、まだまだ進化途中と感じる場面も
カメラをかざすだけで、簡単に検索ができるGoogleレンズを使えば、スマホでの検索の幅が大きく広がる。
しかし、その精度は「まだまだ進化途中」といったところだ。
Googleレンズで読み取るものを大きくわけると、
- QRコードやバーコード
- テキスト
- もの
この3種類に分類できる。
QRコードやバーコードに関しては、一般的なQRコードリーダーと同じように、問題なく読み取れる。
テキストの読み取りに関しては、印刷物であれば、比較的正確に読み取れた。
しかし、手書きの文字や、フォントの種類によっては、精度が落ちてしまう。
最後に「もの」の検索だが、正直なところ「まだまだ進化途中」といった印象だ。
写し方によっては、間違った情報が表示されたり、検索できないということも多い。
なるべく、余計なものが写らないようにして、ロゴなどがあれば写り込むようにしたほうが、上手くいくようだ。
最後に
今まで、ネットで検索といえば、テキストで検索するのが当たり前だった。
しかし、これでは名前のわからないなど、テキストに出来ないものは、検索できなかった。
そこで登場したのがカメラで検索するGoogleレンズだ。
これによって、検索の幅は、今後更に広くなるだろう。
精度はまだまだ進化途中といったところだが、今後その精度は更に向上さてていくと思われる。
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