夢の広がるNexus 7の3G対応版発売。SIMフリーを活かしたキャリア別活用法

発売以来非常に評判の良いASUS製Googleタブレットの「Nexus 7」。
値段が競合機種に当たるiPad miniと比べて1万円ほど安いこと、Wi-Fi版でもGPSが搭載されているなど、Apple製品独特の質感はないものの機能的には優れていて、使っている人もかなり多い。そんな「Nexus 7」に3G対応モデルが発売されるそうだ(LTEは非対応)。

「Nexus 7」、3G対応モデルが登場 – ケータイ Watch


これ、なんとSIMフリー!
となると使い方に色々夢が広がってくる。

タブレットこそすぐにネットワークに繋ってほしい

ほとんどの人はパケット定額はスマートフォン向けの回線として契約している。タブレットも同様にすれば便利になるのは当たり前だが、通信費が約2倍となるため導入のハードルは高い。データ通信が主流の時代とは言え、2回線フルに使い切るような人は少ない。

魅力のないタブレット向けデータ通信プラン。日本でのiPad普及の日は遠い


昨年からテザリングが日本でもいよいよ一般的になってきたが、やっぱり一手間あるのは事実。
テザリングを使う場合、BluetoothテザリングであればクライアントとなるタブレットからON/OFFが出来るというメリットはあるが、それでもやはりぱっと使えない。多少通信速度が遅くてもネットワークにはすぐ繋がる環境が欲しくなる。そんな時にSIMフリーというのは様々な選択肢が生まれるためこのメリットは大きい。しかも値段は数千円高いレベル。これからNexus 7買うなら3G版を購入した方がよいと僕は思う。

iPadのCellular版は大体1万円くらい高くなるのに対して、Nexus 7が安いのはLTE非対応であることとWi-Fi版でもGPSは搭載している事があるのだろうが(iPadのWi-Fi版はGPS非搭載)、AppleもそろそろSIMフリー版を日本でも合法的に発売して欲しいものだ、、、

キャリア別活用法

色んな選択肢があるが、僕ならこう使うというのを軽くまとめてみる。
ポイントは「追加投資を少しでも安く」、「月額費用もなるべく安く」だ。

格安SIMによる運用

イオンSIMなど通信速度は遅いが、月額1,000円以下の固定費で運用出来るものが今はたくさんある。高速通信が必要な場合のみ、iPhone 5やAndroidのテザリングを利用する。これなら安い運用価格でとりあえずいつでもネットワークに繋げられる。

SIMは本当に安さを追求するなら「ServersMan SIM 3G 100」なんて選択肢もあるが、これは本当に遅いらしいのでまあ日本通信のSIMとかを購入する方が良いのではないかと思う。

通信サービスを選ぶ時代を感じさせる「ServersMan SIM 3G 100」の発表


ただし、初期費用として3,000円ほどかかる。

docomo・SoftBank・イーモバイルのスマホユーザー

Nexus 7の3G通信の対応方式および周波数は以下。

3G方式:W-CDMA、HSPA+
対応周波数:850/900/1700/1900/2100MHz帯
SIMカード形状:MicroSIM

ということは、国内でW-CDMA方式で3Gサービスを展開しているdocomo・SoftBank・イーモバイルユーザーについては、SIMカードを差替える事でそのまま使う事が出来そうだ。この時重要なのはSIMカードの差し替えがやりやすいか。Nexus 7は本体側面にSIMスロットがついているようで、専用器具さえあれば簡単にできそうだ。

Nexus 7 | Jetstream BLOG


このSIMスロットは、iPhoneなどバッテリー組込型で自分では交換出来ないタイプのスマホは、専用器具は必要なものの大抵本体側面にあり、電源ON状態でもそのままSIMの抜き差しが出来る(専用器具は財布とかに入れとけばよいかと)。ただ、バッテリー組込型でない事が多いAndroid端末はメーカー・機種によるが、電池パックを抜いて更に奥にSIMスロットがあったりするので、そういう場合は利便性が落ちる。

またiPhone 5ユーザーがNexus 7にSIMを差替える場合、SIMの形状が違うため変換アダプタが必要になる。例えば以下のようなものを使えばいいと思う。

以前、裏技的にセロテープ使った事があるが、MicroSIM→通常SIMはまだしも、nanoSIM→MicroSIMは大きさ的にもかなり厳しいと思う。

無料のmicroSIMアダプタ。それはセロテープ


なので、無難にアダプターを使うのがお勧め。

この方法は一手間あるのは事実だが、アダプタの購入費用がかかるくらいで追加投資は一切不要。また、スマホの電源が切れて、充電もできない!なんて時に差替えて使えるという大きなメリットがある。

auのスマホユーザー

3Gの通信方式としては、世界的にもマイナー規格であるCDMA2000方式を国内で唯一採用するau。LTEでは他社と同様の方式になるが、Nexus 7の3GはW-CDMAのみ対応のためSIMを差替えたところでどうしようもない。

前述の格安SIM運用を検討するか、次期Nexus 7でLTEがサポートされることを祈るしかない。ただ、ここでもauがLTEエリアをメインで構築している800Mhz帯(バンド18)は世界的にはローカルバンドのため、グローバル端末であるNexus 7はiPhone 5と同様にサポートする可能性は低いと言わざるを得ず、2.1Ghz帯による通信のみとなる可能性が高い(=au版iPhone 5のLTEエリアと同じになる)。

通信方式の違いの為仕方ないのだが、auは正直この辺りの柔軟性がかなり低い。今後のキャリア選択ではグローバル観点で主流の方式を採用しているか、というのも1つの重要な指標になるかもしれない。

ちなみに僕は現在auのiPhone 5ユーザー。スマートバリューのお陰で安く運用はできているのだが、SIMフリー端末がこういう形で出てくるとは思っていなかったので、正直失敗したかもなんて思い始めている、、、

まとめ

日本におけるSIMフリー端末というのは、iPhone・iPadのSIMフリー版に代表されるように、費用はもちろん購入のハードルが高かった。その為、僕みたいな物好き・海外に行くことが多い人・ヘビーユーザーくらいしか興味を持って無かったと思う。また、キャリアから購入した端末もSIMロックを外す事ができるものがあるが、このサービス自体もとても一般的とは言えない。

Nexus 7の3G版はある程度の普及が見込める端末としては、日本で初めて合法的かつ安価に販売されるSIMフリー端末になる。今年は日本でもSIMフリー端末が普及していくんじゃないか、そんな期待を持たせる。Appleに日本でもSIMフリー版を販売させるプレッシャーをかける意味でも、これは売れて欲しい。

ちなみに僕は前述の通りauユーザーのため、Nexus 7を買うなら次機種待ちです、、、。LTEに対応しないかなぁ、、、

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