本日深夜に発表されたiPad mini。
スペックや価格などはほとんど事前に流れていた通りで、これといったサプライズはなかった。
そんな日にAmazonからはKindleの日本発売が発表され、先日発売されて評判が良いNexus 7など、7インチクラスのタブレットが急に活気づいてきた。
まあ、iPadなどのタブレットを触った人がほとんど感じるとおり、思いのほか大きいし重いんですよ。
なので、iPhoneなどのスマートフォンのように毎日欠かさず持ち歩くという人は案外少ない。バッテリー持続時間や閲覧性の高さなどの魅力を差し置いても、持ち歩くハードルが高い。
なので、7インチクラスのタブレットは画面が小さくなることによる小型化はもちろん、軽量であることが一番重要なんじゃないかと思っている。という観点でiPad miniを見るとやはりかなり考えて作られたモノだなと思えてくる。
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スペック
本日発表された第4世代iPadとiPad miniのサイズ面を比較すると以下のような感じ。
第4世代iPad | iPad mini | |
---|---|---|
ディスプレイ | 9.7インチ 2,048 × 1,536(Retina) | 7.9インチ 1,024 × 768 |
サイズ |
高さ:241.2 mm 幅:185.7 mm 厚さ:9.4 mm |
高さ:200 mm 幅:134.7 mm 厚さ:7.2 mm |
重量 |
Wi-Fiモデル:652 g Wi-Fi + Cellularモデル:662 g |
Wi-Fiモデル:308 g Wi-Fi + Cellularモデル:312 g |
まあ一目瞭然でiPad miniは圧倒的に薄くて軽い。これがiPad mini最大の特徴だ。
僕も気になっていたRetinaディスプレイ搭載は、おそらくこれが理由になって見送られたんだと思う。
第3世代iPadから搭載されたRetinaディスプレイは確かにキレイなんだが、iPad2までのスペックを維持するためにバッテリーが大型化し、厚く重くなってしまった。
これはおそらく次期モデルあたりでは解消されると思われるが、現状は難しいって事なんだろう。
ただ、そういう事情を考慮しても最近のApple製品と言えばRetinaディスプレイだっただけに、中途半端な印象は否めない。
iPad miniを何に使うか
iPad miniはNexus 7やKindleに対抗するために発売されたと言われているが、何をするために使うかによって位置付けは変わると思う。
Kindleは電子書籍リーダーなので、本を読みたいならKindleの方がいい。
iPadは視認性が高いが、バックライトで目が疲れるんですよね。
そして、Nexus 7はAndroidとしては高い安定性と安さが魅力だ。じゃあiPad miniはというと、iPadの資産がそのまま使える、つまりアプリなんだと思う。
Kindleはアプリを重視しないだろうが、Nexus 7ではアプリを使う事が多いはず。
本日のイベントではiPad向けのアプリが275,000本と発表されていて、Androidはまだ始まったばかり。この差は大きい。
そして、iPad登場から2年半、正直思いのほか少ないなと感じた。
つまり、大画面のタブレット向けアプリというのは開発の難易度が高い、または需要が少なかったということが読み取れる。
7インチタブレットの登場でどうなるかはこれからだが、iPad miniは最初から出来る事が多いと言うのが強みといえる。
メリット・デメリット
メリットは何と言ってもApple製品ならではの高級感だ。
アルミの加工など細かい所に気をつかっているのはAppleならでは。iPhoneなどを持っていれば、iCloudを経由してシームレスに連携出来る。
とはいえ、Nexus 7との価格差は1万円。この差をどう捉えるかは難しい。
高級感を除けばスペック的な部分で大きな違いは無い。
Retinaという圧倒的な差異があるならともかくそれもないと考えたら、久々にApple税?と言いたくなるくらいの価格設定と言わざるを得ない。
Wi-Fi版の値段がせめてあと5,000円安ければ印象は随分変わったと思う。
また、今回からau・SoftBankでも発売される。ただ、テザリングが開放された今、Wi-Fi + Cellularモデルを買う人って今まで以上に減るんじゃないかと思う。
バッテリーという不安はあっても、やっぱりどこにでも持ち歩くのはiPhoneなのでそっちでパケット定額を契約していたら、さらにプラスで通信回線にお金を払おうって人は少ないだろう。
docomoのプラスXi割のようなものでもあれば、検討の価値が出てくるが、5,000円以上するLTEのパケット定額回線をもう一つ持つ余裕はない。
まとめ
魅力的な製品であることは間違いないが、価格が思いのほか高く「よっしゃ!買うぜ!」とはならないというのが正直な所。
競合製品と比べても特別際だったモノはないだけに、価格設定がかなり残念だ。
初物だから買ってみたいという思いもあるが、まあiPadの小型版だし、軽さ以外で改めて感動するような事はないと思う。
様子見というか多分今回はスルーの可能性が高そうだが、とりあえず触ってみてからかなぁ。
現役社長ゆうたのiPad仕事術
iPad Proを仕事で使いまくる「ガチiPadユーザー」で、「株式会社松本鉄工 代表取締役」のゆうたさんが、仕事に役立つiPad活用術を紹介する連載記事を、2019年3月から公開しています。
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取り扱い店舗 | Wi-Fi版 | Wi-Fi+Cellular版 |
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店舗 | タイプ | 定価(税込) | 値引き | 実質価格 |
---|---|---|---|---|
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Wi-Fi + Cellular | 56,800円 | - | 56,800円 | |
Amazon | Wi-Fi | 39,800円 | 398ポイント | 39,4027円 |
Wi-Fi + Cellular | - | - | - | |
ビックカメラ.com | Wi-Fi | 39,800円 | 398ポイント | 39,4027円 |
Wi-Fi + Cellular | 56,800円 | 568ポイント | 56,232円 | |
ドコモオンラインショップ | Wi-Fi | - | - | - |
Wi-Fi + Cellular | 60,984円 | - | 60,984円 | |
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