iPhone 5を使って感じた、iPhoneの問題点について前回は端末面を紹介したが、
今回は通信サービス面を紹介する。
iPhone 5の目玉と言えば、LTEという次世代高速通信に初めて対応した事。
ただ、目玉機能の1つではあるが、これは端末と言うより通信回線を提供するキャリアに依存するサービス。
なのに、この通信サービスの善し悪しがiPhoneという端末自体の評価にまで影響を与えるようになったのが、iPhone 5時代の特徴のように感じた。
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とにもかくにもLTE
iPhone 5が対応したLTEの対応周波数・バンドは以下だった。
【GSMモデル A1429(SoftBank向け)】
- 2,100MHz/バンド1
- 1,800MHz/バンド3
- 850MHz/バンド5
【CDMAモデル A1429(au向け)】
- 2,100MHz/バンド1
- 1,800MHz/バンド3
- 850MHz/バンド5
- 700MHz/バンド13
- 1900MHz/バンド25
ここで大きな問題になったのは、au向けだったCDMAモデルで、auがLTEのメインに据えていた800MHz/バンド18に対応しなかった事。
当初はそれでもSoftBankと同等くらいは使えると思われていたが、直後にSoftBankはイーアクセスを買収。
1,800MHz/バンド3も使用可能とし(ダブルLTE)、対応エリアを広げた。
逆にauは元々狭い2.1GHz帯のLTEエリアに時間が経つにつれてユーザーが集中。
「パケ詰まり」という問題や、当初表示していたエリア展開予定について誤りがあったとして、ユーザーから突き上げを受ける事になる。
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その後、公式に謝罪して行政から指導を受けるまでに至るわけだが、このLTEという新しい通信方式が約1年間話題になりつづけた。
LTEを使ってみての感想
やはりとにかく早い。
例えば、3Gでも規格上は5Mbpsという速度は出るが、通信が始まってパケットが流れ始めるまでの速度など、速度上は同じでも体感的にはLTEが圧倒的に早く感じる。
この辺りは、データ通信向けの規格と言われるLTEの真骨頂と感じるわけだが、逆に言うと3Gになっただけでストレスを感じるようになる。
規格上は今でも150Mbpsとか行くようだが、正直10Mbpsも100Mbpsもスマートフォン上で使う分には大きな差があるとは思えない。
それよりはとにかくLTEエリアに入っているかどうかの方が問題。
詳しい技術的な事は分からないが、LTEエリアを広くしてLTEと3Gの切替をなるべく少なくする事もポイントのように感じる(特にau版iPhone 5においては一度3Gに落ちた後、LTEに復帰しなかったり、パケ詰まりになる事が多かった印象がある)。
有名になっても開始から1年程しか経っていないLTEサービス
日本でサービスが本格的に始まってまだ1年程のサービス。
10年以上かけて各キャリアが苦労して構築した3Gエリアが、一気に切り替わるわけはない。
技術としては完成しているのだろうが、成熟するにはまだまだ時間がかかると思う。
事実、キャリアはこれほどユーザーが食いつくとは思っていなかったのだろう。どのキャリアもiPhone 5の発売をきっかけに、バタバタしていた印象は強い。
そういう状況だとエリア状況や整備計画は短いスパンで変わる。
しかし、iPhoneという端末は1年に1度しか新製品が出ないため、どうしてもキャッチアップが遅れる。
LTEで快適に通信をしたければ、特にdocomo・auにおいては、Android端末を使った方がいいことは間違いない。
この状況はしばらく続くと思われる。
複雑なLTE周波数
また、LTEの周波数に関して僕自身大した知識は無かったが、自分なりに調べてたりしながらブログを書き続ける中で、色々教えてもらって、この複雑さがよくわかった。
普通の人には理解不能な世界だ。周波数の使用状況などは国によって様々なので、グローバル端末のデメリットはこういう部分に現れる。
そういう意味で、iPhoneも対応周波数については各国の事情に合わせて、ある程度ローカライズする必要が出てきているのではないかと感じる。
携帯端末における通信は音声からデータ通信というのは世界の潮流だし、空いた帯域を携帯通信に割り当てたりしているうちに、どんどん複雑になっていくのは目に見えている気がする。
しかし、少なくとも今まで端末購入の基準に、対応する周波数なんて考えたこともなかった。その事自体にある意味驚く。
終わりに
次期iPhone(iPhone 5S)において、auがメインで構築する800MHz/バンド18によるLTE通信に対応することはほぼ間違いないと思われるし、今のように端末が対応する周波数でやきもきする状況も、長い目で見れば解決する問題だと思う。
ただ、今はFD-LTE、TD-LTEなど新しい通信サービスが短い期間で登場する、過渡期の期間だ。
成熟していた3G通信のみを使用していたiPhone 4Sまでと違い、過渡期だと1年に1回グロバール端末を販売するというiPhoneの戦略もデメリットになってくるのだと感じた。
端末やOSの完成度が高いのは分かっているし、それ故にそれを揺らがす通信サービス面に関心が向くのは僕も含めて仕方ないことだとは思う。
だが、端末よりも通信サービスの話ばかりがピックアップされたのが、iPhone 5時代の大きな特徴で、次期iPhoneにおいてもこの状況は続くのだろうなぁと感じた。
まあ、それはそれでガジェットヲタク的には楽しいし、右往左往するのも醍醐味と言える。
だが、この1年の変化は劇的すぎて着いて行けなくなりそうなので、もうちょっと落ち着いて欲しいというのが1ユーザーとしての願いかもしれない。
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