2020年9月15日(日本時間16日)のAppleスペシャルイベントで、2020年モデルApple WatchとiPadが発表された。
- 第4世代iPad Air
- 第8世代iPad
の2つだが、目玉は見た目が大きく変わった「iPad Air」で、第8世代iPadは地味な存在。
第7世代iPadは地味だが、「スペック比較」されたときの欠点を抱えていたので、第8世代はそこを埋めてきたという印象。
「第7世代iPad」は僕も購入し、「iPad仕事術」で使ってもらったりして色々試したが、恐ろしくコスパの高い端末だった。
「Smart Keyboard」や「Apple Pencil」を接続し、パソコン・メモ端末として使える。
さらに、上位モデルとされるiPad Proと比較しても、ヘビーな使い方でなければスピード面でほぼ変わらず、価格は半額以下。
この記事では、第8世代iPadの概要と、僕の気になったポイントを紹介しようと思う。
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「第8世代iPad」の概要
両者はどちらかといえば、新しい機能・使い勝手を追求していくスタイルだが、無印のiPadは良くも悪くも、昔ながらのiPad。
ホームボタンを搭載し、2010年に発売した初代iPadから続く「伝統のデザイン」。
iPadと言われて大多数の方が想像するのはこの形なので、最も身近なiPadといえるだろう。
そういう意味で、「34,800円〜」という価格帯にも大きな意味があり、iPadを使ってみたい人の導入ハードルを下げる目的があると思われる。
このため、ハイエンドモデルでできることが徐々に適用されており、前モデルにあたる「第7世代iPad」ではSmart KeyboardとApple Pencilに対応。
見た目はもちろんスペックに違いはあっても、iPadでできることとしては、ほぼ同じになった。
しかも、処理スピード面ではProと比較しても大して変わらない。
これには正直驚いたし、第7世代は恐ろしく完成度が高かった。
なので、第8世代は機能的な面では目立った進化がなく、スペックの向上に留まっている。
- プロセッサが「A12 Bionicチップ」に進化
- 同梱するUSB充電器、ケーブルが「USB-C」対応製品に変更
価格は第7世代と同じく「34,800円〜」と、お安くなっている。
プロセッサが「A12 Bionicチップ」に進化
第8世代iPadで、スペック的に変わったのはプロセッサが「A12 Bionicチップ」に進化したことくらい。
第7世代は「A10」で、これはiPhone 7に搭載されていたもの。
「A12 Bionicチップ」は、2018年に発売されたiPhone XSシリーズ、iPhone XRに採用されたプロセッサ。
XS・XRユーザーは2024年11月現在もかなり多い。
僕も手元に残しているが、遅いと感じることは皆無。
正直「A10」でも、ネット・メール・動画閲覧程度なら最新プロセッサと比較しても、差がないので、お値段そのままで進化したのは嬉しいポイントだ。
同梱するUSB充電器、ケーブルが「USB-C」対応製品に変更
地味だが一番大きな変化は、同梱するUSB充電器、ケーブルが「USB-C」対応製品に変更されたことだと思う。
iPadには長らく、以下の充電器とケーブルが同梱されていた。
- 10W USB 電源アダプタ
- USB-A – Lightningケーブル
別にこれでも困らないが、iPhone・Mac・Androidなど世の中のあらゆるガジェットは、「USB-C」に集約されつつある。
さらに、USB-C対応することで急速充電規格「USB-PD」も使えるようになる。
USB-PDは、バッテリーが大型化した近年スマホが多く採用しており、30分程度で7割くらい充電できるので利便性が高い。
第7世代iPadは販売終了
第8世代の登場に伴い、第7世代iPadは販売終了となった。
近年のiPadは旧モデルを併売せず、置き換える形式なので既定路線と言える。
さらに言えば、元々値段も安く、内部スペックの向上のみなので、残す意味も薄いのでこれでよいと思う。
第7世代と第8世代のどちらが買いか?
価格も機能もほぼ同じなので、家電量販店など在庫処分されている「第7世代」と比較して、どちらがおすすめか気になる方も多いと思う。
理由は主に2つ。
1つ目は第7世代も元々の値段が「34,800円〜」と安いこと。
つまり、在庫処分で販売されても「せいぜい定価の10%オフ程度」で、3,000〜5,000円程度の値引きと思われる。
そして、2つ目は1つ目とも関係するが、USB-C対応充電器とケーブルが同梱され、「USB-PD」に対応していること。
USB-C対応充電器とケーブルは安くなったとはいえ、改めてそろえたら5,000円くらいかかる。
つまり、「旧モデル」として安く買えても、第7世代の値引き分を帳消しにしてしまう。
ちなみに、同梱されているUSB-Cケーブルと充電器は、無理にiPadで使う必要はなく、iPhoneで使った方がメリットは大きいはずだ。
iPhoneは、2017年モデルの「iPhone 8」以降、USB-PDによる急速充電に対応しているが、対応機器は同梱していない。
iPhoneも使っているなら、充電器を入れ替えたら、普段の充電環境がバージョンアップできる。
終わりに
第7世代以降のiPadは、価格だけみると「廉価版」なのだが、恐ろしくコスパが高いモデルになった。
- iPadOSの機能を活かした、パソコン的な使い方
- Apple Pencilを使ったメモやお絵かき
- WEB・動画・書籍を「見る」デバイス
かつて「デカいiPhone」と言われていたiPadだが、利用者によってその姿を変えるデバイスがiPadだ。
ただ、逆にいえば何をするにも中途半端なデバイスともいえる。
だからこそ、合う合わないの評価は人によって分かれるのだが、10万近くするiPad Proを、お試しでいきなり買うのはハードルが高い。
「34,800円〜」という比較的安価に、最上位モデルのProとほぼ同じことができる「エントリーモデル」。
これが、第7世代以降のiPadがもつ魅力だ。
第8世代になっても基本思想は変わっていないので、間違いのない一品。
- iPadを使ってみたい
- 昔使っていたが、最近のiPadがどれくらい進化したか知りたい
なんて方は是非購入してみて欲しい。
iPadを購入する
「iPad」はAmazon・家電量販店・大手キャリアなど幅広く販売されていますが、在庫・納期面で一番おすすめは、Appleでの購入です。
Wi-Fi+Cellular版はAppleではSIMフリー、キャリア版はSIMロックされていますが、条件を満たせばSIMロック解除できます。
キャリアで購入するなら、契約事務手数料が「無料」のオンラインショップがおすすめ!
取り扱い店舗 | Wi-Fi版 | Wi-Fi+Cellular版 |
---|---|---|
Apple Store | ○ | ○ |
大手キャリア | × | ○ |
Amazon | ○ | × |
家電量販店 | ○ | × |
iPadはどのモデルのコスパが高い?
正直ショック受けるくらい、処理スピードに差がない割に、値段はProの半額以下ですからね。
あと、SoftBank・Y!mobileユーザーは条件を満たせば、Yahoo!ショッピングで買うと「最大20%還元」なのでお得!
店舗 | タイプ | 定価(税込) | 値引き | 実質価格 |
---|---|---|---|---|
Apple Store | Wi-Fi | 39,800円 | - | 39,800円 |
Wi-Fi + Cellular | 56,800円 | - | 56,800円 | |
Amazon | Wi-Fi | 39,800円 | 398ポイント | 39,4027円 |
Wi-Fi + Cellular | - | - | - | |
ビックカメラ.com | Wi-Fi | 39,800円 | 398ポイント | 39,4027円 |
Wi-Fi + Cellular | 56,800円 | 568ポイント | 56,232円 | |
ドコモオンラインショップ | Wi-Fi | - | - | - |
Wi-Fi + Cellular | 60,984円 | - | 60,984円 | |
auオンラインショップ | Wi-Fi | - | - | - |
Wi-Fi + Cellular | 58,320円 | - | 58,320円 | |
SoftBankオンラインショップ | Wi-Fi | - | - | - |
Wi-Fi + Cellular | 63,360円 | - | 63,360円 |
現役社長ゆうたのiPad仕事術
iPad Proを仕事で使いまくる「ガチiPadユーザー」で、「株式会社松本鉄工 代表取締役」のゆうたさんが、仕事に役立つiPad活用術を紹介する連載記事を、2019年3月から公開しています。
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