コンパクトでハイスペックなスマホが欲しい
- ハイスペックモデルは「大型」
- ミドルクラス以下のモデルは「小型」
スマホはこのような傾向が強いのだが、Appleが発売した「iPhone 12 mini」の影響で、注目を浴びるようになったハイスペックなコンパクトモデル。
実はこの分野で、長年唯一の選択肢となっていたのが「Xperia」。
2020年は、2019年モデルの後継機種として「Xperia 5 II(ファイブ マークツー)」が発売された。
2020年夏モデルとして登場した、Xperia 1 IIの派生モデルという位置付けで、ミラーレス一眼αシリーズと操作性がにているカメラ機能「Photography Pro」を搭載しているのが最大の特徴。
この記事では「Xperia 5 II SO-52A」について、以下を紹介しようと思う。
- 並行販売されるXperiaシリーズとの機能比較
- αシリーズの操作性に寄せた「Photography Pro」
- Xperia 5 IIの良いところ・イマイチなところ
本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています。
SONY「Xperia 5 II(ファイブ マークツー) SO-52A」の概要
SONY「Xperia 5 II SO-52A」は、2020年11月12日に2020年冬モデルとして発売された。
- 夏モデルはハイスペックモデル
- 冬モデルはコンパクトハイスペックモデル
というリリースペースに2019年から変わったので、例年通りといえるだろう。
コンパクトモデルにありがちなのは、大画面のハイスペックモデルよりもスペックを機能が劣ることが多いが、Xperia 5はスペックはXperia 1のスペックはほぼそのままで、コンパクトになったモデル。
サイズ感としては近いミドルクラスは「Xperia 10 II」を発売しており、「プロ向け機能の有無」を差別化要素としているようだ。
なお、「SO-52A」はドコモ向けの型番で、この記事ではドコモ版を紹介するのだが、他社でも、以下の製品名で販売されている。
- ドコモは「Xperia 5 II SO-52A」
- auは「Xperia 5 II SOG02」
対応周波数など多少の違いはあるが、基本的に同じ製品と理解して欲しい。
スペック概要としては以下の通り。
ディスプレイ | 約6.1インチ(Full HD+有機EL) |
---|---|
バッテリー容量 | 4000mAh |
プロセッサ | Snapdragon 865 |
内蔵メモリ(RAM) | 8GB |
内蔵メモリ(ROM) | 128GB |
アウトカメラ | 広角:1220万画素 超広角:1220万画素 望遠:1220万画素 |
インカメラ | 800万画素 |
テレビ機能 | × |
おサイフケータイ | ○ |
急速充電 | ○ |
ワイヤレス充電 | × |
生体認証 | 指紋 |
サイズ | 158(高さ) × 約68(幅) × 約8.0(厚み) mm |
重量 | 163g |
通信速度(受信時最大) | 5G:4.2Gbps 4G(LTE):1.7Gbps |
通信速度(送信時最大) | 5G:218Mbps 4G(LTE):131.3Mbps |
販売価格はドコモの場合「99,000円」。
ハイスペックスマホなので価格もかなり高いが、「スマホおかえしプログラム」で購入することで、2年間の支払いは「66,000円」となる。
- docomo:スマホおかえしプログラム
- au:かえトクプログラム
- SoftBank:トクするサポート+
モデル名 | docomo | au | SoftBank | |||
---|---|---|---|---|---|---|
定価 | 実質価格 | 定価 | 実質価格 | 定価 | 実質価格 | |
Xperia 5 II SO-52A | 99,000円 | 66,000円 | 109,425円 | 63,825円 | 115,200円 | 57,600円 |
ドコモのスマホと言えば「高い」
というのが昔からのイメージだと思うが、2019年夏モデル以降は価格を押さえており、実は一番安かったりする。
- 公式ショップだから安心して購入できる
- 機種変更は「モバイル回線からの注文のみ可能
Xperia 1 IIとXperia 5 IIの違い
2019年モデルの「Xperia 5」以来、大画面モデルの「Xperia 1を小さくしただけ」という仕様にしている。
実はほかにも細かい違いはあるのだが、ピックアップして比較すると以下。
Xperia 1 II | Xperia 5 II | |
---|---|---|
ディスプレイ | 6.5インチ 4K HDR有機EL | 6.1インチ フルHD+ HDR有機EL |
解像度 | 1644×3840ピクセル | 1080×2520ピクセル |
サイズ | 166(高さ) × 約72(幅) × 約7.9(厚み) mm | 158(高さ) × 約68(幅) × 約8.0(厚み) mm |
重量 | 181g | 163g |
アウトカメラ | 広角:1220万画素 超広角:1220万画素 望遠:1220万画素 ToFカメラ |
広角:1220万画素 超広角:1220万画素 望遠:1220万画素 |
ディスプレイが小さくなったので、本体サイズや重量が軽くなったのは当然として、地味だがカメラ性能が少しだけスペックダウンしている。
「ToFカメラ」が省かれた感じだが、その他はほぼ変わらず。
このため機能的な部分については、Xperia 1 IIのレビュー記事を参考にして欲しい。
開封レポート
簡単な開封レポートを。
最近のXperiaはどのモデルも、簡易パッケージ……。
蓋をあけると、本体がドーンとお目見えして終了!
本体をチェック。
大型化と共に、ラウンドフォルムを採用するスマホが増えたが、Xperiaはスクエア型でスッキリとしたデザイン。
代わり映えがしないと言えばそうだが、これこそがXperiaだと僕は思う。
側面はステンレス、背面は「ガラス」コーティングされており、高級感がある。
四方からチェック。
上部には「3.5mmステレオミニプラグ(イヤホンジャック)」を搭載している。
「完全ワイヤレスイヤホン」も普及したが、バッテリーを気にせず使えるし、長年愛用しているヘッドホンなどが変換アダプタなしに利用できる。
充電端子は「USB-Type C(USB-C)」を採用している。
USB Power Delivery(USB-PD)による、急速充電にも対応。
以下の記事は「iPhone 8」での検証事例だが、USB-PDによる充電は圧倒的に早いので是非使って欲しい。
SIMカードスロットは本体左側面にあり、micro-SDカードスロットと共有。
nano-SIMのシングルスロットでデュアルSIMには非対応。
「Xperia 5 II」は本体側面に、指紋認証センサーを搭載している。
また、側面には「カメラのシャッターボタン」が用意されており、半押しでオートフォーカスが動作するなど、カメラに近い操作体験が得られる。
スマホのメイン機能とも言えるカメラは、広角・超広角・望遠のトリプルカメラ仕様。
高級レンズの代表格「ZEISS Lens」を採用しており、スマホカメラとしては「異例」と思うくらい、力が入っている。
「Xperia 5 II」最大の魅力と言えるのはサイズ感。
幅が約68ミリで持ちやすく、重量も「166グラム」と軽いのが嬉しい。
「Xperia 5 II」のここが凄い!
以降は僕の感想を中心に紹介しようと思う。
僕が触ってみて「Xperia 5 II」の良いなと思ったポイントは、基本的には「Xperia 1 II」と同じ。
- 一眼カメラ「αシリーズ」ユーザーなら使いやすい「Photography Pro」
- 通常のカメラアプリもトリプルカメラ・瞳AF対応で高機能
- 有機ELディスプレイの美しさ
- 「21:9マルチウィンドウ」は意外と使いやすい
詳しくは「Xperia 1 II」のレビュー記事を読んで欲しい。
これに加えてピックアップするとしたら、サイズ感だろうか。
片手でも操作しやすい「サイズ感」が魅力
「Xperia 5 II」は幅が68mmとコンパクトで、非常に持ちやすい。
コンパクトモデルの魅力は「ホールド感」だと思うので、この点は間違いなくメリット言える。
「Xperia 5 II」のここがイマイチ
「Xperia 5 II」を使って、イマイチと感じた点ももちろんある。
これも基本的には「Xperia 1 II」と同じ。重さについてはコンパクトモデルなので解消されている。
- 顔認証に非対応
- サイドセンスメニューが使いづらい
ただ、追加で検証したのが購入したばかりだった「iPhone 12 Pro」との暗所での撮影比較。
僕の撮影スキルが低いという前提はあるものの、思ったよりも違いが大きかったので紹介しておこう。
暗所の撮影は「テクニック」がないと少し難しい
まず以下の写真を見て欲しい。
これがXperia 5 IIの撮影。
これが「iPhone 12 Pro」。- 日が沈んだ頃の倉敷美観地区
- 手持ち撮影
という条件で撮影したのだが、思った以上に画質の違いがあった。
iPhoneでは「ナイトモード」が起動し、キレイに撮影できる。
対して、Xperiaでも「低照度モード」が動作しているが、手振れが目立つ結果に……。
オートでの撮影性能はiPhoneの方が優れていると感じた。
終わりに
- 光沢があり高級感がある
- スペックは十分で、何をしてもサクサク使える
- 日本人好みのコンパクトモデル
- ミラーレス一眼α譲りのカメラ機能
どれをとっても優秀で、とても使いやすいスマホと感じた。
逆にいえば「優等生過ぎる」とも言えるかもしれない。
Androidスマホは、多様なメーカーが販売しており「個性」もある。
SONYの個性は「カメラ」であることは間違いないが、カメラは全てのメーカーが力を入れている分野。
2019年夏にXperia 1を発売以来、ようやく他社をキャッチアップしたが、再び差が開き始めているような気もしてそれが少し気になるところだ……。
- 公式ショップだから安心して購入できる
- 機種変更は「モバイル回線からの注文のみ可能
SONY「Xperia 5 II」を購入する
SONY「Xperia 5 II」」はドコモ、auで販売されています。
SIMフリー版は販売していないため、SIMロックされていますが、条件を満たせば「SIMロック解除」可能です。
キャリアで購入するなら、契約事務手数料が「無料」のオンラインショップがおすすめ!
- docomo:スマホおかえしプログラム
- au:かえトクプログラム
- SoftBank:トクするサポート+
モデル名 | docomo | au | SoftBank | |||
---|---|---|---|---|---|---|
定価 | 実質価格 | 定価 | 実質価格 | 定価 | 実質価格 | |
Xperia 5 II SO-52A | 99,000円 | 66,000円 | 109,425円 | 63,825円 | 115,200円 | 57,600円 |
Androidのおすすめモデル
Androidは様々なメーカーが販売していますが、日本で人気が高いのは長らくSONY「Xperia」・シャープ「AQUOS」・サムスン「Galaxy」の3本柱でした。
しかし近年は、中国メーカーの進出が増え、安くて高性能な高コスパモデルが増えたので勢力図が変わりつつあります。
ハイスペックスマホのレビュー
モデル名 | 販売価格 | ||||
---|---|---|---|---|---|
docomo | au | SoftBank | 格安SIM | SIMフリー | |
Xperia 5 III レビュー記事 |
113,256円 | 121,405円 | 137,520円 | - | - |
Xperia 1 III レビュー記事 |
154,440円 | 178,000円 | 188,640円 | - | 159,500円 |
AQUOS R6 レビュー記事 |
115,632円 | - | 133,920円 | - | - |
Galaxy S21 5G レビュー記事 |
99,792円 | 118,540円 | - | - | - |
Galaxy S21 Ultra 5G レビュー記事 |
151,272円 | - | - | - | - |
ミドルクラススマホのレビュー
モデル名 | 販売価格 | ||||
---|---|---|---|---|---|
docomo | au | SoftBank | 楽天/格安SIM | SIMフリー | |
AQUOS sense6 |
57,024円 | 40,470円 | - | 39,800円 | - |
Xperia 10 III レビュー記事 |
51,480円 | 53,985円 | - | 54,000円 | - |
Xperia Ace II レビュー記事 |
22,000円 | - | - | - | - |
一緒に使いたいおすすめアクセサリ
- 画面保護シート
- USB充電器
- モバイルバッテリー
- 完全ワイヤレスイヤホン
ドコモでスマホを買うならオンラインショップがおすすめ
購入手続きはオンラインショップで行うのがおすすめです。
利用するメリットは、以下のようなものがあります。
- 24時間受付可能
- 2,750円以上の購入で送料無料
- 全手続きで事務手数料が「完全無料」
- キャンペーンが多い
- 公式ショップだから安心して購入できる
- 機種変更は「モバイル回線からの注文のみ可能
ドコモ最新キャンペーンページで詳しく解説しているので、ぜひ参考にしてください!
注目の料金プラン「ahamo」・「5Gギガホプレミア」
2021年3月以降、料金プランが大きく変わります。ほとんどの方はプラン変更する価値があるので理解しておきましょう。
「ahamo」が目立っていますが、1,000円値下げされて、テザリング込みで「データ通信無制限」の「5Gギガホプレミア」はヘビーユーザー要チェックプランです
元携帯ショップ店員の僕も驚くようなプランで、各社同種のプランを出しましたが、以下の記事で詳しく解説しています