2019年5月16日に「ドコモ2019年夏モデル」が発表された。
スマートフォン時代に入りグローバルモデルが増えたため、大半のモデルは発表済み。
ドコモ向けとして改めて発表されているだけなので、発表内容そのものに驚きはない。
- HUAWEI P30 Pro
- Galaxy S10/S1+
- Pixel 3a
- Xperia 1
- AQUOS R3
この辺りは基本的に他社および、直販モデルとなるSIMフリー版と同じ仕様だ。
ただ、分離プラン「ギガホ・ギガライト」の開始と合わせて発売されることもあり、以下の2点に注目が集まっていた。
- 月々サポート・端末購入サポートに変わる、新しい販売方法は?
- 販売価格は?

「ドコモ2019年夏モデル」について、簡単に紹介しようと思う。
目次
「ドコモ2019年夏モデル」の概要・主な特徴

「ドコモ2019年夏モデル」の主な特徴は以下の2点。
- 受信時最大1576Mbpsの高速通信に5機種が対応
- ホーム画面からニュースやお得情報が確認できる、進化した「docomo LIVE UX」に9機種が対応
通信速度の高速化、使い勝手の向上がポイントだ。
正直に言えば、この辺りの競争は既に終結したと思っており、進化するのは嬉しいが、端末購入やキャリア選択の決定打にはならないと思う。

「ドコモ2019年夏モデル」のラインアップ
「ドコモ2019年夏モデル」は以下の通りだ。
- ドコモスマートフォン 8機種
- Google Pixel 1機種
- ドコモケータイ 2機種
- データ通信製品(モバイルWi-Fiルーター) 1機種
- 「Galaxy S10+」東京2020オリンピック限定モデル1機種
個人的に驚いたのは、ドコモケータイが2機種も発表されたこと。
- 公式ショップだから安心して購入できる
- オンラインショップのメリット
- 最新キャンペーンをチェック
- 申込み手順を知りたい方はこちら
ドコモケータイ(ガラケー)が2機種も発売されたことに驚いた

ドコモユーザーには、今でもガラケーユーザーが多い。
主に3G(FOMA)のケータイを使っている人達を、いかにして4Gに移行させるかは経営課題ともいえるだろう。
ここ数年、ドコモケータイといえば「Androidベース」で開発された、シャープ「AQUOSケータイ」の独壇場だった。
僕も実際触ってみてその完成度の高さに驚いたが、ガラケーユーザーはメーカーに対するこだわりが強いと思っている。
つまり、シャープユーザーならすんなり移行するが、NEC・Panasonic・富士通ケータイユーザーは移行をためらってしまう。
そこで、登場したのが富士通「arrows ケータイ F-03L」。

市場がどのように反応するか、注目だと思う。
もう1つのガラケー「SH-03L」は、「AQUOS ケータイ SH-02L」のカメラ無しモデルなので、基本は法人ユーザー向け製品となる。
- 公式ショップだから安心して購入できる
- オンラインショップのメリット
- 最新キャンペーンをチェック
- 申込み手順を知りたい方はこちら
ドコモスマートフォンのラインアップ

では、注目のドコモスマートフォンだが、10モデル発表された。
ドコモはここ数年、ハイスペックモデルとスタンダードモデルのスマホを発売し、スタンダードモデルを「docomo with」として販売している。
しかし、docomo withは分離プラン「ギガホ・ギガライト」の開始に伴い、2019年5月31日で新規受付を停止する。
- どのように棲み分け
- 価格がどうなるのか
これが注目ポイントだったのだが、今回発表されたモデルを分類すると以下のようになる。
分類 | モデル名 | 予定販売価格 |
---|---|---|
ハイスペック | Xperia 1 SO-03L | 103,032円 |
Galaxy S10 SC-03L | 89,424円 | |
Galaxy S10+ SC-04L | 101,088円 | |
AQUOS R3 SH-04L →レビュー記事 | 89,424円 | |
HUAWEI P30 Pro HW-02L | 89,424円 | |
スタンダード | Xperia Ace SO-02L | 48,600円 |
arrows Be3 F-02L | 33,048円 | |
→レビュー記事 | 38,880円 | |
Google Pixel 3a →レビュー記事 | 46,656円 |
- ハイスペックモデルは8万円〜10万円程度
- スタンダードモデルは5万円以下
という感じの棲み分けなのだが、ちょっと驚いた。

2017年11月に発売した、iPhone Xが10万円を超えたことから、スマホの世界でも10万円オーバーの製品が珍しくなくなった。
特に、キャリアが販売するモデルは、ドコモの場合月々サポート・端末購入サポートなどキャリアからの補助があり、「実質価格」と表現されたため、定価はさらに高くなりがちだった。
しかし、2019年夏モデルからは、総務省の指導もあり通信と端末を分離した、通称「分離プラン」が適用されるので、実質価格が使えなくなる。
端末の割高感が増すと、ハイスペックモデルが売れない
そのようなジレンマに陥るわけで、キャリアとしてどのように対応するのかと思っていたが、販売価格そのものをかなり押さえる策をとってきたのは驚きだった。
ドコモいわく「粗利はかなり削った」との話だったが、本当だと思う。

- 公式ショップだから安心して購入できる
- オンラインショップのメリット
- 最新キャンペーンをチェック
- 申込み手順を知りたい方はこちら
スマホのリース「スマホおかえしプログラム」でスマホ代金を抑える

さらに、ハイスペックスマホを買いやすくする秘策をドコモは用意していた。
ある意味今回のサプライズともいえるが、このインパクトはかなり大きい。
「スマホおかえしプログラム」という新しい端末購入方法だ。

このプログラムの利用条件は、とてもシンプルで以下の2つ。
- 36回の分割払いで購入する
- 端末を返却する
こうすることで、24か月目以降に端末を返却すれば、残債(最大12回分)が免除される。

「スマホおかえしプログラム」の対象モデル(2019年夏モデル)

そして、「スマホおかえしプログラム」は対象機種が限定されている。
2019年夏モデルに関して言うと以下のようになる。
分類 | モデル名 | スマホおかえしプログラム | 予定販売価格 |
---|---|---|---|
ハイスペック | Xperia 1 SO-03L | ○ | 103,032円 |
Galaxy S10 SC-03L | 89,424円 | ||
Galaxy S10+ SC-04L | 101,088円 | ||
AQUOS R3 SH-04L →レビュー記事 | 89,424円 | ||
HUAWEI P30 Pro HW-02L | 89,424円 | ||
スタンダード | Xperia Ace SO-02L | × | 48,600円 |
arrows Be3 F-02L | 33,048円 | ||
→レビュー記事 | 38,880円 | ||
Google Pixel 3a →レビュー記事 | 46,656円 |

つまり、このプログラムはハイスペックスマホの割高感を押さえるためにある。
従来、ドコモのスマホは24回払いが基本だった。しかし、今回は36回払いが基本となる。
分割金額としては36回払いの方が当然安くなる
これが「スマホおかえしプログラム」の肝と言えるだろう。
そして、もう1つのポイントが通信と回線は分離しているということ。
このプログラムは、ドコモユーザーであれば利用可能で、最大で2機種まで購入(リース)できる。
従来なら、端末購入は回線と紐付いていた。
- 1回線1機種
- 回線を解約したら、残債をまとめて請求される
これが解約を防ぐ「契約縛り」にも繋がっていたが、「スマホおかえしプログラム」はそれすらなく、ドコモを解約しても端末は使えるし、契約期間内は分割費用を請求される。

- 公式ショップだから安心して購入できる
- オンラインショップのメリット
- 最新キャンペーンをチェック
- 申込み手順を知りたい方はこちら
他キャリアと比較すると「安い」ドコモのハイスペックモデル

ドコモのスマホは高い
これが昔からのイメージであり、事実だった。
ところが、2019年夏モデル以降はこの認識を改めないといけないかもしれない。
前述の「スマホおかえしプログラム」がなかったとしても、端末価格がauやSoftBankと比較すると安い。
複数キャリアで販売されるモデルの価格を比較すると、以下のようになる。
分類 | モデル名 | スマホおかえしプログラム | 予定販売価格 | ||
---|---|---|---|---|---|
docomo | au | SoftBank | |||
ハイスペック | Xperia 1 SO-03L | ○ | 103,032円 | 112,320円 | 136,320円 |
Galaxy S10 SC-03L | 89,424円 | 102,000円 | – | ||
Galaxy S10+ SC-04L | 101,088円 | 114,960円 | – | ||
AQUOS R3 SH-04L | 89,424円 | 99,360円 | 113,760円 | ||
HUAWEI P30 Pro HW-02L | 89,424円 | – | – | ||
スタンダード | Xperia Ace SO-02L | × | 48,600円 | – | – |
arrows Be3 F-02L | 33,048円 | – | – | ||
38,880円 | – | – | |||
Google Pixel 3a | 46,656円 | – | 57,120円 |

まあ、価格は相対的なものであり、ドコモの価格をみて変わる可能性はあるが、ドコモはかなり攻めていると思う。

- 公式ショップだから安心して購入できる
- オンラインショップのメリット
- 最新キャンペーンをチェック
- 申込み手順を知りたい方はこちら
2019年夏モデル注目端末はGalaxy S10とPixel 3a
では、2019年夏モデルで注目の端末はと問われたら、僕は以下の2モデルをピックアップする。
Galaxy S10は指紋認証センサーを画面に内蔵

Galaxy S10/S10+はカメラの性能向上などを売りにしているが、個人的に一番の注目は「指紋認証センサーボタン」を画面に内蔵したこと。
アプローチは異なるが、「HUAWEI P30 Pro HW-02L」でも同様の機能を実現しており、顔認証と指紋認証のハイブリッドが主流になることを感じさせた。
2017年のiPhone X発売以来、全面ディスプレイと顔認証を採用するスマホが増えたが、指紋認証への対応は以下の2パターンだった。
- 指紋認証そのものをやめる
- 指紋認証センサーボタンを本体背面に移動する

なので、Galaxy S10の指紋認証は使ってみたいと思っている。
- 公式ショップだから安心して購入できる
- オンラインショップのメリット
- 最新キャンペーンをチェック
- 申込み手順を知りたい方はこちら
Pixel 3aの注目は「価格」

2018年11月にGoogle「Pixel 3」が発売された。
一部では大歓迎されたし、僕自身も高機能さに驚かされた。

ピュアAndroidが使えるという魅力はそのままで、価格が安いのでこれは注目だと思っている。

- 公式ショップだから安心して購入できる
- オンラインショップのメリット
- 最新キャンペーンをチェック
- 申込み手順を知りたい方はこちら
終わりに

2019年夏モデルは色んな意味で、注目されたのだが端末ラインアップよりも「価格」にかなり驚かされた。
2019年6月からは分離プラン「ギガホ・ギガライト」も始まる。
新しいプランと販売方式のスタート
モバイル業界がどのように変って行くか注目だ。
ただ1つ注意点だが、同時にスタートするが「ギガホ・ギガライト」と「スマホおかえしプログラム」はわけて考えて欲しい。
例えば、旧プランを契約したまま、「スマホおかえしプログラム」でのスマホ購入は可能なので、両者はサービス開始が同じ時期なだけで、直接的な関係はない。

- 公式ショップだから安心して購入できる
- オンラインショップのメリット
- 最新キャンペーンをチェック
- 申込み手順を知りたい方はこちら
ドコモでスマホを買うならオンラインショップがおすすめ
購入手続きはオンラインショップで行うのがおすすめです。
利用するメリットは、以下のようなものがあります。

- 24時間受付可能
- 送料無料(2/28まで全品送料無料キャンペーン中)
- 全手続きで事務手数料が「完全無料」
- キャンペーンが多い
- 公式ショップだから安心して購入できる
- オンラインショップのメリット
- 最新キャンペーンをチェック
- 申込み手順を知りたい方はこちら

ドコモ最新キャンペーンページで詳しく解説しているので、ぜひ参考にしてください!
SIMのみ契約なら「初期費用0円」

分離プランの開始後、SIMのみで契約も可能になりました。

- 公式ショップだから安心して購入できる
- オンラインショップのメリット
- 最新キャンペーンをチェック
- 申込み手順を知りたい方はこちら


- ドコモ料金をdカード払いで2年縛りの違約金1000円が0円に
- ドコモ通信料の節約方法を知りたい方はこちら
20年以上ドコモを契約している管理人が、これまで書いて来たサービスの解説・お得な使い方などを、ドコモカテゴリートップページでは整理して紹介しています。
▼以下の画像をクリック!