「ドコモのツートップ」docomoが売りたい端末を明確にアピールする戦略に変化

昨夜のGoogle I/O基調講演で期待された新型Nexus 7が発表されなくて、ガッカリしたチーですこんばんは。Androidに浮気しようとして、バチが当ったんだろうかw

で、昨日はもう一つ大きな発表があって、docomoの夏モデルが発表された。

スマートフォン、タブレット含めて11機種。今年に入ってスマートフォンのラインアップを絞るとされていたのに、正直どこが?と思ってしまったが、その秘密は売り方に現れるようだ。

docomoの携帯販売方針

スマートフォン時代に入り、SoftBankがiPhoneに対して行った露骨な販売促進策(実質無料やパケット定額料の割引)から、キャリアの携帯販売方法は変わっていった。割賦販売が主流になったというのもあるが、一番大きいのはキャリアがお勧めする・売りたい端末を明確に定義してそこに集中することだと思ってる。

それまではキャリアが売りたい機種(全部入りのハイスペック端末)というのは、値段も高いのが当たり前で、だからこそ露骨なアピールはしなかった(それでも日本ではハイスペックが売れたからだろうが)。ところが、SoftBankは売りたい端末(iPhone)にインセンティブを投入し、安くすることで売上げを伸ばす手法をとった。Appleとの販売契約などの都合があるにしてもかなり露骨で、その後iPhoneを発売したauも同じような流れになった。

そんな中でもdocomoは今までとかわらず、お勧めの高スペック端末を高く売り続けていた。ある意味護送船団方式という感じで、同じような機能を持っている端末であればメーカー関係なしに大体横並びの価格であったことがそれを表している。

春モデルとして発売した「Xperia Z SO-02E」も発表時に一推し端末などとアピールされていたが、価格面では他の端末と大きな違いは無かった。まあ、値段が違わないわりに、高スペックで評価も高いことからかなり売れたようだが(僕の周りでも5人ぐらい買った人がいる)。

インセンティブに差を付ける売り方

そんなdocomoが夏モデルからは売りたいモデルを明確に定義し、端末価格を下げるという手法をとるようになった。「ドコモのツートップ」と銘打った「Xperia A SO-04E」と「GALAXY S4 SC-04E」だ。
docomo2top
画像が微妙にiPhoneの紹介画像をパクった感じがあるが、ダサすぎるというツッコミはさておき、これは大きな変化だ。

夏モデルでは第1グループがSamsungとSONY、第2グループが富士通・シャープ、第3グループがNEC・パナソニックとなり、第1と第3の価格差は3万円以上になった。これでNECのMEDIAS買う人なんてよっぽど物好きとしか言いようがない。第1グループに漏れたメーカーはかなり苦しい状況になるのは目に見えている。

しかしまあ、FOMAのガラケー時代にトップメーカーだったNEC・パナソニックがこのような扱いになるのだから、時代の変化は恐ろしい。「MEDIAS W N-05E」のようにNECは最近玄人好みの端末を出して良くなってきたが、まあ売れるものではない。NEC端末は昔の縁も有り、色々愛着あるんですけどね、、、

夏は“ツートップ”、ドコモ加藤社長の狙いとは – ケータイ Watch


この発言は色々批判もあるようだが、当然の事なので各メーカーはキャリアに売り込んでもらえる端末を作るように頑張るしかないだろう。

ただ、その選定過程は若干疑問が残る感じ。
特に冬モデルで売れまくって入手困難となったAQUOS PHONE ZETAの後継機種「AQUOS PHONE ZETA SH-06E」が、第1グループから漏れたのはかなり謎。どうも、イチオシ端末になるかどうかは「グローバル端末」であるかどうかが重要な要素であるように思える。

何を意識しているか。考えるまでもなくiPhoneだろう、、、

docomoの端末販売戦略の今後は?

docomoのこの施策自体は内部的に半年以上前には決まって、通達も出ていたと思われる。ということは夏モデルは今までの流れで出てきた最後のシリーズとも言えそうだ。この一推し端末は毎回変わるという発言もあったので、今年の冬モデル以降は期待したいものだ。そういう意味で、docomo夏モデルは過渡期端末ともいえ、個人的にはスルー推奨w

まあ、かなりの決断が必要だったと思われるし今後いろんなところに影響はでると思う。多分、1つの賭けだと感じていてそれはやはりiPhoneを意識しているからじゃないかと思う。見方によっては、もしもdocomoがiPhoneを出した場合はこんな感じになるとも取れる。

iPhoneの人気は確実に落ちてきているが、日本におけるブランド力は圧倒的という事実はまだ変わらないし。仮に発売すれば間違いなく第1グループになり、この流れでいけば「今回はiPhoneが一推し端末です」と言えば終わりだ。

他キャリアがiPhoneに対して行っているのと同じ事を、Androidに行った場合どうなるか。これでdocomoのMNP転出超過が全く変わらなかったら、いよいよiPhoneしかないという話になるような気がする。理由はiPhoneだけじゃないけど、流れはそうなるんじゃなかろうか。

メーカーの端末販売戦略は今後どうなる?

以前から今後はスマートフォンラインアップを絞るとdocomoは宣言していたが、この施策によってメーカーも端末乱発が出来なくなるため自然に縮小していくと思われる。その分期待したいのは、端末品質やコンセプトの向上だ。大体、半年に1回微妙にスペック替えたものを出し続けていること自体がおかしくて、新しい端末出すからにはそれらしい価値を提示しないと物好き以外はもはや買わない。

後はもうキャリア経由の販売をやめて、SIMフリーで直販することだろうか。LTEが普及してきて、キャリアに依存せず通信できる環境も整ってきたので。NECやSHARPの端末は直販でも一定の需要があるように思う。

夏モデルで気になる端末

AQUOS_PAD
「AQUOS PAD SH-08E」これしかない!

Nexus 7以外で気になる7インチAndroidタブレットはAQUOS PADだった。フルセグ搭載で、解像度も高く、何より軽い(285g)。正直かなり欲しい。

実は約2年前にMacBook Airを購入した時、キャッシュバック目的だけで契約したXiデータ通信回線がある(5万円のキャッシュバックを受けて、月1,000円で寝かせ中)。夏にこれを音声契約に替えてMNPしようと思っていたのだが、機種変更にしようかと思ってしまう。

先日「おとりかえタブレット割」というのが発表されて、Xperia tablet Zはその対象なのだが、「AQUOS PAD SH-08E」は無理かなぁ、、、

キャンペーン・イベント情報 : おとりかえタブレット割 | NTTドコモ


発売は7月末で、実質負担は2万~3万との事なので、候補にとっておこうかと。端末金額はNexusの3倍くらいになってしまうが、フルセグ受信はちょっと魅力的。

実は我が家ではリビング以外にテレビがないため、たまに見たいとき若干不便なのだ、、、。問題はケーブルレスでも自宅で視聴出来るかだが。

とりあえず今回の夏モデルでは「AQUOS PAD SH-08E」くらいしか気になる端末はなかった。

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