国内キャリアで唯一NFCへの対応を進めているdocomoが対応SIM(ドコモminiUIMカード(ピンク色))を先日リリースした。
SIMカード内にNFC(ype A/B方式)のサービス情報を記録できるものだそうで、日本で普及しているFeliCaとは違う事には注意が必要。NFCは現状海外を中心に普及が見込まれているサービスなので、基本的に日本国内ではあまりメリットはない。
だが、これが国内で普及する、FeliCa搭載おサイフケータイとNFC自体が普及するきっかけになって行けばなぁと思ったり。以下、かなり妄想入ってるがおサイフケータイについて思う事を、、、
おサイフケータイと私
僕がおサイフケータイ対応携帯を最初に購入したのはSH901iCという機種。
2004年に発売した機種なので、おサイフケータイはかなり早い段階で使い始めていたと思う。当時モバイルSuicaもiDもまだ無く、FeliCaといえばEdyという状態だった。なので、地方都市岡山で使えるシーンは、サークルKか空港が中心であまり使えなかった。
ただ、その後コンビニなどでの対応が進みどんどん使えるようになった。なので、おサイフケータイは実は今でもiPhoneと併用しているガラケー(F-03B)で使っているため10年近くのお付き合いだ(現在はiモード契約を解除しているため、解除前にセットアップしてたiD・ANA国内線利用時のSkipサービス・オートチャージ設定しているモバイルSuicaのみ利用可能)。
おサイフケータイの問題点
このサービスは使うと本当に便利なのだが、最大の難点は機種変更時の手続きが「ものすごく」面倒な事。
おサイフケータイの情報は端末に内蔵しているFeliCaチップと紐付いているため、機種変更・故障などによる端末交換など行うとFeliCaチップが変わり再セットアップが必要になる。
ANAとかは会員情報を持ってるだけなのでそれで良いのだが、問題は決済機能を持つiDやモバイルSuica。
機種変更前の端末でサービス登録情報を一旦サーバーに預け(移行手続)、新端末で対応アプリをセットアップする際に情報をダウンロードするというような作業が必要になる。
良くある話が、移行手続を忘れて新端末をセットアップしてしまい、SIMを入れ替えながら作業を行わなければならなくなったという話。それでも以前は一旦旧端末で移行手続きすれば良かったが、最近は機種変更に伴いSIMの形状が変わったりするためそう簡単にいかなくなった。
そうなると、再発行手続きなんて流れになって、まあとにかく面倒くさい。
今まで何度もやっているが、その度におサイフケータイ辞めようかなと思うレベルだ。また、面倒くさいが故に機種変更も二の足を踏んでしまう(ガラケー時代はおサイフケータイ使うようになって機種変ペースがかなり落ちた)。
国内でNFCが普及するか
おサイフケータイを使う人もガラケー時代は特に首都圏だとかなり見かけたが、スマホ対応が遅れた影響もあってか最近は随分減った印象がある。前述の移行手続きの面倒くささもあって、機種変更を機にやめちゃった人も多いのかも知れない(基本カードに戻せば使えるので)。
ただ、NFCという規格のもとでおサイフケータイは再び脚光を浴び始めている。まあ、文句を言えば日本でこれほど普及し、非接触ICの技術と導入ノウハウは日本が最先端だと思うのに、FeliCaをグローバル規格に出来なかった事は本当に残念。
とはいえ、この辺りの事はあまり詳しくないがFeliCaもNFC-Fというオープン規格の上に乗っかる事が可能になったようだ(簡単に言えばNFC-FeliCa間の互換性確保への第一歩かも)。
こうなると、NFC Type A/B方式と同様にSIMの中にユーザー情報を保存できるようになって欲しい。というか、NFCのチップ自体も全てSIMに搭載できるようになってくれたらなぁ。
そうすると何がいいって、ハード的な対応が必要無くなりユーザー情報登録や各種操作を行うアプリだけあれば、iPhoneだろうがAndroidだろうが動く。
iPhoneでおサイフケータイ!
なーんて事は夢のまた夢だよね、、、ただ、SIMを差替えたら別の端末でもすぐ使えるというメリットは大きい。
とはいえ、docomoがNFC Type A/B方式に対応したSIMを出したのは1つのきっかけにはなるかも知れない。おサイフケータイはほんと便利なサービスだけに、もうちょっと導入のハードルを下げて、普及させて欲しいなぁ、、、


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