日本メーカーのフラグシップスマホってどうなの?
かつてガラケーを販売していた日本メーカーの大半が、スマホを販売していた。
しかし、2019年現在残るメーカーは少なく、特にハイエンドの「フラグシップモデル」を販売するメーカーはSONYとSHARPを残すのみとなった。
SONYのXperiaは伝統的にグループ内の技術を集約した、プロ(主にクリエイター)向けを意識したモデル。
対して、SHARPの「AQUOS Rシリーズ」は一般ユーザーでも、便利に使えることを意識したモデルと感じている。
僕のようなガジェット好きで「AQUOS」を使う人はほぼいない。
僕もそう思うが、SHARPのスマホは少しアプローチが違う。
- Pro IGZOディスプレイ(液晶)の搭載
- デュアルカメラだが、1つは「動画専用カメラ」
- 前面に配備した、指紋認証センサー「ボタン」
このようなアプローチは、グローバル展開を考えた場合難しいだろうが、日本人にはマッチした対応だ。
その結果が、2017年・2018年のAndroidスマホ国内販売シェア「No.1」。
この記事では、2019年6月1日に発売されたAQUOSシリーズのフラグシップ「AQUOS R3 SH-04L」のレビューとして、以下を紹介しようと思う。
- AQUOS R2とR3を比較した進化ポイント
- AQUOS R3の良いところ・イマイチなところ
- AQUOSフラグシップモデルの魅力
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シャープ「AQUOS R3 SH-04L」の概要
シャープ「AQUOS R3 SH-04L」は、2019年6月1日に2019年夏モデルとして発売した、「AQUOS R2 SH-03K」の後継モデルだ。
「SH-04L」はドコモ向けの型番で、この記事ではドコモ版を紹介するのだが、他社でも販売されている。
- ドコモは「AQUOS R3 SH-04L」
- auは「AQUOS R3 SHV44」
- SoftBankは「AQUOS R3」
対応周波数など多少の違いはあるが、基本的に同じ製品と理解して欲しい。
スペック概要としては以下の通り。
ディスプレイ | 6.2インチ(Pro IGZO液晶) |
---|---|
バッテリー容量 | 3200mAh |
内蔵メモリ(RAM) | 6GB |
内蔵メモリ(ROM) | 128GB |
アウトカメラ | 静止画:1220万画素 動画:2010万画素 |
インカメラ | 1630万画素 |
サイズ | 156(高さ) × 約74(幅) × 約8.9(厚み) mm |
重量 | 185g |
LTE通信速度(受信) | 最大1576Mbps |
LTE通信速度(送信) | 最大131.3Mbps |
販売価格はドコモの場合「89,424円」。
「スマホおかえしプログラム」で購入することで、2年間の支払いは「59,616円」となる。
フラグシップモデルなので価格はそれなりに高いのだが、au版・SoftBank版と比較すると安価だ。
モデル名 | 予定販売価格 | ||
---|---|---|---|
docomo | au | SoftBank | |
AQUOS R3 SH-04L | 90,288円 | 90,720円 | 95,040円 |
- 公式ショップだから安心して購入できる
- 機種変更は「モバイル回線からの注文のみ可能
旧モデル「AQUOS R2 SH-03K」と比較した進化のポイント
AQUOS R3は、2018年に発売した「AQUOS R2」の後継モデルにあたる。
1年振りに発売したフラグシップスマホということで、様々なスペックが進化している。
主な進化ポイントは、以下だろうか。
- 10億色の表現力と2倍の明るさを実現した、Pro IGZOディスプレイ搭載
- ワイヤレス充電に対応
- 有機ELで多いアンビエント表示の簡易版「30分感の時計・通知の常時表示」に対応
- 指紋認証に加えて、顔認証にも対応
近年のスマホは有機ELディスプレイが多いのだが、有機ELの強みは色の鮮やかさと、アンビエント表示(常時表示)だと思っている。
AQUOSシリーズは、「液晶のSHARP」ということで今回も「IGZOディスプレイ(液晶)」を搭載しているが、応答速度の速さなど液晶の強みを活かしつつ、有機ELの強みをキャッチアップするアプローチを取っている。
開封レポート
簡単な開封レポートを。
パッケージは黒基調の高級感ある作りとなっている。
箱を開けるとさらに化粧箱が登場する形だった。
- 外箱はキャリア毎に分ける
- 内箱となる化粧箱はキャリア共通
このように棲み分けているのだろう。
同梱品は以下。
- 本体
- テレビアンテナケーブル
- SIM取り出しツール(試供品)
- クイックスタートガイド
本体をチェック。
AQUOS R3は本体前面に、指紋認証センサーセンサーを搭載している。
背面の素材は「ガラス」となっており、これは恐らく「ワイヤレス充電」に対応するためだろう。
四方からチェック。
充電端子は「USB-Type C(USB-C)」を採用している。
側面の素材はアルミニウムで、ポリカーボネートだった「AQUOS sense2」と比較すると、かなり高級感がある。
「AQUOS R3」では、右側面に「Googleアシスタントキー」を搭載し、声での操作が便利になった。
また、特筆すべき点として「3.5mmステレオミニプラグ(イヤホンジャック)」を搭載している。
iPhoneをはじめ、近年のスマホはイヤホンジャックを廃止し、「完全ワイヤレスイヤホン」を使う形を推奨している印象が強いので、長年愛用しているオーディオ機器が使いたい人には嬉しい仕様だ。
スマホのメイン機能とも言えるカメラは、デュアルカメラを採用しているが、2つ目のカメラは「動画専用」。
僕が今使ってる「iPhone XS Max」と比較すると、6.2インチ液晶ということで、若干コンパクト(iPhone XS Maxは6.5インチ有機EL)。
しかし、フラグシップモデルということで、それなりに「でかい」のだが、側面のアルミニウム素材が手にフィットし、とても持ちやすい。
- 公式ショップだから安心して購入できる
- 機種変更は「モバイル回線からの注文のみ可能
「AQUOS R3」のここが凄い!
僕が触ってみてAQUOS R3の良いなと思ったポイントは、以下の6点だ。
- 液晶でも有機ELよりキレイ!Pro IGZOディスプレイ搭載
- 30分間のアンビエント表示(画面OFF時の通知・時計表示)に対応
- デュアルカメラとして動画専用カメラを搭載
- 動画を撮りながらAIで「いい感じの」写真を撮る
- 顔認証と指紋認証に両方対応
- 調べ物が簡単!カメラアプリから「Googleレンズ」が起動できる
液晶でも有機ELよりキレイ!Pro IGZOディスプレイ搭載
2017年に発売した「iPhone X」以来、スマホのディスプレイは有機ELが主流となった。
各社進化ポイントとして有機ELの採用をアピールしたため、
有機EL > 液晶
という図式ができたように思う。
テレビの世界でも同じことが言えるのだが、有機ELの特性は画面の美しさ、つまり色の表現力が上がったこと。
最も大きな違いは「黒の再現度」で、発光する場所を細かく制御できる有機ELの優位性はここにある。
しかし、それゆえに各社「色を鮮やかに見せる」傾向が強い。
特にSamsungのGalaxyシリーズは典型的で、Galaxyのイメージで「有機ELは派手」と思う人も多いが、それは違う。
同じ有機ELディスプレイでもiPhone Xシリーズが、液晶と比較して色合いが変わらないのが何よりもの証拠で、色合いは「メーカーの個性」だ。
AQUOS R3はPro IGZOディスプレイを搭載しているのだが、最大の特徴は色の表現力が上がったこと。
前モデルAQUOS R2とディスプレイのみを比較すると、以下のような感じだ。
AQUOS R2 | AQUOS R3 | |
---|---|---|
パネルの種類 | IGZOディスプレイ | Pro IGZOディスプレイ |
色表現力 | 約1,677万色 | 約10億色 |
画面サイズ | 約6.0インチ | 約6.2インチ |
解像度 | 3,040×1,440ドット | 3,120×1,440ドット |
そう思う方は多いだろうし、僕もそう思う。
実際のところ、解像度は異なるが色表現力は同じである「AQUOS sense2」と比較しても、分かるものではない。
目につくのは「明るさの違い」だけだろう。
だが、初めて手にしたとき、感覚的に「美しい」と感じるのではないかと思う。
ちょっと見たら慣れてしまうんだけど、「今までと違う」という感覚。
30分間のアンビエント表示(画面OFF時の通知・時計表示)に対応
しかし、どれだけ高画質になっても、有機ELと液晶を比較して、液晶がどうしてもできないことがある。
アンビエント表示(常時表示)
ガラケーの時代に「モノクロのサブ液晶」が流行ったことがあるが、パネル全体が発光することで表現するカラー液晶は、バッテリー消費との絡みで常時表示が難しい。
- 有機ELは「部分的に発光」
- 液晶は「全体が発光」
当然後者の方がバッテリー消費は早いわけで、バッテリ駆動が基本のスマホで、液晶が有機ELにどうしても勝てない分野だ。
逆に、有機ELは部分発光が可能なので、モノクロ液晶のように時計や通知を常時表示できる。
Androidでは「アンビエント表示」という機能名で一般的になっている。
元祖は、Galaxyシリーズの「Always On Display」だった。
しかし、いつの間にか「アンビエント表示」という機能名になり、「Pixel 3」をはじめ、有機EL搭載のAndroidでは標準的な機能となっている。
この機能を「AQUOS R3」は擬似的に実現している。
「擬似的」と表現したのは理由があり、液晶の特性そのものは解消がしようが無いので、
スリープ後「30分間」アンビエント表示する
という形の機能だ。
「設定→ディスプレイ→アンビエント表示」という流れで設定できる
バッテリー消費との「落とし所」だったのだろう。実際、僕が使ってみた感じバッテリー消費が著しく悪くなった印象はない。
「30分制限」がある以上、完全ではないし、設定のON・OFFはできても、表示時間の変更もできない。
ツッコミどころは多いが、SHARP的には「かなり頑張った機能」であろうことが想像される。
ただ、僕は個人的に使っている「Pixel 3」でこの機能を使っているし、ないよりはあった方が絶対便利だと思う。
デュアルカメラとして動画専用カメラを搭載
近年のスマホカメラと言えば、カメラの数を増やすことで高画質化競争が活発化してる。
この流れは、「iPhone 7 Plus」のデュアルカメラとポートレートの衝撃から始まり、以来カメラの数は増え続け、「HUAWEI P30 Pro」ではついに4つのカメラを搭載するようになった。
同じく、この分野では遅れていたSONYのXperiaも「Xperia 1」で、一気にトリプルカメラを採用し高画質化競争に加わった。
そう思う方は多いだろう。
僕自身としては、「多いのが正義」と思っていたが、Pixel 3のカメラを見て考えが変わった。
「AQUOS R3」は前モデルR2に引き続き、デュアルカメラを搭載しているが、2つ目のカメラは「動画専用カメラ」。
他社スマホと比較して「劣っている」と言われることもあっただろうが、このアプローチが国内メーカーのフラグシップモデルを発売する、SHARPとSONYの違いだと僕は思った。
動画を撮りながらAIで「いい感じの」写真を撮る
SHARPとSONYのフラグシップモデルに対する考え違いは何か?
それは、写真の撮り方だ。
僕は2019年現在、6歳と4歳の子どもがいるのだが、子どもの写真は今やスマホで撮ることが圧倒的に多い。
で、数年経って見返した時、情報量が圧倒的に多いのは「動画」。
そう思うことが、今となっては結構多いのだが、それは動画よりも写真の方が手軽に撮影できたから。
どちらかの選択になれば「写真」になってしまうのだが、両方同時に撮れれば理想だと思う。
SHARPは2つ目のカメラを動画専用として、高スペックなカメラを搭載すると同時に、以下の機能を搭載した。
- AIライブシャッター
- AIライブストーリ
「AIライブシャッター」は、動画を撮りながら「いい感じ」の写真を撮る機能。
「AIライブストーリ」は、動画を撮ってその中から「いい感じ」のショートムービーを作る機能。
どちらも、動画撮影が起点になっている。
以下は「倉敷とことこ」の取材時に撮影した、ガラス作家さんの作業を撮影したもの。
基本はAI任せだが、「10秒に1回」くらいのペースで写真がポコポコできあがる。
動画の中から生成した写真なので、動く被写体の場合ブレることも多いが、それなりの精度で写真ができあがるのは面白いし、楽だ。
これはスマホのストレージ(容量・ギガ)が増え、カメラが高画質化した、現在らしいアプローチで理にかなっていると思う。
- 一眼レフ「α」シリーズの技術を盛り込み、「いい写真が撮れる」カメラがXperia
- 動画を撮りながら、「いい感じの写真も同時に撮れる」カメラがAQUOS
どちらが良い悪いの話ではなく、国内メーカーのアプローチが異なることが、興味深いし嬉しくもある。
1〜3歳くらいの声・喋り方は、「あの時」しか出ない(笑)
顔認証と指紋認証に両方対応
スマホの認証と言えば、指紋認証という時代は確かにあった。
この分野をリードするのはやはりiPhoneだと思っていて、「iPhone X」が顔認証「Face ID」を採用して以来、従来から採用していたメーカーを含めてAndroidでも顔認証が増えた。
しかし、SHARPはiPhoneのホームボタンに似た「前面に配備する指紋認証センサー」を採用し続けてきた。
個人的にこの指紋認証センサーが一番使いやすいと思っているが、顔認証の手軽さも捨てがたく、ないことはAQUOSの弱みと思っていた。
Androidの顔認証と言えば、かつては認証のたびに「ディスプレイに自分の顔が映る」という、不快感(?)を伴うものだったが、AQUOS R3の顔認証は何も表示されない。
認証すればほぼ一瞬でロックが解除され、快適そのもの!
ただし弊害もあり、「ノッチ」と呼ばれる切り込みが画面上部に入るようになった。
また、iPhoneのFace IDを使って思っていることだが、顔認証には欠点がある。
一番分かりやすいのは「マスクを付けた時に認証しない」ということ(認証したらしたで問題)。
- 一瞬で解除される顔認証
- ディスプレイ側(前面)にある指紋認証センサー
この構成が「最強」であることは、「HUAWEI P20 Pro」を触った時に感じていたが、それを再確認した。
調べ物が簡単!カメラアプリから「Googleレンズ」が起動できる
最後は少しマニアックな機能だが、「Googleレンズ」をカメラアプリから起動できるようになっていることだ。
「Googleレンズ」とは、写真の情報をもとに、それが何か調べてくれる機能。
以下のようなことができる。
- 印刷されたテキストを読み取って、URLにアクセスしたり、文字をコピー&ペーストする
- QRコードやバーコードの読み取り(複数読み取り対応)
- カメラで撮影して、写ったモノ・場所などを検索
利用方法はいくつかあるが、一番便利かつ直感的なのは、カメラに映るものを調べるという使い方。
なんて時にサッと調べられるので便利なのだが、カメラアプリからのGoogleレンズ起動は、「Pixel 3」などGoogle製品くらいしか対応していなかった。
事実、「AQUOS sense2」では対応していなかったが、AQUOS R3では対応した。
特にメーカーはアナウンスしていないが、OSバージョンアップでカメラからGoogleレンズにアクセスできるようになったわけではなく、Googleに申請し認証を得た機種のみが対応する機能。
購入する方は是非使ってみて欲しい。
「AQUOS R3」のここがイマイチ
「AQUOS R3」を使って、イマイチと感じた点はもちろんある。
スマホのフラグシップモデル
価格が高く・画面の大きいことが多いモデルだが、裏を返せば僕のような「ガジェット好きの男性向け」という印象はぬぐえないというのが一番大きいだろうか。
その他にも感じたことをまとめると、以下のような感じだ。
- ゴツゴツした「男らしい」デザイン
- ケーブル・充電器が同梱されない
- 指紋認証センサーの設定が分かりづらい
ゴツゴツした「男らしい」デザイン
AQUOS R3のカラーバリエーションは以下の通り。
- ラグジュアリーレッド
- プラチナホワイト
- プレミアムブラック
イメージカラーは「レッド」のようだが、39歳の僕はどうしてもいいたくなる。
まあ、色合いの話はホワイトなら女性でも抵抗ないかと思うが、ケースを付けず、裸で持つと「角張った感じ」が気になるかもしれない。
もちろんこれは「持ちやすさ」を考慮したもので、引っかかるからホールドしやすいのだが、総合的に「男らしい」デザインという印象はぬぐえない。
ケーブル・充電器が同梱されない
「AQUOS R3」の同梱品は以下。
- 本体
- テレビアンテナケーブル
- SIM取り出しツール(試供品)
- クイックスタートガイド
近年のスマホに多いシンプルな構成。
しかし、「AQUOS R3」の充電端子はAndroidでは主流となった「USB Type-C(USB-C)」が採用されている。
USB-Cケーブルは今や100円ショップでも購入できるが、急速充電規格の「USB Power Delivery(USB-PD)」に対応するケーブルと充電器は、さすがに100均では買えない。
AQUOS R3は「USB-PD」に対応している。
- 本体
- 充電器
- ケーブル(USB-Cケーブル)
これらが全て対応品でないと、大電流を流す「USB-PD」での充電はできない。これを使うことのメリットは、充電速度の速さ。
以下の記事は、iPhoneでの話だが、USB-PDによる充電速度は圧倒的に早い!
ただ、欠点もある。
対応する充電ケーブル・充電機を一式そろえたら、安くても4,000円はかかる
このため、USB-PD対応製品では専用の充電器とケーブルを同梱していることが多く、実際Googleの「Pixel 3」は同梱している。
廉価版と言える「Pixel 3a」においても同様なのだが、フラグシップモデルである「AQUOS R3」では同梱されていない。
廉価版の「AQUOS sense2」ならまあ分かるが、フラグシップモデルでこの対応は少し寂しいなと思う……。
大電流を流すので、下手したら爆発します。「安物」は絶対買わない方がいいよ!
指紋認証センサーの設定が分かりづらい
AQUOSシリーズの指紋認証センサーボタンは、iPhoneのホームボタンのように、ホームキーとして使うことが可能だ。
ただ、デフォルト設定では無効化されている。
Android標準機能が、画面下部のナビゲーションバーに集約されているためかもしれないが、本体前面のボタンを指紋認証センサーとして「だけ」使うのはもったいない。
購入したらホームキーとして使用する設定を、是非有効化して欲しい。
手順としては、以下のような感じとなる。
- 設定を開く
- AQUOS便利機能を選択する
- 指紋センサーを選択する
- 「ホームキーとして使う」を有効化する
ちなみに注意点だが、ホームキーの動作はボタンを押した時では無く、離した時に反応する。
参考程度に動画を掲載しておくが、ちょっと違和感のある動作なので注意して欲しい。
終わりに
実は初めて触った「AQUOSシリーズフラグシップモデル」。
この事実は否定できないが、同じ日本メーカーでもグローバル展開するSONYのXperiaと異なり、SHARPのAQUOS R3は日本人の利用を想定した、「ハイスペックモデル」として仕上がっている。
- Pro IGZOディスプレイ(液晶)の搭載
- デュアルカメラだが、1つは「動画専用カメラ」
- 前面に配備した、指紋認証センサー「ボタン」
このようなアプローチは、グローバル展開を考えた場合難しいだろうが、日本人にはマッチした対応だと思う。
僕はかつてNECのガラケー開発に関わっていたことがあるが、NECがライバル視していたのは「SHARP」だ。
ガラケーの時代から「細かい使い勝手の作り込み」には定評があり人気が高かったが、いわゆるガジェット好きからは「無難すぎる」と言われ、評価が低かった。
その流れは2019年現在も変わっておらず、ガジェット好きで「AQUOS」を使う人をほぼ見ない。
しかし、販売数という評価はその逆だ。
2017年・2018年のAndroidスマホ国内販売シェア「No.1」
正直ちょっと不思議に思っていたが、使ってみてこの理由は納得できた。
派手な機能はないかもしれない。
- 海外メーカーに肩を並べるスペック
- 日本人に合った作り込み
これがスマホ「AQUOS」の強みだと思う。
「SHARPのスマホ?」と思っている方、「AQUOS R3」を一度使ってみて欲しい。
かなり印象が変わると思う。
- 公式ショップだから安心して購入できる
- 機種変更は「モバイル回線からの注文のみ可能
AQUOS R3を購入する
AQUOS R3はドコモなど大手キャリアと格安SIMなど、幅広いキャリアで販売されています。
モデル名 | 予定販売価格 | ||
---|---|---|---|
docomo | au | SoftBank | |
AQUOS R3 SH-04L | 90,288円 | 90,720円 | 95,040円 |
Androidのおすすめモデル
Androidは様々なメーカーが販売していますが、日本で人気が高いのは長らくSONY「Xperia」・シャープ「AQUOS」・サムスン「Galaxy」の3本柱でした。
しかし近年は、中国メーカーの進出が増え、安くて高性能な高コスパモデルが増えたので勢力図が変わりつつあります。
ハイスペックスマホのレビュー
モデル名 | 販売価格 | ||||
---|---|---|---|---|---|
docomo | au | SoftBank | 格安SIM | SIMフリー | |
Xperia 5 III レビュー記事 |
113,256円 | 121,405円 | 137,520円 | - | - |
Xperia 1 III レビュー記事 |
154,440円 | 178,000円 | 188,640円 | - | 159,500円 |
AQUOS R6 レビュー記事 |
115,632円 | - | 133,920円 | - | - |
Galaxy S21 5G レビュー記事 |
99,792円 | 118,540円 | - | - | - |
Galaxy S21 Ultra 5G レビュー記事 |
151,272円 | - | - | - | - |
ミドルクラススマホのレビュー
モデル名 | 販売価格 | ||||
---|---|---|---|---|---|
docomo | au | SoftBank | 楽天/格安SIM | SIMフリー | |
AQUOS sense6 |
57,024円 | 40,470円 | - | 39,800円 | - |
Xperia 10 III レビュー記事 |
51,480円 | 53,985円 | - | 54,000円 | - |
Xperia Ace II レビュー記事 |
22,000円 | - | - | - | - |
一緒に使いたいおすすめアクセサリ
- 画面保護シート
- USB充電器
- モバイルバッテリー
- 完全ワイヤレスイヤホン
ドコモでスマホを買うならオンラインショップがおすすめ
購入手続きはオンラインショップで行うのがおすすめです。
利用するメリットは、以下のようなものがあります。
- 24時間受付可能
- 2,750円以上の購入で送料無料
- 全手続きで事務手数料が「完全無料」
- キャンペーンが多い
- 公式ショップだから安心して購入できる
- 機種変更は「モバイル回線からの注文のみ可能
ドコモ最新キャンペーンページで詳しく解説しているので、ぜひ参考にしてください!
注目の料金プラン「ahamo」・「5Gギガホプレミア」
2021年3月以降、料金プランが大きく変わります。ほとんどの方はプラン変更する価値があるので理解しておきましょう。
「ahamo」が目立っていますが、1,000円値下げされて、テザリング込みで「データ通信無制限」の「5Gギガホプレミア」はヘビーユーザー要チェックプランです
元携帯ショップ店員の僕も驚くようなプランで、各社同種のプランを出しましたが、以下の記事で詳しく解説しています